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俺と早紀の願いが叶った後日、 俺は後輩に話を聞くため、 早紀と一緒に一年生の教室を訪ねた。
後輩
拓斗
後輩
やっぱり早紀のことを気にしているようだ。
早紀
後輩
拓斗
意外とあっさり言うことを聞くようになったもんだ。
俺のことも見下している様子はなかったし、 本当に改心したんだな。
放課後になり、 俺たちは生徒会室に集まった。
拓斗
後輩
拓斗
俺の言葉で後輩の顔が赤面した。
おまけに早紀にも睨まれる。
早紀
拓斗
後輩
本当に申し訳ない。
拓斗
後輩
拓斗
絶対に難しい謎解きを作るより、 直接想いを伝えたほうが、 簡単な気がするのだが。
後輩
拓斗
後輩
俺が早紀のほうを向くと、 早紀は手を差し出した。
早紀
後輩
俺は早紀に資料を渡し、 早紀がそれを後輩に見せる。
早紀
後輩はその資料を読んで唖然としていた。
後輩は静かに俺のほうを見て、 質問を投げかける。
後輩
拓斗
後輩
次に後輩は早紀のほうを向いて、 何かを期待しているように見つめる。
早紀
後輩
早紀
早紀は後輩の気持ちと行動に気づき、 秘密裏に処理しようとした。
後輩は早紀がしようとしていることに気づいていたが、 その責任を俺に擦り付けたというわけだ。
拓斗
後輩
拓斗
早紀が俺に直接渡していたのだから、 早紀、俺、友人以外に、 内容を知る者はいない。
早紀
拓斗
後輩
本当に、 事をややこしくしてくれた。
その次の二進数文書にも、 紛れ込ませていたんだから。
拓斗
後輩
拓斗
この数字だけが、 何なのか分かっていない。
後輩
拓斗
早紀
友人だって何でも知っているわけではない。
たまたま専門外だったということだろう。
拓斗
後輩
拓斗
海斗が動いてくれていたあの期間、 怪しい動きに気づいた後輩は、 怪文書で脅迫文を作った。
後輩は海斗が、 楽譜を読めることを知っていたんだろう。
それは海斗も同じで、 後輩がピアノ経験者であることを知っていた。
後輩
拓斗
後輩
これも二枚は後輩が、 一枚は早紀が作っている。
ただ分からないのは、 早紀はどうやって、 偽の怪文書を紛れ込ませたのだろう、 ということだ。
早紀
拓斗
早紀
ということは、 友人も真実を知っていて、 途中からはわざと、 怪文書を解いていたことになるのか。
拓斗
早紀
拓斗
早紀のメッセージとは、 楽譜文書の三枚目、 ヘ音記号で書かれていて、 解読すると英語になる文書。
友人が俺に自力で解かせたものだ。
後輩
拓斗
早紀
あのメッセージがなければ心が折れていた。
拓斗
早紀
拓斗
後輩は俺たちの様子を見て微笑んでいた。
人って本当に変われるんだな。
後輩
拓斗
後輩
これが早紀が望んだ、 後輩の姿だったんだろうな。
拓斗
後輩
早紀
それを聞いて後輩も安心できたようだ。
これでようやく、 長かった事件の幕が完全に閉じたのだった。