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私にはヒーローが居る
でも、そのヒーローはいつも遅れてやってくる
今日だって
遅れてやってきた
ほんとに、もうちょっと早く来れないの?
私は図書委員だから新しいく輸入されてきた 本を1冊1冊丁寧に棚に並べていく
夢主
夢主
夢主
夢主
夢主
夢主
夢主
倉庫へ脚立ヲタ取りに行く
夢主
夢主
夢主
そう、ブツブツ言いながら脚立に乗り無事棚に本置くことが出来た
夢主
一先ず安心して脚立から降りようとした時
グラ
バランスを崩し頭から落ちると思い
ギュっと目を瞑った
が予想していた痛みはこないようで恐る恐る目をあけると
男子生徒が下敷きになっていた
emi
emi
やっぱり助けてくれたのは君だったんだね
夢主
夢主
夢主
emi
夢主
スーパーヒーローだから大丈夫なのかな?
また別の日も
今は体育の授業で女子はバスケをしている
ちなみに男子は隣のコートでサッカーをしていた
彼は何処にいるんだろ……
あ、居た居た。 やっぱり彼は文系なのか体育会系には向いていなさそうで 余り試合に参加していなかった
ヒーローなのに運動は苦手なのね(笑)
そんな事を考えているとパスが私に回ってきた
夢主
夢主
あと少しでもぼーっとしていれば小指を折るところだった
そして私はダンクシュートで点の差を縮ませた
夢主
バスケは楽しいけど意外と体力がない 私はすぐに体力がなくなり息が直ぐに切れて 今ははぁはぁ言って呼吸を整えている
「うぉぉぉぉ!!!!」
隣のコートから歓迎が聞こえた
私は気になってちらっと見たら
彼がシュートを決め彼のチームの勝利となっていた
何よ、サッカーできるじゃん(笑)
彼がシュート決めた事に夢中になって 私にパスが回ってきてるのに気づかなくて
突然の痛みに襲われる
夢主
夢主
とっさの自分の判断で 手をグーにしたりパーにしたりしてみるけれど
小指と薬指だけが曲がらない
と言うか、言うことを聞かない
これは2本折れたな…
あ、内出血してるや 結構グロいな……
emi
彼が慌ててこちらに走ってくる
さっきの指が折れたことかな?
いや、でも指輪折れたくらいじゃ人はこんなにも慌てて走らない
て事は、私の後頭部目掛けて何かがきているのか
その何かとはおそらくボールだろうけど 今の私にはそのボールを 受け取ることも出来なければ そのボールから避けることも出来ないであろう。
怖さで目をギュっと瞑る
だけど痛みはいつまでたってもこなかった
emi
ほら、やっぱり君が助けてくれた
君は優しいね
まるでスーパーヒーロー見たいだ
夢主
emi
夢主
彼は私の折れてない方の手を掴み早足で歩き出す
夢主
emi
夢主
emi
夢主
emi
夢主
ほんとに、貴方はどこまで優しいの?
今日は雨だった
夢主
夢主
夢主
こんな時に彼が居ればな……
なんて、くだらない事を考えながら私は家へ帰る道を走った
コンビニの前を通る時私は2つの選択肢に悩まされた
夢主
夢主
と言う判断で傘を買うのは辞めた
夢主
夢主
夢主
すると遠くから声が聞こえた
私の名前を呼ぶ声
私は勢いよく振り返り誰が呼んだのか確認した
emi
夢主
夢主
夢主
emi
emi
emi
夢主
夢主
もうちょっと早く来てくれたらなー
なんてそんな我儘はこころの中に閉まっておいた
修学旅行
今日は修学旅行で今は海には来ている
夢主
何処を見てもみんな水着を着ている
まぁ。当たり前か
「ねぇ、そこのおねーさん」
夢主
「そうそう、俺らと一緒にあそこで食べない?」
「いっぱい奢るよ?」
夢主
「え〜、別に良くない?」
ギュ
うわ、腕時計掴まれたや…… 払い用がないな…クソッ
夢主
夢主
夢主
夢主
「そんなのただの脅しでしょ?おねーさん可愛い〜☆」
夢主
その時ナンパ男が殴られた
夢主
夢主
emi
emi
夢主
「…ちっ」
男は舌打ちをして走り逃げていった
emi
夢主
emi
emi
夢主
emi
今日は記念日
今日初めて彼に呼び出された
やば……元ヤンってズットこころの中でネタにしてるのバレた?
夢主
emi
emi
夢主
emi
emi
emi
夢主
emi
emi
emi
emi
emi
emi
emi
いつまで待たせてるの?
知ってるのそんなの最初から
君との出会ったあの幼き頃から私は待ってたんだよ
もう……
夢主
emi
夢主
夢主
夢主
emi
夢主
夢主
夢主
emi
夢主
emi
夢主
emi
夢主
end♡