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最高の″ショー″を！【ワンダーランズ×ショータイム】

第3話 - ドラキュラ伯爵類様②

232

2022年01月20日

#プロセカ

#ワンダショ

#ワンダーランズ×ショウタイム

#ショー

青藍🌠

類の部屋

類

さて、脚本の続きをしようか

本を開いて

類

ここのセリフは…迫力のある司くんの演技にマッチするように……

類

……ん？司くん？

類

話、か……何があったんだ？

類

来たよ、みんな

えむ

あ、類くん！

寧々

えむから、話だって

司

嗚呼、大事な話だぞ

類

大事な話……？

えむ

そのね…私たちのショーに、他のフェニックスワンダーランドの人がお手伝いしてくれたらいいなって話になったよね

えむ

その話なんだけど……

類

……

えむ

ショーを手伝ってくれる予定だった人が、みんなその日は予定があって…

えむ

手伝ってくれる人がいなくなっちゃったの……

類

なるほど…それは困ったね…

司

どうする？脚本を最初から作り直すか？設定を変えれば、人がいなくても多少は……

寧々

作り直しちゃったら、時間も掛かるし手間も掛かるでしょ

類

…とりあえず、ドラキュラ伯爵の召使い役は諦めた方がいいね、余計に数を増やす様な役は必要無い

司

……

司

ショーに、ストーリーに……余計な役はあるのか？

類

…っ！

えむ

……

寧々

……

司

…あ、あーすまない！俺は少し策を考えおくから、今日はこれで失礼する

司

またな！

寧々

うん、また

えむ

またね、司くん

類

…またね

類

……

類

(ショーに余計な役は無い……か)

類

……

類

僕も、これで失礼するよ

えむ

あ…うん、わかったよ

寧々

…またね、類

類

うん、またね

類

……

類

(なんでだろう……)

類

(ショーやミュージカルに、余計な……無駄なものは無いって、分かってるはずなのに…)

「類くん、急にこんな危ないことするなんてヘンだよ！」

類

……！

「そうだよ！そんなことみんなできないよ！」

類

……っ

そうだよ！類くん、おかしいよ！

類

…僕は……

類

……

類

ｯアハハ……

類

…余計なものだと思った原因は、これか…

類

(気付かないうちに僕は…昔の言葉に惑わされていた……)

類

(ショーには…いや、なんにでも、ヘンなものも無ければおかしいこともない)

類

(そんなこと…寧々に会った時から分かっていた。司くん達に会って、ミクくんやKAITOさんに会ってから…それの大事さを改めて実感した)

類

(…はずだったのに)

類

(司くんは、正しい)

類

(誰に対しても優しくって、正しくて……いや……)

「みんなして待ち伏せかい？悪いけど、僕の思いは変わらない」

類

(…あの時)

類

(僕は、司くんのショーへの思いに…)

類

(大人気のスターになりたいだけなのだと思ってたけど……)

「これが俺の！本当の思いだ！」

類

(あの時……)

