コメント
7件
初コメ失礼します! 色々凄すぎて言葉が出てきませんでした!
色々まさかのまさか過ぎて( °Д° ) これからどうなるんやぁぁああああ( ꒪ㅂ꒪ )
めっちゃ続き気になる!!
大森
菊池
最近、映画の撮影で仲良くなった風磨君。 撮影に入る前に、もし何か支障があれば言う事で、Domである事をカミングアウトしてくれていたのを思い出したぼくは、風磨君にPlayをお願いする事を思い付いた。 風磨君には、電話で抑制剤が効かない体質だとう事を話していて、自分で助けになるなら…と言う事で、今日、都内のホテルで落ち合う約束をしていた。
大森
菊池
菊池
大森
本当は、大丈夫かと聞かれたら分からない。 Playをするには信頼関係が必要って聞くし、ぼくは涼ちゃんとしかPlayした事ないし… でも、ワンナイトする人も居るし、大丈夫だよね…?
本当は、自分がSubだと告げる事も嫌だったし、少し慣れてきたとは言え、Playに関して、頭では仕方ないって分かっているのに、気持ちの面ではまだ少し抵抗がある。 でも、こうするしか方法がないから…
ぼくは自分に大丈夫だと言い聞かせた。
菊池
大森
この空気が変わる感じが未だに慣れない。 自分も相手も“普通”じゃなくなる感じ。
菊池
なんだろ…心臓が苦しい気がする。
大森
初めてDomの人とのPlayだからよく分からない。 でも、涼ちゃんの時には感じなかった感覚が全身を襲っている。
ぼくは違和感を感じながらも、風磨君が出したCommandに従いその場に座り込んだ。
菊池
待って…
菊池
風磨君の口からCommandが発せられる度に、どんどん心臓が苦しくなっていく。 Command自体は涼ちゃんと言ってたものと変わりないのに… どうして…? Domだから…?
いや、違う… これは…
菊池
気付いた時にはもう遅かった。
菊池
やだ、ぼくに命令しないで! やだやだやだ!従いたくない! こわい…!やめて…!
大森
どうしよう、息が出来ない。 声も出せないから事前に決めてたsafe wordも言う事も出来ずに、どんどんパニックになっていく。
菊池
ぼくの異変に気付いた風魔君が中断して駆け寄り、心配そうに声を掛けてくれたけど、ぼくは自分の胸元を掴み、ヒューヒューと苦しそうに息をする事しか出来ないでいた。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。 こんなはずじゃなかったのに。 大丈夫だと思ったのに。 風磨君は悪くないから、そんな顔しないで。 ぼくが悪いの… ぼくが…
菊池
助けて…苦しい…
〜〜♪
その時、カバンに入れてあったスマホが鳴っている音が聞こえてきた。 そういえば、涼ちゃんが心配だから連絡すると言っていたのを思い出して、ぼくはカバンに手を伸ばそうとするけど、一歩も動く事が出来ない。
菊池
ぼくのその様子を見てた風磨君が、急いでカバンが置いてあるところまで行き、スマホを取り出した。
菊池
スマホの画面を見せてくれたけど、視界がや歪んでいてよく見えない。 それでもぼくは、当然、着信の相手は涼ちゃんだと思い込み、風磨君の問いに首を縦に振って答えた。
菊池
ぼくは必死に息を吸いながら、風磨君が言ってる事に耳を澄ませた。 涼ちゃんが来てくれたら、もう大丈夫… そう思って。
風磨君は電話口の相手にぼくがSub dropになっている事を伝えている。 でも、なぜか上手く伝わってない様子で、ぼくがSubな事、抑制剤が効かない体質である事を風磨君は必死に説明していた。
なんで今更、涼ちゃんにそんな事説明してるの…? 嘘だ… もしかして…
大森
菊池
ぼくは何とか声を絞り出したけど、風磨君には届かず、予想してた一番最悪な事が起きてしまった。
菊池
なんで… なんで寄りによって若井なんだよ…
菊池
菊池
やだ、会いたくない… 若井にこんな姿見られたくない…