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舘さまの処女作 (めめこじ編)
目黒
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見慣れない景色 夏休みに母方の祖父母の家へ遊びに来ていた少年目黒蓮は、探検と称して裏山に入り、案の定迷子になっていた 辺り一面、咲くには少し早いコスモスの花で埋め尽くされている
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目黒
目黒の目の前に 高校生くらいと思われる 今にも消えそうな青年が立っていた
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目黒
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目黒
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目黒
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目黒
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目黒
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目黒
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目黒
目黒は……じの手を取る 今好きなアニメや、大好きなザリガニ釣りの話をしながら…う…と一緒に歩いた 不思議と目黒は彼に惹かれていた 儚く、優しい彼に
しばらくすると見慣れた小道に出た
目黒
目黒は戻って来れたことに嬉しくなり、こ……の手を放して走り出す
目黒
目黒
目黒
振り返ると 既に…う…の姿は無かった
目黒
目黒蓮 26歳 大学を卒業し、22歳で就職 それなりに良い会社に入社し それなりに稼ぎもあって それなりに幸せに暮らしている それなりの、人生を送っている
目黒
時計を見ると、針は20時を指している
目黒
このプロジェクトもやっと明日で終わり これが終われば、もう少し余裕のある日々がやって来るだろう
残っている数人の社員に挨拶をし 目黒は足早にオフィスを後にした
確かに、それなりの人生を送っている 目黒は極めて整った顔立ち モデルのような体型、低くて甘い声 穏やかな性格という 天が二物も三物も与えたような人物であった
目黒
街を歩けば 芸能界へのスカウトはあとを立たず 言い寄ってくる女は星の数ほど ストーカー被害だって遭ったことがある そんなこともあり 恋愛などに興味は無かった
目黒
脳裏にちらつくのは、あの日の夏休み 全て鮮明に思い出せるのに 何故か、君の名前だけが思い出せない
目黒
君に会いたい
このプロジェクトが決まってからは、チームのみんなと馬車馬のように働いた その後に連休を申請しよう!という野望に目黒は乗っかったのだった その連休で、祖父母の家へ行くつもりだ
目黒
目黒は浴室へ向かった
翌日
目黒
プレゼンも無事に終了し 今回のプロジェクトは大成功 チームのみんなは抱き合って喜んでいる
女性社員 A
目黒
目黒
女性社員 A
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女性社員 A
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女性社員 A
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女性社員 A
女性社員 A
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小洒落た居酒屋 飲み会自体は嫌いではないのだが そういう雰囲気を出してくるのは あまり得意ではない
女性社員B
目黒
女性社員B
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女性社員B
目黒
女性社員B
目黒
女性社員B
目黒
一緒に頑張ってきた メンバーとの懇親会だから来たのに やはりこうなったかと目黒は思っていた 飲み会の席では 必ずと言っていいほどこうなってしまう
それが、目黒は嫌いだった
女性社員 A
目黒
女性社員B
女性社員B
女性社員 A
女性社員B
女性社員B
目黒
女性社員B
女性社員B
女性社員 A
目黒
女性社員 A
目黒
目黒
女性社員 A
この雰囲気 この後予定ある?と聞かれそう、と 目黒は本能的に察する
女性社員 A
女性社員 A
目黒
目黒
目黒
女性社員 A
女性社員 A
目黒
懇親会は大いに盛り上がって幕を閉じた そんな中 目黒とさっきの女の人だけが 微妙な空気になっていて なんとも言えない気持ちになる
目黒は祖父母の家へ来ていた
祖母
目黒
