じゃぱぱ
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
涙は、目が渇いたように、 1ミリも出なくて、
俺に、俺の心に、 泣いてる余裕なんて無くて。
運転手
運転手
運転手
たっつん
あ、……運転手…、 追いかけなきゃ…、
あいつが犯人なんや……
あいつのせいだ……、
あいつが…… あいつがあいつがッッ……、!
あんな奴ッッッ!
ぁ、…やばい、 人が集まってきた
あの、 大きいブレーキ音で、かな、
てか、夜なのに人多くない?
あ、そっか 夏祭りがあったんやった、
あ、やばい、人が…人が、……
野次馬が…………
消えたい。
消えたい。消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい消えたい
消えたい…………、
離れなきゃ、離れないと……離れ、
たっつん
.
たっつん
大丈夫?大丈夫か……大丈夫…
そんなの俺が一番分からへんわ……
.
.
.
.
.
赤……、?
あ、俺、怪我してんのか、?
あぁ、 そう言われてみれば、 痛いような気がするなぁ、
いや、それよりも…
たっつん
.
.
たっつん
何、笑ってんだ、俺…
なんで……俺…
離れなきゃ、……離れ、…
壊れちゃう…………、¿
________
________
たっつん
凄く重い足取り。
さっきまで心と共に あたたまっていた体が、
冷たい通り風のせいで、 心底冷えている。
こんな時期に浴衣は 着るもんじゃないな……笑
とか思って 気を紛らわせようとしてみる。
さっき起きた事が気持ち悪くて、 吐き気が止まらなくなる。
「たっつん、危ないッッッッ!!」 っていう声。
「キキ────ッッ」 という車の音の後に聞こえた、
「ドンッッッッ、」 「ドスッッッッッッ、"」 という、鈍い音。
車独特のかおり。
無惨な状態で 横たわるじゃぱぱ。
全てが脳から離れなくて、
聴覚情報も、嗅覚情報も、 視覚情報も、 全てが信じられなくて、
自分の 耳、鼻、目をエグりたくなる。
腹の奥底、胃から、 胃液が込み上げてくる 感覚があって、
早く全部を、 消し去ってしまいたかった。
消えたい。居たくない。
あの、綺麗な口でもう一度 言って欲しい。
声、言葉を発して欲しい……
「たっつん、好きだよ。」
って、もう一度、 照れくさそうな笑顔で……
目は渇いたままだった。
悲しいとか、つらいとか、 そんなんじゃ言い表せない。
見合う言葉は無い。
きっと……それ以上の感情。
?
思わず目を大きく見開いた。
知ってる声、聞いた事ある声。
たっつん
シヴァ
シヴァ
たっつん
この時、やっと涙が出た。
ただ、顔と名前を知ってる、 先後輩の仲。
なのに、心が少し、 ほんの少しだけ、 暖まった気がした。
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
たっつん
たっつん
無理に決まってる____、
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
シヴァ
シヴァ
シヴァ
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でも、もし……
時間が戻るとしたら?
ッ______、
心臓が、ドクンッッ、っと、 脈打つ音が聴こえた。
NEXTepisode→♡1,000
コメント
24件
あ、やばい、涙が…止まらない…
あけおめ!!(遅すぎ) 何故か"時間"と書いて"とき"と読んでしまった(?)
遅れたけど…明けましておめでとう!!!!!!! 1500フォロワーおめでとう🥳👏🎉と言いたいところだが、もう1550フォロワー… 流石すぎる😭シヴァさん出てきちゃったよぉ…どうなんだよこの後… 多分時間巻き戻すんだなこれ。続き楽しみ😆✨