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雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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第十七話
『独占』
START
北斗
どれくらい、こうしていたんだろう
ゆっくりと唇が離れた瞬間、外の空気を一気に吸い込む
目の前にある京本先輩の顔は、夕陽のせいだけじゃない、明らかな熱を帯びて赤く染まっていた
大我
先輩は、まだ俺の手を握ったまま、少しだけ照れくさそうに、でも愛おしさを隠そうともせずに微笑む
その表情を見た瞬間、さっきまで泣いていたはずなのに、今度は心臓が破裂しそうなほど激しく脈打ち始めた
北斗
情けないくらい震える声で尋ねると、先輩はクスクスと小さく笑って、空いている方の手で俺の頬をそっと撫でた
涙の跡を拭うような、優しい指先
大我
大我
北斗
頬に触れる先輩の手のひらから伝わる体温が、何よりも確かな現実を物語っている
自分がずっと「届かない」と諦めて、胸の奥底に鍵をかけて閉じ込めていた感情が、今、この図書室の片隅で、完全に解き放たれていくのを感じていた
大我
大我
先輩は少し意地悪に目を細めて、俺の言葉をなぞるように囁く
からかわれているのは分かるのに、その瞳の奥には、俺を独占したいというような、強い光が混ざっているのが見えて、背筋がゾクゾクとした
北斗
北斗
拗ねたように視線を逸らそうとすると、掴まれていた右手をキュッと強く引かれる
大我
大我
北斗
大我
大我
少しだけ不満そうに唇を尖らせる先輩の姿は、いつもの『完璧な先輩』ではなく、ただの『恋をする一人の男』だった
その姿が、たまらなく愛おしい
北斗
気付けば、自分でも驚くほどまっすぐな言葉が口から出ていた
先輩の目が見開かれる
北斗
今度は俺の方から、先輩の細い肩を引き寄せるようにして、もう一度、その柔らかい唇に自分のそれを重ねた
さっきよりも少し深くて、熱いキス
図書室に差し込む夕陽は、二人の境界線を完全に溶かし尽くすように、どこまでも眩しく輝いていた
♡ 💬 待 っ て ま す ⌒ ♪
コメント
3件
そのまま結婚しちゃえ((?))
わあ……第18話、読み終えました🖤 図書室の夕陽のシーン、もう、胸がぎゅってなったよ……。お互いに「俺だけを見て」って言い合うの、独占欲がにじんでてすごく良かった。北斗くんが自分から先輩にキスし返すところ、成長したね……ってじーんとしちゃった。京本先輩の「俺だけだよ」の台詞も刺さったなあ。続き、待ってます🦇💗