出会った僕らは

俺が生まれたところは 犯罪者の町だった

あ？今わざとぶつかったよな？

お前だろ、頭が薬で腐ってんじゃねーか

今なんつった！？

殴り合いも、盗みも、違法なものも ここじゃ当たり前だった

だから

あの町が隣にあるなんてほんと最悪だわ

やだ！悪魔が近付いて来た！

この町に近付く人は居なかった

それどころか

犯罪者！人殺し！

このゴミでも食べてりゃいいのさ！

ガツッ

物を投げたりもしてきた

町の中でも俺の扱いはひどかった

おい！お前！

隣町の奴らに近付こうとしただろ！

ボコッ

お前のせいだ！

ドスッボコッ

何もせずとも町の奴らに 八つ当たりされる毎日だった

ガチャッ

…あ？お前急に何のようだ

お前なんかにやる飯はない

とっとと出てけ、クソガキ

俺には家が無いも同然だった

親には場所も食べ物も与えられなかった

ヒュゥー

ドンッドン

ガヤガヤ

俺だって人と笑って過ごしたかったし お腹いっぱい食べたかった

命が無くなりそうな暮らしなんて 今すぐに逃げ出したかった

でも、気付いたら耐えられないから

それを隠し続けた

それでもやっぱり思うんだ

俺は自分の手にナイフを持っていた

これで腹を掻っ捌いてやろうとした

グッ

タタッ

パシッ（MENの手を叩く）

グイッ

ダンッ

ガサッ

俺はあのとき、 優しいぼんさんに救われた

今では本当に感謝してる

でも……あそこですぐに 手を取っていればよかった

ぼんさんを選んでいれば……

こんにちわ

今回の話で分かりづらかったとこ

ぼんさんがMENのナイフを取るとこ

フリー素材使って解説すると

こういうことですね

分かりにくくてごめん…

では！さよなら！