「今夜のショーは、みんなが笑顔になるスペシャルショーだよ〜♪」

類

目立ちたがり屋の座長に……

類

話を聞かない道化役者…

類

人前で歌が歌えない歌姫……

類

そんな一座なので、ショーをしても中々人が集まらない…

類

けれど、そんなある日……一座は偶然、森の中でひとりショーをする錬金術師に出会った…

類

…でも、この後、錬金術師と一座はショーをして、大失敗してしまうんだよね……

類

座長は、失敗に絶望して…みんなから笑顔を奪ってしまった…

類

その後、寂しくなってしまったところに妖精がやってきて……座長の本当の気持ちを思い出させてくれて…一座を集めて集まったけど、錬金術師は座長を信じてくれない…

「さて、この後錬金術師はどうすると思う？」

類

…座長の様に謝らないとだね…

類

……そうだ！

次の日フェニックスワンダーランド

司

類が遅いな…どうした？

えむ

どうしちゃったんだろ……

寧々

……類…

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ

類

嗚呼みんな…遅れてすまないね！

司

類！なんだその目の下のクマは？！

類

嗚呼、これはちょっと色々あってね…

寧々

何があったのよ類……

えむ

むむむ……？

類

司くん、昨日はショーに『余計』だなんて言ってすまなかった。そのお詫びに君のおかげで思いついたストーリーに、1から作り替えたんだ！

寧々

え、それって…脚本を作り替えたって意味よね？！

類

そうだけど……

えむ

だからそんなに熊さんがいるの？！

司

熊じゃなくてクマな、目元の紫のやつ

寧々

というか、熊いないでしょ…

えむ

えへへ〜♪

類

さて、それじゃあセカイで練習だ！

KAITO

いらっしゃい、みんな！

ミク

いらっしゃーい！

MEIKO

いらっしゃい

ルカ

ｽﾋﾟｰ……あらぁ？いらっしゃい〜

レン

みんな〜！！！！いらっしゃい！

リン

いらっしゃいみんな〜！

類

よし、それじゃあ…通してやってみよう！

打ち合わせ後練習開始

類

昔々、とある街に1人の勇者が住んでいました

司

「さて、今日は色んなモンスターを倒せたことだし、家族と一緒に今日は豪華な料理をいっぱい食べるか！」

類

勇者が住んでいる街では、今とある噂が広がっていました

えむ

｢あ！勇者さーん！｣

司

「うわっ？！踊り子！いきなり飛びついてくるんじゃない！」

えむ

「えへへ、ごめんなさーい！」

類

踊り子は、イタズラ好きの女の子、踊りが好きで、よく街の中央で踊っていました

司

「全く……それで？何か用か？」

えむ

「あ！えっとね…ドラキュラ伯爵って、聞いたことあるかな？」

司

「ドラキュラ伯爵…嗚呼、遠くの森にある屋敷に住んでいる魔物だろう？それがどうした？」

えむ

「そのドラキュラ伯爵さんがね、色んな街の人の血を吸ってるみたいなの！」

司

「それってつまり…命を奪っているということか？！」

えむ

「勇者さんも、旅に出かけるときは気をつけてね！」

類

踊り子や街の人達は、自分の街にはそんな凶暴な者は来ないとばかり思っていましたが……

司

「ドラキュラ伯爵が来れないようになにか対策するべきじゃないのか……？」

類

ドラキュラ伯爵を甘く見ず、対策するべきだと勇者は考えましたが…

えむ

「大丈夫だよ！私の街は平和だって、お母さんが言ってたから！」

司

「いや、今はそんな問題じゃ……」

寧々

「なんの話をしてるの？」

司

「あ、魔女！今、例のドラキュラ伯爵の話をしていてだな…」

寧々

「ドラキュラ伯爵…嗚呼、今噂になってる魔物ね」

寧々

「それがどうしたの？」

司

「しっかり、ソイツが来ない様に対策した方がいいのではないかと思っているんだが……」

寧々

「勇者アンタね…心配しすぎでしょ……大丈夫よ、この街はあんまり知られてないし、ドラキュラ伯爵の屋敷から離れすぎてるし…」

司

「まぁ、そう言われるとそう…だな」

類

勇者は、踊り子と魔女の言葉を聞いて納得しましたが、心の奥底では少し心配していました

ミク

「あ！お兄ちゃん〜！」

ﾄﾞﾀﾝｯ

司

｢うわぁっ？！ってお前か…ただいま｣

ミク

「おかえり〜！」

ルカ

「あら、おかえりなさい」

レン

「お兄ちゃん〜！絵本読んで〜！」

リン

「私も！」

司

「よーし分かった！みんながびっくりするような演技力で、色んな本を読んでやる！」

類

勇者の家族は、勇者の帰りに気付き勇者を家に帰らせました。

寧々

「またね、勇者」

えむ

「まったねー！」

司

「嗚呼、またな！」

類

勇者と家族は、踊り子と魔女と別れて家に帰り、その日の夜はとても楽しい一日になりました。

類

何十冊もの絵本を読み、色んなゲームで遊び、美味しいご飯を食べ、勇者と家族は幸せでした

類

ですが、勇者は早速魔物を倒す為に、夜遅くから少しだけ旅に出かけなければいけませんでした

ミク

「お兄ちゃん、また行っちゃうの〜？」

ルカ

「少しは、休んでいいんじゃないの？」

司

「今日はもう十分だ。でも安心してくれ、街を出るのはたった3時間だけ！直ぐに戻ってくる！」

レン

「それなら、大丈夫だね！」

リン

「待ってるよ〜！お兄ちゃん！」

