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家からバスで20分。
それから飛行機で5時間。
その後電車で40分。
毎年夏になると都心から計6時間かけて、両親の実家、つまりは祖父母の家がある田舎に泊まりに行く。
高校2年生、17歳にとって、 電波も悪いモールやカラオケもない そんな田舎に、人生に1回しか来ない17歳の夏を捧げるなんて、凄く迷惑な事、、、
何だろうな、
普通の高校生からすれば、。
毎年、そんなド田舎に来るのには理由がある。
翔輝の父(賢治)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
荷物の準備を丁度終えた頃、目的の駅に到着した。
プシューーッ
流石の田舎だ。ここの駅で降りるのは俺たち家族と、他3人だけだった。
外に出た瞬間。ムワッとした空気が肌に触れて、車両の中との気温の差で少しクラっとしてしまった。
翔輝の父(賢治)
翔輝の母(佳代子)
翔輝の父(賢治)
父と母は幼馴染同士で結婚しているらしく、毎年ココについてからは思い出話に花を咲かせている。
ちなみにこのくだりは毎年している。
暑さに少々苛立ちを覚え始めた頃。 一瞬で俺の機嫌を取り返す人物が来た。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
こちらに駆け寄ってくる天使の生まれ変わりか?ってくらい可愛い少女 『蓮ノ実 萌花』だ。
毎年わざわざこの夏に両親に断らずこんなド田舎へ来るのは、少々、いやかなり萌花が関わっている。
翔輝の母(佳代子)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
翔輝の母(佳代子)
翔輝の父(賢治)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
翔輝の母(佳代子)
俺の父と母それから萌花の父と母、 この4人は幼馴染で、大の仲良しだ。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
そんな風に談笑しながら、 父の実家へと向かった。
翔輝の父(賢治)
翔輝の祖母(花子)
一昨年に祖父が亡くなり、今は祖母が一人暮らししている。
翔輝の母(佳代子)
翔輝の祖母(花子)
萌花の父(光来)
この元気な人が萌花の父だ。
萌花の母(千代子)
翔輝の母(佳代子)
母さんとちよちゃんが抱き合う。
萌花の父(光来)
翔輝の祖母(花子)
翔輝の父(賢治)
アハハハハ!
その場にいた全員が思わず笑ってしまった。
萌花の母(千代子)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
萌花の父(光来)
萌花の母(千代子)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
萌花の父(光来)
翔輝の母(佳代子)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
ワイワイワイワイ。
翔輝の祖母(花子)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
2人になる口実になると思い、すんなり祖母のお願いを飲んだ。
外に出るとやはり暑い。 東京より心做しか日差しが強い。
直ぐに額から汗が吹き出した。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
程なくして、スイカを冷やしている川に着いた。
ザーーーーッ
川に近づくとマイナスイオンが漂っていて、かなり涼しかった。
小宮 翔輝(こみや しょうき)
スイカを冷やしている場所の近くに屈みスイカを触ると、ヒンヤリと冷たかった。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
萌花が一生懸命俺に話しかけてくれて居るが、俺の耳には届いていなかった。
真夏の陽射しに当てられた萌花の横顔がとても綺麗で、可愛くて。
透き通るような白い肌に淡いピンクの頬に赤いくちびる。
目はパッチリと大きくて、まつ毛はクルンと長い。
髪は太陽に照らされて柔らかい茶色になっていて、そのサラサラな髪の毛をポニーテールにしている。
それに白いワンピースを着ている萌花。多分冗談抜きで天使の生まれ変わりか何かだと思う。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
頬を膨らませて怒る萌花が可愛くて、 つい、笑ってしまった。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
ピシャ!
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
ピシャ!
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
萌花の笑顔がキラキラと輝いて、 水しぶきがスローモーションになった気がした。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
俺はスイカを持ち上げると、萌花と歩き出した。
小宮 翔輝(こみや しょうき)
翔輝の祖母(花子)
萌花の母(千代子)
俺と萌花は麦茶を受け取ると、ゴクゴク音を立てて一気飲みした。
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
萌花の父(光来)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
翔輝の母(佳代子)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
萌花の父(光来)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
内心、ハモった事に喜びを感じながらも、ニヤニヤと緩む口元をキュッと固めた。
小宮 翔輝(こみや しょうき)
翔輝の祖母(花子)
萌花の母(千代子)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
ドサドサ!
荷物を部屋の端に適当に置いた。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
その時、萌花のスマホに通知が来た。
小宮 翔輝(こみや しょうき)
聞いた事のない名前の男からの通知に俺は動揺してしまった。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
その時、次はさっきの奴(龍斗)から着信が来た。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
龍斗
電話越しにうっすらと相手の声も聞こえる。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
龍斗
龍斗
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
龍斗
龍斗
は?
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
龍斗
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
「あんまり近づき過ぎるなよ。」って言いたいところだけど。
彼氏でもなけりゃ、思いすら伝えてないこの俺がそんなこと言える立場じゃないと
言葉を飲み込んだ。
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
リビングの食卓には、もう冷やし中華が準備されていた。
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
女子ってそういうの好きだよな〜。 母さんも毎回撮っている。
パシャ!!
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
俺たちは冷やし中華を急いで食べると、家を出て図書館に向かった。
ジーーーーーッ
ミンミンミンミンミン
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
怒った時、片方の頬をプクッと膨らませる癖。
小さい頃から何も変わらない。
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
蓮ノ実 萌花(はすのみ ほのか)
小宮 翔輝(こみや しょうき)
つい思った事が口に出てしまった。
やっとの思いで図書館に着いた頃には
萌花の友人たちと、龍斗がもうその場所にいた。
今回はここまでです! 見てくれてありがとう🥰 次のお話は〜? 第2話『ライバル出現?!』 みんなで海に入りに行くんだけど、、 また見てね!