琥珀
この小説を読んでくださった読者の皆様、ありがとうございます。
琥珀
作者の鹿王院 琥珀です。
琥珀
この小説は以前、私が書いた【環境に汚染される】の続編です。
琥珀
合わせて読んでいただくと、より楽しめる内容になっていますので宜しかったら是非。
琥珀
さて、今回の物語は『死生観』というテーマに沿って話が進んでいきます。
琥珀
ところで、皆様は『死生観』とは何かご存知でしょうか?
琥珀
簡単に言えば生きることや死ぬことについて考えを持つことです。
琥珀
今作では風祭 遊という“ある約束”のため、死にたいけど死ねない女子生徒が登場します。
琥珀
彼女の他にも余命が僅かな女子生徒や自殺未遂を起こしたお嬢様...
琥珀
人を殺すことに何の感情も抱かないメイド、人の死が見たい女教師...
琥珀
個性の強い登場人物達がたくさん出てきますね。
琥珀
その誰もが共通して言えることが、それぞれ自分なりの生や死に対する考え方を持っているということです。
琥珀
そうした考えがぶつかり合い化学反応が起きることでどういった影響があるかを見ていくのも、この物語の面白い点ですよね。
琥珀
登場人物の個性の強さは分かりましたが、今回特に注目したいのは六道 涙と血洗島 桃音の行方です。
琥珀
冒頭でも少し紹介したとおり、【環境に汚染される】にも彼女らは登場します。
琥珀
2人は特別仲が良い訳でも悪い訳でもなかったのですが、“ある出来事”によって片方が一方的な恨みを持ってしまいます。
琥珀
やがて月日が経ち、偶然か運命か2人は再会します。
琥珀
恨みを持つ女と無自覚な女、その因縁の仲がもたらす結末とは...
琥珀
といったように過去の行いも巡り巡って返ってくる(?)ものなんですね、勉強になります。
琥珀
今作のタイトルは【21gを笑う天使】でしたが皆様はこの意味が分かりましたでしょうか?
琥珀
この21gとは何か?
琥珀
それは魂の重さだと言われています。
琥珀
人間は死ぬと3/4オンス(約21g)、体重が軽くなったという実際の実験からそう言われています。
琥珀
しかし、これは一部の被験者の結果であり、実際の実験結果はバラバラであったと言われています。
琥珀
それなのに実験を行なった医師の主張によって、『21gは魂の重さだ』という文言だけが有名になってしまったのです。
琥珀
では“天使”とは何を指すのか?
琥珀
それは作中の登場人物のことです。
琥珀
命について、死生観について考える登場人物達を天使に置き換えています。
琥珀
ここで疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
琥珀
“魂の重さを笑う登場人物達”ってどういうこと?と。
琥珀
これは作中の血洗島 桃音の発言を思い出してください。
琥珀
He laughs best who laughs last.
琥珀
“最後に笑う者が最もよく笑う”、最後まで油断するなよという意味のイギリスのことわざです。
琥珀
今作では、自らに課された運命に抗い、最後の最後に笑っていればいいねという意味だと考えていただければ結構です。
琥珀
果たして登場人物達は最後に笑っていたか?笑っていなかったか?
琥珀
どちらにせよ本人達にとってそれが最善の選択であったのならば、それは笑顔関係なく素晴らしい結末であると私は思います。
琥珀
また【21gを笑う天使】は別の意味もあって...
琥珀
本来、天使は性別や自我のない愛や光の道へ導く神の使者(他にもある)です。
琥珀
その天使が21gという魂を笑う、天使とは真逆のような姿が表されています。
琥珀
そういった皮肉(といっていいのか?)も込められたタイトルになっています。
琥珀
しかしながら、誰が天使だったかは読者の皆様自身が決めていただければと思います。
琥珀
天使を決めないというのも面白い選択肢かもしれませんね。
琥珀
もしかして、この物語を読んでいる読者自身が21gに翻弄される登場人物を笑う天使だったり...?
琥珀
ではそろそろ、あとがきを締めくくりたいと思います。
琥珀
あ、言い忘れましたが...
琥珀
自殺幇助(ほうじょ)という、簡単に言えば自殺を勧める行為は犯罪です。
琥珀
周囲にもし自殺を考えている方がいらっしゃったら、決して後押しせず傾聴をしてください。(無理にとは言いませんが)
琥珀
自分では対処ができない場合は専門の相談機関を紹介、または付き添うという方法もあります。
琥珀
人間は生きている中で数多の生死について考えます。
琥珀
各々が導き出した死生観を必ずしも持っているものでしょう。
琥珀
もし死にたくなったら冷静にもう一度じっくり考えてみる。
琥珀
辛くなったら他の人やSNS(黒歴史にならない程度)に書き込むことも良いでしょう。
琥珀
もしそれでも、死にたいという気持ちが消えないのであれば、それはその人自身が選んだ選択なので仕方ありません。
琥珀
え?止めないの?って...
琥珀
本当に死にたい人は誰にも相談せず、SNSにあまり書き込まず、ひっそりと死にます。
琥珀
他人に伝えたり、書き込んだりする人は構ってもらいたいのだと思います。
琥珀
本当に死ぬ勇気はそんなにないと思います。
琥珀
これは自殺幇助ではなく、諦めです。
琥珀
大人になれば何をするのも責任がついてくるように、死にたければ死ぬ。生きたければ生きる。そんなものです。
琥珀
他人がSNSのフォロワーが何を言ったとしても、死にたいという気持ちはその人自身のものです。
琥珀
誰にも邪魔することができない、その人自身が作り上げた権利です。
琥珀
その権利を侵害することなんて生きている我々にはできないです。
琥珀
死にたいというのは逃げ道ではなく、選択肢です。
琥珀
もちろん生きたいというのも選択肢なようにゆっくりと考えていけばいいのではないかと思います。
琥珀
さて長くなりましたが、この物語を読んでくださった皆様、並びに登場人物達に感謝を申し上げます。
琥珀
来年から私は社会人になります。
琥珀
そのため、小説の投稿にも大きな影響が出る可能性があります。
琥珀
現在、何となくの内容は決まっていますが結末が決まっていない物語が1つあります。
琥珀
その物語の構成を完璧にできたら連載形式で投稿したいと考えています。
琥珀
しかし、それがいつになるのか見当もつきません。
琥珀
そのため読者の皆様にはゆっくりとお待ちいただきたいと思います。
琥珀
話が決まり次第、予告編を投稿し本編に向かいたいと考えています。
琥珀
長期的な目標にはなりますが6月以内には何かしらの発表ができればと思います。
琥珀
以上、鹿王院...あ、そうだ。
琥珀
【21gを笑う天使】の登場人物達をイラストメーカーで作ったので次のページでご紹介します。
琥珀
それで本当に終わります。
風祭 遊
蛇ヶ崎 茜
猫屋敷 瑠流
六道 涙
赤月 雀
贄川 一生
榊原 彼岸
血洗島 刹那
血洗島 桃音
生天目 朔
黄桜 暦
琥珀
以上、鹿王院 琥珀でした






