TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

書きたい小説集め

一覧ページ

「書きたい小説集め」のメインビジュアル

書きたい小説集め

5 - スーパーヒーローは遅れてやってくる

♥

5

2021年12月12日

シェアするシェアする
報告する

私にはヒーローが居る

でも、そのヒーローはいつも遅れてやってくる

今日だって

遅れてやってきた

ほんとに、もうちょっと早く来れないの?

私は図書委員だから新しいく輸入されてきた 本を1冊1冊丁寧に棚に並べていく

夢主

これは、309だから上の方かな

夢主

えっと、300の棚は……

夢主

夢主

ここか

夢主

えっと次は、562か

夢主

560って上の方じゃなかったけ?

夢主

ミニ脚立ガいるなぁ

倉庫へ脚立ヲタ取りに行く

夢主

うわ、なんでこんなにも古いの?

夢主

絶対乗ったら折れそう…(脚立の脚が)

夢主

まぁ、一瞬だから大丈夫かな

そう、ブツブツ言いながら脚立に乗り無事棚に本置くことが出来た

夢主

ほっ…本当に折れるかと思ってたや

一先ず安心して脚立から降りようとした時

グラ

バランスを崩し頭から落ちると思い

ギュっと目を瞑った

が予想していた痛みはこないようで恐る恐る目をあけると

男子生徒が下敷きになっていた

emi

いててて…

emi

怪我は無いですか?

やっぱり助けてくれたのは君だったんだね

夢主

…うん、大丈夫

夢主

それより、貴方は大丈夫なの?

夢主

私の下敷きになっちゃった見たいだけど…

emi

俺は大丈夫ですし、お気になさらず

夢主

……そう

スーパーヒーローだから大丈夫なのかな?

また別の日も

今は体育の授業で女子はバスケをしている

ちなみに男子は隣のコートでサッカーをしていた

彼は何処にいるんだろ……

あ、居た居た。 やっぱり彼は文系なのか体育会系には向いていなさそうで 余り試合に参加していなかった

ヒーローなのに運動は苦手なのね(笑)

そんな事を考えているとパスが私に回ってきた

夢主

おっと。

夢主

危ない危ない

あと少しでもぼーっとしていれば小指を折るところだった

そして私はダンクシュートで点の差を縮ませた

夢主

ふぅー…

バスケは楽しいけど意外と体力がない 私はすぐに体力がなくなり息が直ぐに切れて 今ははぁはぁ言って呼吸を整えている

「うぉぉぉぉ!!!!」

隣のコートから歓迎が聞こえた

私は気になってちらっと見たら

彼がシュートを決め彼のチームの勝利となっていた

何よ、サッカーできるじゃん(笑)

彼がシュート決めた事に夢中になって 私にパスが回ってきてるのに気づかなくて

突然の痛みに襲われる

夢主

ッ!?

夢主

(指折れた…?)

とっさの自分の判断で 手をグーにしたりパーにしたりしてみるけれど

小指と薬指だけが曲がらない

と言うか、言うことを聞かない

これは2本折れたな…

あ、内出血してるや 結構グロいな……

emi

夢主さん!!!!

彼が慌ててこちらに走ってくる

さっきの指が折れたことかな?

いや、でも指輪折れたくらいじゃ人はこんなにも慌てて走らない

て事は、私の後頭部目掛けて何かがきているのか

その何かとはおそらくボールだろうけど 今の私にはそのボールを 受け取ることも出来なければ そのボールから避けることも出来ないであろう。

怖さで目をギュっと瞑る

だけど痛みはいつまでたってもこなかった

emi

……危なかった

ほら、やっぱり君が助けてくれた

君は優しいね

まるでスーパーヒーロー見たいだ

夢主

ありがとう

emi

指2本折れたんですよね?

夢主

?えぇ

彼は私の折れてない方の手を掴み早足で歩き出す

夢主

え、ちょっと、どこ行くの!

emi

保健室ですよ

夢主

…保健室?

emi

……本当に2本折れてますね

夢主

まぁね

emi

包帯と固定版やっときますね

夢主

ありがとう

ほんとに、貴方はどこまで優しいの?

