魚目
蜂塚
魚目
蜂塚
酉本
魚目
領
蛇沼
猫田
蛇沼
猫田
酉本
猫田
蛇沼
蛇沼
時は遡る。
幼い頃、少しの期間だけ 一緒に遊ぶ友達がいた。 その子が よく歌を歌っていたのを思い出す。
それは、 その当時ぼくは上京する前まで 住んでいた田舎の街での 刺激のない毎日に飽き飽きしていた 僕の日常に 彩りを与えてくれるものだった。
そら
そら
そら
そら
そら
そら
そら
そら
そら
そら
その時のぼくは 身体が弱くて、 健康祈願のまじないのために 女の子が着るような真っ白な ワンピースを 着せられていたのだっけ。
だからこの約束はきっと、 彼がぼくを女の子だと思っていたから なんだろうと思う。
その約束をしてから 直ぐに彼は引っ越してしまった。
「絶対忘れない!大きくなっても見つけて迎えに行くから!」 彼の切ない声を今も覚えている。 太陽が眩しい夏の、小さな恋の歌。
猫田
猫田
猫田
叶えられないものだと ずっと思っていた けれど、運命とは不思議なもので
猫田
蛇沼
猫田
猫田
蛇沼
蛇沼
猫田
君はまたぼくを 見つけ出してくれたんだ。