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私は、何を見ていた?

ライラ・アプリコット

、ペトラ、オルオ、エルド、グンタ、

私の足元には、ペトラ達の亡骸が 転がっていた

ライラ・アプリコット

、ごめん、

ライラ・アプリコット

ごめんアル、痛かったのに、苦しかったのに、

私は、見てる事しかできなかった

ライラ・アプリコット

、、空、

目が覚めると、そこには夕焼け空 が広がっていた

リヴァイ・アッカーマン

起きたか

ライラ・アプリコット

へいちょー、

私の後ろには、へいちょーがいた

どうやら、私はへいちょーに後ろから支えられて馬に乗っているようだった

ライラ・アプリコット

私、あのエロ巨人に食われて、

ライラ・アプリコット

エレンは、?

リヴァイ・アッカーマン

傷はもうとっくに治っている、命に別状はない

ライラ・アプリコット

そうカ、

私は自分の拳を握り

ライラ・アプリコット

なぁ、へいちょー、

リヴァイ・アッカーマン

なんだ

ライラ・アプリコット

私、結局何をしたかったんだろうアルナ、

ライラ・アプリコット

ペトラ達が踏み潰されていって、助ける事も出来ず、エレンを守るって言ったのに

ライラ・アプリコット

それどころか、巨人に食われて、へいちょーの手を煩わせたアル、

リヴァイ・アッカーマン

、、、

ライラ・アプリコット

私、何の役にも立っていないネ、!

視界がぼやけていく、ただ罪悪感、後悔が頭の中で渦巻いている

リヴァイ・アッカーマン

、、、

ライラ・アプリコット

!これ、

私の頭に何かが被され、見てみるとへいちょーのマントだった

リヴァイ・アッカーマン

それでも被ってろ
今のテメェのツラはアホ過ぎて見れたもんじゃねぇからな

ライラ・アプリコット

何アルカそれ、

へいちょーは私の頭を軽くポンッ と叩き

ライラ・アプリコット

リヴァイ・アッカーマン

お前は誇って良い

ライラ・アプリコット

え、?

リヴァイ・アッカーマン

エレンが言っていたぞ、お前が指示を出してくれたおかげで
軽症で済んだってな

ライラ・アプリコット

エレンが、

リヴァイ・アッカーマン

だから、お前は役立たずなんかじゃねぇ
俺が保証してやる

ライラ・アプリコット

!へいちょー、

ライラ・アプリコット

、たまには三十路も良い事言うアルナ

リヴァイ・アッカーマン

テメェ、後で蹴り飛ばすからな

ライラ・アプリコット

、ありがとうネ

リヴァイ・アッカーマン

、、、

へいちょーの顔は見れなかったが、私はただ安らかな気持ちだった

そして、私達調査兵団は街へついた

街に着くと、へいちょーは 馬から降り、リードロープを 引いた

「朝より人数が減ってんな、」 「ただの無駄死が増えただけかよ」

ライラ・アプリコット

、、、

私はフードを深く被った

ペトラ達は、無駄死なんかじゃない、ちゃんと意味のある死だった

その時

ペトラの父

リヴァイ兵長殿ー!

一人の男性がへいちょーに 駆け寄った

ペトラの父

娘が世話になっております

ペトラの父

ペトラの父です

ライラ・アプリコット

!!!

ペトラの、親父さん?

私はペトラから貰った髪ゴムを そっと撫でた

ペトラの父

娘に見つかる前に、話してぇ事が、

ペトラの父

娘が手紙を寄越しましてねぇ、腕を見込まれて貴方に仕える事になったとか

ペトラの父

貴方に全てを捧げるつもりだとか、

ペトラの父

まぁ親の気苦労も知らねぇで、惚けている訳ですよ!

ペトラの父

その、父親としては
嫁に出すのはまだ早いと思って、

リヴァイ・アッカーマン

、、、

ライラ・アプリコット

っ、、

嫁、ペトラ、へいちょーに嫁ぐつもりだったアルカ?

