颯斗
永玖
玲
...またダメだった。
いつもこう。
俺が玲くんに話し掛けようとする度に誰かが邪魔する。
…みんなにそんなつもりないのは分かってるけど、 どうしても腹が立つ。
玲
玲くんも玲くんだ。
いっつもああやって永玖にばっか構うし ...俺が話し掛けようとしてんのにも気づかない。
なんだったら俺の方を見ようともしない。
今だって永玖の頭撫でながら笑ってるし。
颯斗
玲
颯斗
でも俺はダンサーだし、会話には混ざれない。
...俺はいつでも玲くんといろんな話をしたいと思ってるけど、玲くんはそんなことないんだろうな。
家でも自室に籠ってること多いし... それは俺もだけど。
俺のこと好きじゃない、 とかではないはずなんだけど。
手繋いだりとかそういうことも嫌がられるわけではないし。
自室に籠ってるのだって仕事してるだけだし。
でも、最近思う。
俺だけの玲くん、 って時間少ないなって。
玲くんと2人だけの仕事も少ないし、
楽屋では”みんなのお兄ちゃん”だし、 最近忙しくて家でも行き違いになってばっかだし。
朝型の玲くんに合わせて 俺も早起きしようとしたことあったけど、無理だった。
俺は夜に仕事を始めると夜更かしする癖あるから...。
永玖
あ、永玖哲汰とこ行った、 今がチャンス!!
颯斗
謙信
玲
...次は謙信。
颯斗
...謙信、玲くんと距離近すぎるし、 俺だって人前ではあそこまで近づかないのに。
きっと収録始まるまで謙信と話してるだろうな...。
颯斗
スタッフ
ワンエン
ほらね、やっぱり謙信とずっと話してた。
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