今日は雨だった

夢主

あ、雨……

夢主

傘もってくるの忘れたや…

夢主

私の家近いし濡れて帰るしかないか。

こんな時に彼が居ればな……

なんて、くだらない事を考えながら私は家へ帰る道を走った

コンビニの前を通る時私は2つの選択肢に悩まされた

夢主

んー……傘を買うべきかそのまま濡れて帰るか

夢主

でも、もう既に濡れてるから今更傘買ったところで同じか

と言う判断で傘を買うのは辞めた

夢主

ヘックチ(くしゃみ)

夢主

やば、風邪ひいた……?

夢主

まだ家についてないのに……

すると遠くから声が聞こえた

私の名前を呼ぶ声

私は勢いよく振り返り誰が呼んだのか確認した

emi

夢主さん!

夢主

あ、貴方!

夢主

何故ここに?

夢主

君もこっちなの?

emi

あ、はい

emi

あと、良かったら傘入りますか?

emi

女性の体は冷やしてはいけないらしいし

夢主

あはは、ありがとう

夢主

遠慮なく入らせてもらうね^^*

もうちょっと早く来てくれたらなー

なんてそんな我儘はこころの中に閉まっておいた

修学旅行

今日は修学旅行で今は海には来ている

夢主

海だー!!

何処を見てもみんな水着を着ている

まぁ。当たり前か

「ねぇ、そこのおねーさん」

夢主

え、私ですか?

「そうそう、俺らと一緒にあそこで食べない?」

「いっぱい奢るよ?」

夢主

え、いや、別に大丈夫です

「え〜、別に良くない?」

ギュ

うわ、腕時計掴まれたや…… 払い用がないな…クソッ

夢主

ほんとに辞めてくれませんか?

夢主

迷惑なんですけど

夢主

警察でもなんでも呼びますよ?

夢主

良いんですか?

「そんなのただの脅しでしょ?おねーさん可愛い〜☆」

夢主

いや、本気ですから

その時ナンパ男が殴られた

夢主

!?

夢主

な、なぐ……なぐ?!

emi

俺の連れに何してるん?

emi

こう見えても俺元ヤンやから喧嘩は負けへんで?

夢主

え、元ヤン?!

「…ちっ」

男は舌打ちをして走り逃げていった

emi

怪我はないですか?

夢主

元ヤン……元ヤン……(ブツブツ

emi

あはは、あれは脅しですよ

emi

半分は^^*

夢主

え、半分はホントなの……

emi

そうなりますね

今日は記念日

今日初めて彼に呼び出された

やば……元ヤンってズットこころの中でネタにしてるのバレた?

夢主

……なんのゴヨウデショウカ

emi

なんでカタコトなですか(笑)

emi

実は貴方に伝えなきゃいけない事が有りまして

夢主

伝えなきゃいけない事……?

emi

はい

emi

実は俺……

emi

貴方に惚れてたんです!

夢主

……え?

emi

ずっとずっと前から

emi

ドジをする貴方が好き

emi

失敗してもくじけない貴方が好き

emi

俺には貴方しか居ません

emi

もし、宜しければお付き合いしたいのですが……

emi

あ、嫌なら嫌で構いませんよ!

emi

俺はあなたの意見を優先したいので!!

いつまで待たせてるの?

知ってるのそんなの最初から

君との出会ったあの幼き頃から私は待ってたんだよ

もう……

夢主

遅いよ…

emi

え?

夢主

いつまで私を待たせたと思ってるの?

夢主

私はずっとずっと前から貴方を待ってたのに。

夢主

遅いよ、私のヒーローさんは

emi

な、なんかすみません(笑)

夢主

いや、良いよ

夢主

私も貴方を待たせたと思うし

夢主

スーパーヒーローは遅れてやってくる

emi

そうですね(笑)

夢主

今度こそ遅れないでよね…

emi

結婚式は早めにしますね

夢主

え!?

emi

卒業と共に^^*

夢主

もう、やだ〜(笑)

end♡

この作品はいかがでしたか?

5

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