小鳥遊 裂
・・・早く始めるぞ。お前が変わらないと俺が怒られるんだ。

朱雷海羽
・・・

朱雷海羽
・・・さ、突然だけど・・・僕に従って。

小鳥遊 裂
・・・は、はぁ!?

小鳥遊 裂
(お、おい・・・これは何が起きている?海羽は銃を持っているが・・・あれは、見たことないものだな?)

朱雷海羽
・・・従って。

小鳥遊 裂
・・・お前の目的はなんだ。

朱雷海羽
・・・こんな手段を使うほどな物事なんだよ?言うわけないでしょー?

小鳥遊 裂
(チッ・・・やはり、答えてはくれないな。ここでこたわったら俺の身が危ない。ここはおとなしく従うべきか?いや、でも、俺を殺したとしてその後始末はできないだろう・・・だ、だが、こんな銃を持っているんだ。かなり高度な技術で隠蔽しきれるか?)

朱雷海羽
・・・早く答えてくれる?

朱雷海羽
僕、君みたいな罪のない人に銃向けるの嫌なんだけど。

小鳥遊 裂
(・・・ここは、従っておくしかないな。目的は俺の頭脳だろう。危害を加えてくることはない。)

小鳥遊 裂
・・・ああ。分かった。一旦、従っておいてやるよ。

朱雷海羽
いい判断だね。じゃあ、行こうか。

海羽が銃を下ろした瞬間、突然見知らぬ場所に2人は飛ばされる。
朱雷海羽
さぁ・・・突然だけど、君は、この会社、マルコス・サイエンス・コーポレーションで働いてもらう。

小鳥遊 裂
(マルコス・サイエンス・コーポレーション・・・様々な道具、楽器の製作、そして、環境問題の解決に大きく貢献した会社だ。)

小鳥遊 裂
・・・働く、か。俺は何をすればいい?

朱雷海羽
へぇ・・・案外、受け入れるのが早いね。さすが天才さん。さて、業務内容だけど・・・

朱雷海羽
エイリアンの撲滅のため、研究、戦闘をして欲しい。

小鳥遊 裂
・・・エイリアン?

朱雷海羽
まぁ、最初はそういう反応になるよね。エイリアンっていうのは・・・

海羽が人差し指を空中にさした瞬間、人差し指に装着された小型の機械から弾幕が発射され、空中にサイバーシートが広がる。
朱雷海羽
これをみてくれる?

小鳥遊 裂
(やはり、かなり高い科学力を持っているようだな。)

小鳥遊 裂
・・・これは・・・

そこには、SF映画で見るような、小型のドロドロとした液体に目玉と口が着いた生物と、エイリアンについての説明が書いてあった。
朱雷海羽
この生物こそがエイリアン。もちろん、これはエイリアンの1種類だけどね。

朱雷海羽
エイリアンは、近年出現したまだ謎が多い生物だ。生物と言ってもいいのかすら分からないんだけどね?

小鳥遊 裂
だからあんな不可解な事件が近年発生していたのか・・・

朱雷海羽
その通り。さぁ・・・協力、してくれるかい?

小鳥遊 裂
・・・待て。その研究や戦闘など、いろいろなことを知りたい。体験入社、させてくれないか?

朱雷海羽
ま、そうなるよね。いいよ、君に体験させてあげよう。僕に付いてきて。
