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最高すぎる( ◜ω◝ )日本の周りってやばいやつしかいない気がするんだが・・w続き待ってます!!
陸が日本の部屋に行った時には、ベットの上に日本は居なかった。
陸
ベットの上の布団を触ると、まだあたたかい……そして、わずかに嫌な匂いがした。
陸の脳に、一気に戦闘態勢の司令が走る。
ーーアメリカの匂いだ。
陸
陸は、日本の部屋の窓を開け放ち、勢いよく飛び降りた。 行き先は、アメリカの家である。
日本くん
不意に、日本の意識が浮上した。上体をゆっくりと起こし、眠気眼で周囲を見渡す。 日本は、すぐに此処が自分の部屋ではないことに気づいた。
日本くん
ーー攫われた、と日本は確信する。
ゆっくりと部屋の中を見渡すと、アチラコチラに症状やトロフィーが飾られている。 この自己主張の強い部屋はーーアメリカ、もしくは旧国の誰かーーだと、日本は当たりを付けた。
日本くん
日本は冷静にポケットの中を探るも、スマホは見当たらない。周辺を手探りで探しても、やはりない。 部屋の中には、連絡手段が取れそうなものは無かった。
日本くん
日本は、ギュッと瞳を閉じたあと、パッと目を開いた。
アメリカ
日本くん
真下から、ニョキッとアメリカが生えてきたーーように、日本には見えた。 実際には、ずっとベットの下の床ーー日本には見えない位置で寝転んでいたが、起き上がっただけである。
日本くん
日本は、混乱しつつも言葉を吐き出す。
アメリカ
アメリカ
日本くん
そこで日本は、スーツ姿の日本が家を出た事を思い出した。きっと、彼がしたのだろう。
アメリカ
アメリカ
日本くん
日本くん
アメリカ
日本くん
アメリカ
アメリカ
日本くん
アメリカ
日本くん
アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカは、日本へゆっくりと、にじり寄っていく。そのたびに、日本は背後へ下がってゆく。
アメリカ
ーコツン…と日本の背中が、壁に当たった。
アメリカ
アメリカが、日本の頬へ手を伸ばした。
日本くん
ーーブンッ!!!バギッ! 次の瞬間、風切り音と共に、日本とアメリカの間へ銀色の斧が振り落とされた。 斧は、シーツとベットを切り裂いて、木製のベットフレームを半ば貫通した。
日本くん
カナダ
斧を振り落としたのは、カナダだった。いつにもまして笑顔なのに、額には青筋を浮かべていた。
アメリカ
カナダ
カナダ
アメリカ
カナダ
カナダ
日本くん
ーパタンッ… 日本がベットの上に倒れた。キャパオーバーで気絶したのである。
カナダ
アメリカ
カナダ
カナダ
アメリカ
カナダ
アメリカ
アメリカ
アメリカ
カナダ
カナダ
アメリカ
アメリカ
カナダ
アメリカ
カナダ
アメリカがカナダに銃口を向けた、その時だった。
ーーバリンッッ!!!
部屋の窓ガラスが、耳をつんざくような音をたてて割れた。
窓ガラスが割れると同時に、部屋に転がり込んで来る影が一つあった。
陸
日帝が、般若の形相で二人を睨めつける。
アメリカ
カナダ
陸
陸は大声で、カナダを怒鳴りつけた。
カナダ
カナダ
アメリカ
陸
陸は、ベットで眠むる日本に駆け寄り、その体を優しく抱き上げると、吹き抜ける突風のようにアメリカの部屋から出て行った。
カナダは、日帝と日本が出ていった窓の外を、しばし呆然と見つめていたが、やがて重いため息をついた。
カナダ
カナダ
アメリカ
カナダ
カナダ
アメリカ
アメリカ
カナダ
この兄弟、日本が絡まなければ仲良しであった。