俺は教師
相手は生徒
恋をしてはいけない相手に
恋をしてしまった
いちにーさん、いちにーさん
阿部先生
そこ遅れてるよ!
現在、体育の授業中
私は今大嫌いなマラソンをしている
結衣
はぁい〜
1歩2歩、走っただけで息切れ
私の体力無さすぎでしょ
結衣
もうやだあああ
結衣
あっ!
その時、石につまずいて転んでしまった
結衣
痛てて…
阿部先生
大丈夫?
阿部先生が駆け寄ってきてくれた
結衣
大丈夫です笑
結衣
転んだだけなので
結衣
じゃ、また走ってきま〜
阿部先生
ちょっと待って、
阿部先生
そこ、怪我してる
足には擦り傷があった
結衣
ほんとだ
結衣
でも、大丈夫です!
阿部先生
大丈夫じゃないから、ほら保健室いくよ
結衣
…はーい
半強制的に保健室に連れてかされた
阿部先生
そこ座って
結衣
はい
阿部先生
絆創膏でいい?
結衣
はい
結衣
というか先生、
阿部先生
ん?
結衣
擦り傷ごときでそこまでしなくても私平気ですから
阿部先生
結衣さんが平気でも先生はめちゃくちゃ心配してるんだからね〜?
結衣
えー、本当ですかぁ
阿部先生
ほんとだよ笑
先生心配しすぎじゃない??
阿部先生
よし、OK!
阿部先生
戻ろ!
結衣
マラソンやだ〜
阿部先生
まぁまぁそう言わずに!
阿部先生
先行ってるね〜
結衣
ちょっと待ってくださいよ〜
まだ「好き」という気持ちは無い
だけど心の何処かにはその気持ちが隠れてるのかもしれない…