山野英真
山野英真
鬼王篁
鬼王篁
鬼王篁
鬼王篁
山野英真
山野英真
山野英真
鬼王篁
鬼王篁
鬼王篁
鬼王篁
鬼王篁
山野英真
山野英真
山野英真
鬼王篁
山野英真
山野英真
鬼王篁
山野英真
久留間悟
渋谷大
山野英真
山野英真
山野英真
久留間悟
久留間悟
鬼王篁
久留間悟
久留間悟
渋谷大
久留間悟
山野英真
山野英真
英真が不意に言葉を切り、肩身が狭そうに口を噤んでいた女子生徒を見る
穏やかでありながら、息が詰まるような緊張を強いる視線
それに射貫かれた女子生徒は、息を止めて身を強ばらせた
女子生徒
彼女に突如として襲いかかったのは、罪悪感だった
彼女が前回のお願いをお願いボックスに頼むその前から
この"よく分からない部活"がお願いボックスについて探っていることは
周囲の友人たちや、使った誰かの噂話からも知っていた
知っていてなおお願いボックスにすがったのは
まさかあんな事態を起こすと思ってもいなかったからだ
願いだけを見れば、彼女に後ろ暗いところなどない
もし突き止められたとしても、悪意がなかったことを伝えればいい
にもかかわらず、お願いボックスについて探っているまじもの研究会を
そして、ほとんど見知らぬ英真を異常なまでに恐れた
その理由が今はなぜか、まったく分からない
結果として、罪もない他人を突き落としたという恐怖と後悔が
彼女に呼吸困難を起こしかねないほどの罪悪感となって襲いかかっていた
その彼女を、ぼんやりと赤く光る英真の目が見つめ、やがて
山野英真
ただふにゃりと笑って、そう言った
発言に拍子抜けしたように、女子生徒の肩が落ちる
女子生徒
女子生徒
山野英真
山野英真
女子生徒
山野英真
女子生徒
山野英真
女子生徒
山野英真
責める気配が微塵も感じられない穏やかな口調のまま、室外へと送り出す
戸惑い気味に去って行く女子生徒を見送って
久留間は赤茶けた、クセの強い髪を見下ろした
久留間悟
山野英真
渋谷大
渋谷大
渋谷大
山野英真
山野英真
久留間悟
久留間悟
久留間悟
渋谷大
本田芙蓉
本田芙蓉
山野英真
各自が弁当を広げた部室内は、すっかり昼食の雰囲気になっていた
それぞれ思い思いの弁当箱だが、渋谷と久留間に関しては巨大な重箱だ
風呂敷包みが2つも持ち込まれたときも二度見したが
そこから現れたのが三段重どころか四段重だったものだから声も出ない
おせち料理と見紛うばかりのその量に目がいくのを懸命に律し
英真は勤めて笑顔で声を張り上げた
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
渋谷大
久留間悟
にこやかな本田の仕草に、弁当を掻き込んでいた渋谷と久留間の喉が詰まる
しかしなんとか飲み下し、覚悟を決めた様子で、久留間が口を開いた
久留間悟
久留間悟
久留間悟
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
鬼王篁
鬼王篁
鬼王篁
鬼王篁
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
願い事からかけ離れた叶いかたに、思わず本田から低いうなり声が漏れる
そんな中で、英真が一つの疑問を口にした
山野英真
久留間悟
久留間悟
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
山野英真
鬼王篁
渋谷大
渋谷大
英真はしばらく黙り込み、考える
しかしやがて、思い切った様子で視線をあげた
山野英真
本田芙蓉
本田芙蓉
山野英真
細められた皺だらけの目元に、思わず苦笑が漏れる
山野英真
山野英真
山野英真
本田芙蓉
本田芙蓉
久留間悟
久留間悟
山野英真
山野英真
渋谷大
渋谷大
渋谷大
無骨な手がくしゃりと英真の頭を撫でる
それをくすぐったげに受け入れ、英真は照れくさそうに頬を緩めた
そんな中、篁だけが困惑に顔を引きつらせる
鬼王篁
山野英真
山野英真
山野英真
山野英真
鬼王篁
鬼王篁
鬼王篁
山野英真
雑な扱いこそが楽しいと言わんばかりに、ケラケラと笑い転げる
友人と呼ぶにはぎこちないが、確実にそこに近づいている様子に
久留間は食べ終わった重箱を片付け、静かに笑んだまま席を立つ
久留間悟
久留間悟
山野英真
鬼王篁
久留間悟
久留間悟
久留間悟
山野英真
山野英真
渋谷大
鬼王篁
鬼王篁
渋谷大
渋谷大
山野英真
久留間悟
久留間悟
コメント
5件
ああ、最後が近付いてくる...(´;ω;`) え、お願いボックスに投函された願いってそんな穏やかなものだったの...? もっとなんかあの、凄まじい感じの、例えば“死 にそうな思いをさせてほしい”とかそんなやつかと... だとしてもなぜそんなふうに強い力(?)を持っているのか...もしかして、カタヅケ屋のラスボス的なアレ...?いやいやそんな訳... 次回も楽しみにしてます!
ラストに近づいて参りました 果たして25日0時までに最終話まで書ききれるのか……! ※25日がTELLERへの課金更新日