司

「嗚呼、ありがとう！」

類

勇者は支度を済ませると、旅に出かけました

司

「行ってきます！」

ミク

「後でね〜！」

リン

「またね！お兄ちゃん！」

ルカ

「早く帰ってくるのよ〜」

レン

「後でね！」

司

「嗚呼！またな！」

類

勇者はそれから街を出て、少し離れた街に来ました。

類

そこは、今は朝であると言うのに、1人も人がいません

類

おかしいと思った勇者は、とある店の中に入っていきました

司

「入るぞ」

司

「…うわっ？！」

類

そこには、倒れている1人の女性がいました。

司

「おい！大丈夫か？！」

MEIKO

「……」

司

「…まさか……」

類

勇者は、女性の肩を見ると、噛まれた跡があるのを見つけました。

類

この瞬間、勇者は吸血鬼がここにいたのだと確信しました

司

「早く俺の街にも伝えなければ！」

類

勇者は猛スピードで街に帰りました。でも、早朝から賑わっていたはずの街も誰1人、外に人はいませんでした

司

「…そんな……みんな！」

類

勇者は、自分の家族が無事か確かめる為に家に帰りました

司

「おい！みんな！無事か！」

類

ですが……

ミク

「……」

司

「…そんな……！」

類

全員、吸血鬼に血を吸われていました

類

勇者は、最後に踊り子と魔女を探しに行きました

司

「踊り子っー！魔女ー！！！」

司

「…どうか、無事でいてくれ……！」

えむ

「…あ、勇者さん？！」

寧々

「勇者……！」

司

「！踊り子！魔女！」

類

勇者は、踊り子と魔女を見つけました。どうやら、2人も少し街から離れた場所に散歩に行った時、丁度街が襲われいたらしく、運良く助かったと言っていました

えむ

「私…みんなが倒れてて、怖かったの……」

寧々

「私の魔法でも、何も出来なかった……」

司

「大丈夫だ！俺らがドラキュラ伯爵とやらを倒せばいい！」

寧々

「倒す？そんなの無理よ……」

えむ

「私、役に立てるかな……」

司

「俺が言ってるんだ！きっと大丈夫だから安心しろ！」

寧々

「！勇者…分かった…着いていくわ」

えむ

「わ、私も…役に立てるなら！」

類

3人は、ドラキュラ伯爵を倒すことを決意しました

類

そんな時、とある民家からｶﾞｻｯと音がしました

ﾄﾞﾀﾝｯｶﾞｻｯ

司

「何だこの音は……」

類

3人は、恐る恐るその民家に足を踏み入れました

類

その民家に居たのは、黒いマントを被ったドラキュラ伯爵だったのです

KAITO

「……」

司

「ドラキュラ伯爵？！」

KAITO

「？！勇者か…」

KAITO

「それと、踊り子に魔女か？…美味しそうだな、美味しいそうだなぁ……」

KAITO

「君達の血、吸いたいなぁ…」

司

「……ｯ！」

寧々

「！」

えむ

「ひっ……？！」

KAITO

「まぁ、今は無理矢理吸おうとしないけど……いつか必ずお前らの血を吸ってやる」

KAITO

「用心するんだな、勇者たちよ」

KAITO

「私は必ずお前らの絶品の血を吸ってやる」

類

そう言い残して、ドラキュラ伯爵は姿を消してしまいました

寧々

「？！あのドラキュラ伯爵が…今血を吸おうとしないなんて……」

司

「…今は朝だからだろう、戦える俺らが外なんかで戦ったら、ドラキュラ伯爵は日を浴びて死んでしまう」

司

「ドラキュラ伯爵め……」

司

「踊り子！魔女！」

えむ

「はい！」

寧々

「……うん」

司

「必ず3人で、あのドラキュラ伯爵を倒すぞ！」

次回タイトル名募集中

類

こんにちは、脚本を務めた神代類だよ

寧々

話し相手の寧々です

類

今回の脚本は、かなり予定のストーリーと大きく変わってしまったけど、僕なりにいいのになったと思ってるよ

寧々

へぇ……そういえば、人がいないってことで悩んでたけど、勇者の家族役多すぎない？

類

そこは、セカイのみんなもこのショーを楽しめるようにしているしね

類

でも、本番は彼らのロボットを作ってそれにスマホを取り付けて、喋れる役者ロボットにしようかなと考えているよ

寧々

へぇ……でも確かに、ただショーをするだけじゃない私たちワンダーランズ・ショータイムには合ってるんじゃない？

類

フフ…寧々にそう言って貰えて嬉しいよ

類

ちなみに、作者がなんでKAITOさんを僕のドラキュラ伯爵役に変えたかって？

類

作者はドラキュラ伯爵を最近合った悪の大罪コラボのガ〇リアンさんが大好きでね、その人と僕風にドラキュラ伯爵のキャラを作ったから、是非推しのKAITOさんと僕にドラキュラ伯爵役をやってもらいたかったそうだ

寧々

へぇ、確かに性癖が狂ってる作者ならそうなるわよね……

類

それじゃあ次回にまた会おうか

類

約230タップお疲れ様でした

寧々

また次回もよろしくお願いします

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えむちゃんの熊さんがいっぱいいるの！で吹きましたww 類くん…ドラキュラ…伯爵…すこあとレイじゃなくてレンではないでしょうか？(；´･ω･)勘違いか間違ってたらすみません

青藍🌠

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