鷹斗
鷹斗
ガチャ……
鷹斗
親父
鷹斗
鷹斗
鷹斗
親父
鷹斗
親父
親父
親父
親父
親父
鷹斗
鷹斗
鷹斗
親父
鷹斗
鷹斗
姉さん
姉さん
親父
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
キィ……
鷹斗
姉さん
姉さん
鷹斗
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
鷹斗
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
バタンっ……
鷹斗
鷹斗
鷹斗
信じて貰えなかったんだ……僕の言ったこと…
……無視されたんだ……〣
僕の……言ったこと……………………〣
鷹斗
鷹斗
もう少し……もう少しだけ待ってみよう……
もしかしたら……姉ちゃんも信じてくれるかもしれない……
パパも……言い出してくれるかもしれない……
母さんも……気づいてくれるかもしれない……
僕ばっかり焦ることはないんだ……きっとどうにかなる……。だってパパはいい人だもん
きっとまた……元通りになれる……
……………………………………きっと……
それからしばらくした……ある日の土曜…。
鷹斗
この日、姉と母は中学の懇談会で家には僕しかいなかった……。
鷹斗
鷹斗
鷹斗
キィィ………………パタン……
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
キィ…………………………
鷹斗
ギシッ……ギシッギシッギシッ……ギシッ……
んぁっ……// あぁっ……!!//んんっぁ……//
鷹斗
ポタ……ポタっ………………
鷹斗
どうして……?
パパ…………パパは優しい人でしょ……?
姉ちゃんも……僕も……母さんも……「愛してる」って言ったじゃん……
僕達を「愛してる」なら……その女の人はなんなの……。
その人も「愛してる」の…………?
パパは……パパはっ……………………
僕達が大切じゃないの…………?
鷹斗
親父
鷹斗
親父
親父
親父
鷹斗
鷹斗
鷹斗
・・・ あいつは僕達を愛してはいないんだね。
……パタン…
鷹斗
鷹斗
言わなきゃ……姉ちゃんに…伝えるんだ…………このことを……。
そうだ……動画を撮ろう……そうすれば…信じてくれるに違いない
鷹斗
幸せな家族は……。僕が……僕自身の手で無理やりにでも取り戻してみせるよ…
・・・ 父さん…………。
数日後……
鷹斗
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
姉さん
鷹斗
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
グイッ……!
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
鷹斗
姉さん
姉さん
ガシャンっ……!!
鷹斗
鷹斗
姉さん
姉さん
姉さん
鷹斗
鷹斗
鷹斗
姉さん
鷹斗
鷹斗
姉さん
バタンっ……!
姉さん
姉さん
姉さん
今思えば……その頃から姉さんはおかしかったのかもしんねぇな……
鷹斗
ただそん時は……自分の気持ち伝えようと必死だったんだろ…周りの状況なんて知りもしなかったよ……
俺の親父は……そう…お前らが電話で聞いた「美波」っつう女と不倫してたんだ……。
俺はそん時……姉さんを恨み……親父を恨み…この感情をぶつける当てもなくただただ1人で泣くしかなかった
鷹斗
…その日の夜…。
俺は…あまりに親父の話を拒む姉さんの行動に不信を感じて……1度夜中まで起きてみることにしたんだ
そしたら……もうひとつとんでもないことが分かったんだよ…〣
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
ぅぅ……ふぅ…ちが……ぁあ…………
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
ひた……ひた…ひた…………
鷹斗
……扉に耳を押し付けて…部屋の中から微かに聞こえる姉の声に…耳を傾けた…
そしたら……〣
親父
鷹斗
ドゴッ……ガッ…
鷹斗
親父
姉さん
鷹斗
鷹斗
鷹斗
姉さん
姉さん
鷹斗
パタン……
鷹斗
鷹斗
鷹斗
頭が真っ白になった……。まさか……まさか親父が……
姉さんを……襲ってたなんて…〣
鷹斗
鷹斗
その時は……恐怖で足が動かず……ただその日も……1人布団の中で泣くしかなかった
キィ………
鷹斗
姉さん
姉さん
姉さん
鷹斗
いつもなら「ノックくらいしろ」と怒鳴る姉さんも……その日は何も言わなかった
俺は真実を知ってた。父さんは不倫をして……姉さんを犯してる。
その事実を……この時…………俺の口から言い出すことが出来たなら……
今はもっと違ったかもしんねぇな……〣
鷹斗
鷹斗
姉さん
鷹斗
姉さん
鷹斗
鷹斗
鷹斗
姉さん
鷹斗
勇気も自信もなかった俺には……親父の話題を出さないことくらいしか姉さんを元気づけることが出来なかったんだ…………〣
鷹斗
……シ…………ギシッ……ギシッ…
鷹斗
鷹斗
鷹斗
またヤってる…。〣
鷹斗
鷹斗
……キシっ………ギシッギシッギシッ……シ…
鷹斗
……シ…ギシッギシッ…ギシッ…
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
ギシッ…ギシッ…ギシッギシッ……
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
あれ……音がやんでる……………あの女の人帰ったのかな……
姉ちゃんも………きっとこのこと気づいてるよね……
………お願い…母さん……早く帰ってきて……………
鷹斗
鷹斗
眠れない……
……あの女の人の声が……耳から離れない……〣
いいや声だけじゃない…艶めいた唇…。細い腰…肩まで伸びた黒い髪。
その全てが頭から離れてくれない…。忘れたいのに…忘れなきゃいけないのに…
鷹斗
鷹斗
鷹斗
鷹斗
ガチャ………
鷹斗
美波
美波
鷹斗
あ……あぁ…この人は…………パパと…
美波
美波
鷹斗
美波
美波
鷹斗
この人は…何を言ってるんだ………
不倫相手。そう自覚している人間なら…少しは罪悪感があるものだと思っていた
…でも………それをこの人からは微塵も感じない…。それどころか父さんの息子である僕を目の前にこう平然と話しかけてるんだ…
鷹斗
イカれてる………〣
美波
鷹斗
美波
美波
美波
鷹斗
美波
美波
美波
鷹斗
鷹斗
美波
鷹斗
美波
美波
美波
美波
鷹斗
鷹斗
美波
鷹斗
鷹斗
美波
鷹斗
むぐっ…!
鷹斗
美波
鷹斗
美波
美波
美波
鷹斗
美波
美波
美波
鷹斗
鷹斗
あぁ……………もう……
こいつらみんな…
狂ってる………………〣
コメント
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いいえ( *´꒳`*) こちらこそありがとうございます