🎈
何かあるとかじゃなくてっ、
少年はきょとんと首を傾げている。
🎈
🌟
🎈
主って凄いんじゃ、...
🌟
🎈
🌟
いやいや、山ほどあるよ。
🎈
🌟
🎈
🌟
🌟
🎈
気づかれてッッッ!?
🎈
🌟
🌟
🎈
🌟
🎈
全てお見通し...か、
🎈
🌟
🎈
本当はこんなこと言いたくない、
だけど、気づけば彼の前では正直に話していた。
🎈
🎈
弱音...が一つ一つとまた落ちていく。
言葉にして自分に言い聞かせるしかなかった。
わかってる、権利がないことも。
人を助ける力がないことも。
🎈
🎈
🌟
🎈
ツカサ...という少年がこちらに近づいて、
🌟
🎈
優しい目でこちらを見てくる。
🌟
🌟
🌟
🎈
🎈
🎈
🌟
🎈
🌟
🌟
🌟
🎈
頭をそっと撫でてくれる。
🌟
🌟
頬を伝って何かが落ちていく。
🎈
🌟
🌟
🌟
🌟
🎈
どうして、どうして、こんなにも暖かいんだろうか。
苦しかった心からぶわっと何かが溢れてきて。
🌟
🌟
あぁ、こんな優しさもこんな思いも何も知らない。
🎈
🌟
歯止めが聞かなくって。
🌟
🌟
彼の背中が異様に大きく見えて。
🎈
信じてみよう、彼のことを。
🌟
やっと落ち着き、ちょこんと座る。
🎈
🌟
🎈
昔はそんなこと無かったのにってよく両親から教えてもらった。
🌟
🎈
初めて聞いた話だ。
力は皆平等だと聞いたのに、。
🌟
🎈
🌟
"魔族"だ。
🎈
🎈
🌟
🌟
🎈
🌟
大変なこと...か、
🌟
🌟
🎈
🌟
🌟
🌟
🎈
よわ、さ
とんだ悪趣味だ、
🌟
🌟
🎈
🌟
彼が扉に向かって歩き出す。
🌟
そして、こちらを見るなり手招きされる。
🌟
🎈
身体がすーっと動き出す。
頭が回らない。
🌟
🎈
色とりどりの花が夜空に咲く。
それがとてつもなく綺麗で。
🌟
🌟
🎈
🌟
🌟
🎈
手を伸ばせば掴めそうで。
🌟
🌟
目をそっと細める。
この景色がもう数年...?
🎈
🎈
🌟
すっと手を伸ばす。
🎈
🎈
にこっと微笑む。
🎈
🌟
🎈
ハナビの音だけがずーっと響いてる。
🌟
🎈
🌟
🌟
🌟
🎈
また...2人で見れるかな、
🌟
🎈
🌟
長く続けば...の話だけど。
コメント
3件
ぞ、続編、!! 魔族のボス、、誰なんだろ