目黒
祖母
祖父
目黒
田舎にある母方の祖父母の家は、少し古くなっていると感じたが、昔と然程変わっていないように見える
時が流れるのが、遅いように思える 東京は確かに華やかな場所だが 目黒にとっては、少し時の流れが早い
目黒
祖母
目黒
目黒は祖父母の家を出た
目黒は裏山へ入っていった
目黒
目指しているのは あの日見たコスモス畑
そして 誰よりも会いたい君に 目黒は会いに来たのだった
目黒
目黒
目黒
目黒
幼い頃の記憶を頼りに 目黒は森の中へと足を進めた
ひらけた場所に、出た 今は10月、コスモスは見頃だ 色とりどりのコスモスが咲き誇っている
目黒
目黒
辺り一面コスモス一色 まるでここだけ 時が止まっているかのよう
目黒
やっぱり、彼は幻だったのだろうか 迷子になった俺を助けてくれただけの 山の妖精だったのかもしれない 幼い自分が作り出した 拙い幻想だっのかもしれない
目黒
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目黒
勢い良く振り返る
目黒
間違いなく、君の声が聞こえた 気がした
目黒
30分程待ってみたが それ以降、君の声が聞こえることはなかった
目黒は諦めて山を降りることにした まだ時間はある 祖父母の家には1週間程滞在する その間に、何としても君に会ってみせる
目黒
目黒
目黒は、その場を後にした
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目黒は毎日コスモス畑へ通っていた
祖父
目黒
目黒
目黒
目黒
祖父
目黒
目黒
祖父
祖母
祖母
目黒
祖母
目黒
祖父
目黒
目黒
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祖母
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祖父
祖父
祖父
祖父
目黒
祖父
祖母
祖母
祖母
目黒
目黒
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祖父
祖母
目黒
目黒
祖父
目黒
祖母
祖母
目黒
目黒
祖母
祖母
祖母
祖母
目黒
目黒
目黒
祖父
祖父
目黒
目黒
翌日
目黒
祖母
祖父
目黒
目黒は裏山を目指して歩いた
目黒
美しく咲き誇るコスモスの花々 辺りを見回すと、祖母が言っていたようにピンクと赤と白の花ばかりだ
目黒
進んでも進んでも、 オレンジ色のコスモスは見当たらない
目黒
所詮御伽話の類である 本当は俺の妄想だったのではないかと 先日聞こえた声は 本当は幻聴だったのではないかと 探せば探すほど自信を削がれていく
目黒
目黒
あの日から君のことを 1日でも忘れたことなんて無い 俺を助けてくれた優しい君 明るいのに、どこか寂しげで 放っておけない気持ちになって 寂しくて泣いていないだろうか 孤独を感じていないだろうか 心無い者に傷付けられていないだろうか そう、目黒はずっと考えていた
目黒
目黒
君と共にありたい 君を支えていたい 君の手を握っていたい 君の笑顔を見ていたい 君の側で、僕は愛を唄うよ "ひとりじゃない" 君に感じさせてみせるよ
目黒
目黒
俺と共にいてほしい 俺を支えてほしい 俺の手を握っていてほしい 俺の横で、笑っていてほしい 俺の側で、君に愛を唄ってほしい "ひとりじゃない" そう、俺に感じさせてほしい
目黒
目黒は力の限り叫んだ
目黒
風が、吹いた そうだ どうして忘れていたんだろう
目黒
目黒
向井
目黒
向井
目黒
目黒は精一杯、向井を抱きしめた 胸の底から溢れてくる たくさんの想いを伝えるように ひたすら抱きしめた 向井は 目黒を優しく抱きしめ返してくれた
向井
向井
目黒
向井
目黒
目黒
向井
目黒
やっと会えた 君はあの日と変わらない姿 1日たりとも忘れたことがなかった あの日から、ずっと大好きな君
目黒
目黒
向井
向井
目黒
向井
向井
向井
向井
向井
向井は、悲しそうに笑った
目黒
向井
目黒
向井
目黒
向井
目黒
目黒
向井
向井
向井
目黒
向井
向井
目黒
目黒
向井
向井
目黒
目黒
目黒
目黒
向井
もう一度、きつく抱きしめた もう、向井がどこにも行かないように
向井
目黒
目黒
目黒
向井
目黒
目黒
目黒
向井
目黒
向井
目黒は向井の唇を奪った
向井
目黒
目黒
向井
目黒
目黒
向井
向井の手を握って立ち上がる そのまま手を引いて 祖父母の家を目指した 振り返ると 目黒たちが座っていた場所に オレンジ色のコスモスが一輪
目黒
向井
目黒
向井
目黒
向井
向井
目黒
向井
向井
目黒
目黒
向井
目黒
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目黒
目黒
目黒
向井
向井
向井
向井
向井
たくさんのコスモスが、風に揺れた
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