私が、助けていれば、

その時

ペトラの父

!嬢ちゃん、その髪ゴム、

ライラ・アプリコット

、ペトラから、貰ったアル、

私は髪を解き、

ライラ・アプリコット

返すアル、私が持っている資格は無いネ

ペトラの父

、いや、それは嬢ちゃんが持っててくれ

ライラ・アプリコット

ペトラの親父さんは、持っていた髪ゴムの手を再び握らせ、 私の胸へと返した

ペトラの父

それは、ペトラが嬢ちゃんにあげたものだ

ペトラの父

俺如きが取り上げる資格ねぇよ

ライラ・アプリコット

っ、!ごめん、ごめんなさいアル、!!

リヴァイ・アッカーマン

、、、

その後、今回の壁外遠征で掛かった費用と損害による痛手は

調査兵団の支持母体を失墜させるには十分であった。エルヴィンを含む責任者が王都に招集されると同時に、

ライラと、エレンの引き渡しが決まった

ライラ・アプリコット

、、、

ジャン・キルシュタイン

、、、

ガタガタと揺れる座り心地の悪い馬車の中、

それは、数日前

ライラ・アプリコット

、、、

壁外調査から、約二日、 私は未だに癒えない傷を治すのに 集中していた

ライラ・アプリコット

、ペトラ、

私はベッドで仰向けになりながら、髪ゴムを眺めていると

アルミン・アルレルト

入るよ、ライラ

ライラ・アプリコット

!アルミン、

扉を開けて入って来たのは アルミンだった

アルミン・アルレルト

傷はどう?

ライラ・アプリコット

明日ぐらいには完治しそうネ

アルミン・アルレルト

そっか

アルミンはベッドの脇に腰掛け

アルミン・アルレルト

、女型の巨人と思わしき人物が判明したよ

ライラ・アプリコット

!マジアルカ!?

正体が分かればこっちのモンアル!

アルミン・アルレルト

、104期生、アニ・レオンハート

ライラ・アプリコット

は、?

アニが、女型?

ライラ・アプリコット

な、何を根拠に、

アルミン・アルレルト

、壁外調査の時、女型は最初からエレンとライラの顔を知っていた

アルミン・アルレルト

そして何より、実験体の巨人、ソニーとビーンを殺したと思うのがアニだからだ

ライラ・アプリコット

な、なんでそんな、

アルミン・アルレルト

あの巨人を殺すのは、かなりの高度な技術を要するから

アルミン・アルレルト

使い慣れた自分の立体機動を使うはずだ

ライラ・アプリコット

だから、検査があったアル、アニは引っかかって無いネ、

アルミン・アルレルト

、あの時アニが出したのはマルコのだ

ライラ・アプリコット

マルコの、?じゃあアニは、死んだマルコの立体機動を出したアル、?

アルミン・アルレルト

そうなるね、

ライラ・アプリコット

、、他に、根拠はあるアルカ?

アルミン・アルレルト

、ない

ライラ・アプリコット

そうカ、

私は髪ゴムを握り

ライラ・アプリコット

やらなきゃ、エレンと私は王政の生贄にされるアルナ?

アルミン・アルレルト

あぁ、アニには悪いけどね

ライラ・アプリコット

分かった、協力するネ

その後、私は作戦について詳しく アルミンから聞かされた

そして、作戦決行日の日

ライラ・アプリコット

アニが、女型の巨人、

信じられない、でも それにしては辻褄が合い過ぎている

ジャン・キルシュタイン

もしアニが女型なんだとしたら、どんな顔で、仲間を踏み潰して行ったんだろうな、

ライラ・アプリコット

、知りたくも無いアル、アニはもう、私達の知ってるアニじゃ無いネ

私は自分の掌を見つめた

女型を殺す、そこに仲間も何も関係無いネ

ジャン・キルシュタイン

お前、なんか変わったか?

ライラ・アプリコット

それを言うならヘタレもアル

ライラ・アプリコット

この前までピーピー喚いていた癖に、

ジャン・キルシュタイン

うっせぇ!それはお前もだろうが!!

