俺たちはリビングのソファに ふたりで腰掛けた
アロハ
アロハ
カイ
カイ
再会のハグ 別に特別な意味が あるわけじゃないのは分かってる
でもちょっと期待してしまう自分もいた
アロハ
にしても…
カイくんここに 一人暮らしなのかな?
他に誰か住んでる気がしない
家具も一人分だし…
カイ
カイ
アロハ
カイ
カイ
アロハ
アロハ
見透かされてるみたい
カイ
カイ
アロハ
アロハ
聞いてびっくりした
でも確かに 指輪…してない
ちょっと喜んでしまった自分もいて 今複雑な気持ち
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
カイ
カイ
アロハ
お客さんで泊まり希望の人は多い 基本ヤリまくって終了だけど…
カイ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
カイ
カイ
アロハ
アロハ
こうなった経緯を 俺はカイくんに話すことにした
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
今思えば すごいカイくんに似てたな
俺はそれが理由で その人のことが好きだった
だから 細かいところは見ないふりして そばにいた気がする
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
キレられるのが1番怖かった
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
カイ
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
カイ
なんかちょっと 不機嫌そうに聞いてくるカイくん
アロハ
カイ
カイ
アロハ
こんなカイくん初めて見たかも
少し拗ねてるようなカイくんは なんだか、かわいく見えた
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
カイくんは気づいてるのかな
それが自分だってことに
アロハ
アロハ
カイ
カイ
カイ
忘れたことなんてない
雪の日 街が賑わう中 今日みたいに寒い日だった
ひとりで逃げるように泣いて帰った日
アロハ
カイ
カイ
カイ
アロハ
カイ
確かにあの日 ふたりで眠りにつく前 カイくんは何かを察してる気がした
カイ
カイ
カイ
俺の存在は カイくんにとって大きかったのかな
カイ
カイ
カイ
詳しくは聞いたことないけど カイくんには同じ歳くらいの奥さんがいた
指輪はいつも付けてたし 初めて会った日からそれは知っていた
アロハ
アロハ
カイ
カイ
カイ
カイ
離婚してるとはいえ ”奥さん”という言葉に 胸がチクリと痛んだ
カイ
カイ
カイ
カイ
カイ
アロハ
カイ
アロハ
カイ
カイ
カイ
カイ
カイ
アロハ
アロハ
カイ
カイ
カイ
カイ
カイ
アロハ
アロハ
アロハ
カイ
アロハ
カイ
信じられなくて 思考回路が停止した
カイ
カイ
アロハ
そんなの分かるわけない
俺はただカイくんを 見つめることしか出来なかった
カイ
カイ
そう聞くと カイくんは俺の頬に両手を伸ばして 少し引き寄せた
カイ
カイ
そう言って カイくんはキスしてきた
コメント
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神だぁ
続き待ってます!!