どうしよ…
隣に視線を向けると
少し俯いている『紫』と呼ばれた男の子がいる
茶色の髪に、先ほど見えた綺麗な紫色の瞳
吸い込まれそうになるその色は、何を考えているかわからない
シャークんやぶるーくに視線を移すと
ぶるーくはとにかく話しかけて、会話を保っているらしく
酒もいれて、一緒に嗜んでいる感じだ
シャークんは相手の子が話しかけていて、それに応答している
酒やつまみは減っていないので、普通に話している所だろう
問題は俺、だよな…
相手は何考えてるかわかんないし、とりあえず話してみるか…
きりやん
?
ッはぁ?無視してくるんだけど…
俺はその態度に少しキレながらもう一度話しかける
きりやん
少し大きめの声を出すと、その子は
?
少し目を開いた後、その目を細めながらそう聞いてきた
こいつ…この仕事絶対向いてない……
表情筋タヒんでんじゃねぇの?
俺はふぅっと息を吐き話を振る
きりやん
そう聞くとじっと俺の方を見た後、目を合わせずに
?
スマイル
歯切れ悪くそう言う
人…苦手なのか?
とりあえず酒飲みたいし、話をふることにした
きりやん
きりやん
青、水
そう呼ばれていた子たちを見ながらそう聞くと
一瞬スマイル…の顔が固まる
きいちゃまずかったか…?
眉間に少し皺を寄せて相変わらず目を細めている
スマイル
きりやん
スマイル
兄弟に近い存在
事情があるのだろう、踏み込んでもいけない
年齢的にまだ学生とかだろうし
ん?
きりやん
咄嗟にそう聞くとあからさまに嫌そうな顔をされる
きりやん
きりやん
きりやん
少しキレ気味な話し方になってしまい
スマイル
わかっていた返答をされる
スマイルはちらっとあの2人の方へ目線を向けると
諦めたような呆れたような息をついて
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
めっちゃ高校生とか思ったわ…
あの水って呼ばれてた子とか幼そうだったし
いやそう言うとシャークんとかもだけどさぁ
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
俺は猪口を渡し酒を注ぐ
少し近くに寄ればいい匂いが俺の鼻を掠める
長いまつ毛
綺麗な紫の瞳…
スマイル
きりやん
焦げ茶の髪を少しずらせばその瞳がよく見えて
白い肌と少し染まった桜色の頬に目がいく
きりやん
パッと手を離すと、伸びている前髪が薄く目にかかる
スマイルは前髪を直すように触りそっぽを向いてしまう
きりやん
スマイル
きりやん
元の話に戻せば違う方向に向けていた目線をこちらにずらしてくる
…………結構
綺麗な顔、してるんだ
next_♡700
雑ぃ……、R入ります…?
ぁ、でもR入れるとしてもキス…が限界ですね
いる場合は♡900
コメント
1件
初コメ失礼します(._.) 風早さんのお話大好きです! “白尾遊郭街の遊男子”すごい好きで、ずっと更新まってま した! めっちゃ好きです! これからの展開が楽しみで待ち切れないです! これからも応援&楽しみにしています!!