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紫の罰。

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紫の罰。

3 - 紫の罰。

♥

2,025

2023年04月29日

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次の日

shp

…っん、いっ!

起きると同時にまた痛みが襲う

ゆっくり体を起こすと

俺は地面で寝ていたみたいだった

血まみれになった床を見る

shp

…まず、

shp

包帯や

俺は足を引きずって

包帯を取り出し 雑に固定した

shp

…い、てぇ

shp

いたい、けど

shp

これぐらいは当たり前やから

俺は血まみれになった床を そのままにして

食堂に向かった

食堂には殆どの人が集まっていて

俺も静かに定位置に座った

いつものように朝食を受け取り

いただきます

と小さく言って口に運ぶ

覚めたばっかなのか

目の前はぼんやりとしていて

shp

う、まぁ

そう言いながら

頬に手を置く

その時だった

ふいに視線を感じた

これ

確信づいていた

コネシマさんからの視線だと

睨まれている

直視できず

ただ体を縮こませた

shp

(謝らんと)

shp

(正直にごめんと)

俺は半分残った朝食を後にして

メンバーが集まる中心にいる コネシマさんにびっこを引きながら 近づいた

shp

あ、の先輩

kn

コネシマさんは受け答えもせず

黙る

さっきまで楽しそうに話しとったのに

shp

昨日はすみません…でした

shp

あ、の怪我とか何か大丈夫っ…すか?

kn

…別に大丈夫やけど

kn

それで何や?

kn

邪魔すんなら帰れ

冷たい言葉にびくっと体が震える

zm

し、しっま、

zm

言いすぎじゃ…

rb

どしたん?

周りがわちゃわちゃするなか

俺はすぐ頭を下げて元の位置に戻った

shp

…はぁぁ

shp

まじで

shp

嫌われたんやな…笑

絶望の淵に追いやられると

逆に笑えてくる

俺は零れる涙に気づかず

ご飯を口に入れた

自室

ー朝食後ー

shp

書類やらな…

溜まってる書類をばらっと並べる

床に付いた大量の血は

片付けた

shp

ふぅぅ…

shp

集中できんな

shp

…いや

shp

できなきゃどうする

shp

他にも迷惑かけたら

shp

俺は、何のために

shp

生まれてきたんや

ぼーっとする頭をばしっと叩いた上

ぶちっと髪の毛をむしった

やっと終わったのはもう夜の頃だった

足を引きずって

痛む手も足も気にせず

書類を手にとって歩きだした

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