ライラ・アプリコット

あんま大声出すんじゃないネ、お前の声特徴的ですぐバレるアル

ジャン・キルシュタイン

テメェが大声を出させているんだろうが!!

その瞬間、遠くの方で黄色い稲妻が落ちた

ライラ・アプリコット

!!あれは、

ジャン・キルシュタイン

なんだ、エレンか?

ライラ・アプリコット

いや、違う、

私は立ち上がり、馬車の上窓を開けた

兵士「なっ、ライラ・アプリコット!動くな!!」

外側から兵士の声がうるさく聞こえた

ライラ・アプリコット

団長!もう良いアルヨナ!?

エルヴィン・スミス

あぁ、頼んだぞ

私は隠し持っていた立体機動を 付け、稲妻の所へ向かった

ライラ・アプリコット

!!

いた、女型だ

ライラ・アプリコット

アニィィィィ!!!

私は腕を引っ掻き、その瞬間 私の身は稲妻に包まれた

ライラ・アプリコット

ふぅァァァ!!!

私はアニの顔面目掛けて拳を振るうが、硬い皮膚覆われ防がれた

ライラ・アプリコット

うぐっ、!

ミカサ・アッカーマン

!ライラ!

私は屋根に乗り、

ライラ・アプリコット

なんて硬さアル、まるで岩ネ

その時

アルミン・アルレルト

アニ!今度こそ僕を殺さなきゃ、賭けたのはここからなんて負け惜しみも言えなくなるぞ!!

アニがアルミンに気を引かれた瞬間

ジャン・キルシュタイン

うおらァァァァァ!!!

ジャンがアニの項を削ごうとするが、硬い皮膚で守られた

ライラ・アプリコット

クソッ、ジャン!アルミン!!

ライラ・アプリコット

私について来るヨロシ!!

ジャン・キルシュタイン

おう!!

アルミン・アルレルト

了解!

私は立体機動でとある地点へ向かった

ライラ・アプリコット

ぐっ、

作戦では確か、ここで

振り返ると、アニが追って来ていた

そして、アニがとある位置に 着いた瞬間

ライラ・アプリコット

今アル!!

その瞬間、アニの身体は自由を封じられ、編み込まれた縄を掛けられた

ジャン・キルシュタイン

!ライラ!

ライラ・アプリコット

ぬおっ!?

私はジャンに首根っこを掴まれ、 アニの手から逃れた

ライラ・アプリコット

た、助かったアル、

私達は屋根へと降り、下の様子を見ていた

ジャン・キルシュタイン

ったく、テメェの鈍感さは未だに健在かよ

ライラ・アプリコット

うっさいネ、油断していただけアル、

アルミン・アルレルト

あはは、

その瞬間、女型が罠を振り払い 逃げ出した

ライラ・アプリコット

!クソッ、往生際が悪いアル!

アルミン・アルレルト

ライラは足を、僕らは上半身を狙う!

ジャン・キルシュタイン

今度はつまんねぇヘマすんなよ!

ライラ・アプリコット

お前らもネ!!

そう言い、私達は分かれ 私は足の方へ向かった

クソッ、エレンはどうなっているアルカ!?

ミカサ・アッカーマン

!ライラ!

ライラ・アプリコット

!ミカサ!私達は足を重心的に狙うネ!

ミカサ・アッカーマン

分かった!

私は立体機動のワイヤーをアニの足へ繋げ、思いっきり蹴り飛ばした

ミカサ・アッカーマン

はァァァ!!!

ミカサはアニの足を切り付けようとするが、アニの足がミカサに 当たった

ライラ・アプリコット

!ミカサ!!

ミカサ・アッカーマン

ぐっ、!!

私はミカサを受け止め、地面へ 転がった

ライラ・アプリコット

大丈夫アルカ?!

ミカサ・アッカーマン

うっ、

ライラ・アプリコット

くっ、どうしたら、

次の瞬間

近くで、稲妻が降りた

巨人討伐なんてグーパンで十分アル

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