そして、二人は遊んだ。
満足するまで。
翌朝
付き人
おはようございます、
国王陛下、陽菜子様。
国王陛下、陽菜子様。
国王
おはよう
柳田陽菜子
おはよー
付き人
朝ご飯のお支度ができました。
国王
わかりました
国王
いただきます。
柳田陽菜子
…いただきます
国王
どうした、陽菜子
食欲がないのか?
食欲がないのか?
柳田陽菜子
みなさんに言いたいことがある。
付き人
なんでごさいましょうか?
国王
なんだ
柳田陽菜子
私、ここを出て、普通の国民になりたい。
国王
何を言っている
国王
お前は王の娘なんだぞ
柳田陽菜子
わかってるよ
国王
俺が死んだら、この国はどうなるんだよ
国王
お母様もいなくなっちゃったんだぞ
付き人
男の子もいないですし。
柳田陽菜子
私だって、どうせ、結婚して出て行くんだから、いいじゃない
国王
そうだけど……
付き人
わたくし、いいことを思いつきました。
国王
なんだ
付き人
陽菜子様が誰かとご結婚いたしまして、ご結婚されたお相手を王にしてはどうでしょうか?
国王
いい考えだ
国王
陽菜子、どう思う
柳田陽菜子
私も、良いと思います。
国王
そろそろ、結婚した方がいい年頃だ。明日の11時に、この宮殿にて、陽菜子と結婚する相手を探す。
国王
準備を頼む
付き人
かしこましました
翌日、11時
国王
皆様にいいたいことがあります。
国王
陽菜子と結婚する相手を探します。
国王
この付き人が3人皆様の中から選びました。発表します。
付き人
発表いたします。
付き人
お一人目、◯◯◯◯さん。
お二人目、◯◯◯さん。
お二人目、◯◯◯さん。
柳田陽菜子
(ウソ、◯◯◯!?)
付き人
お三人目、◯◯◯◯さん。
国王
今お呼びした三人は、このあと、宮殿前の玄関にきてください。