テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ある日曜日の昼下がり。
高く昇った太陽が、国々を明るく、暖かく照らしている。
まさか、この後悲劇が起こるなんて
誰も予想できなかっただろう。
オーストリア
ドイツ
僕はオーストリア。そして、この国は僕の親友、ドイツ。
オーストリア
ドイツ
ドイツ
オーストリア
オーストリア
ドイツ
ようやくトルコの姿が見えてきた。が、どうも様子がおかしい。
なんだか血生臭い。
よーく目を凝らして見ると、
トルコの目の前に…ギリシャ血まみれで倒れていた。
オーストリア
ドイツ
ギリシャはぴくりとも動かない。
僕たちは二国に駆け寄った。
ドイツはギリシャを指差して言った。
ドイツ
トルコ?
ドイツ
トルコは依然として沈黙を貫いて、こちらを向く素振りも見せない。
ドイツ
ドイツがトルコの肩を掴もうとした時、僕は感じたんだ。
彼から、国ではないオーラが発せられていることを。
僕は咄嗟に叫んだ。
オーストリア
ドイツ
でも、遅かった。
グチャリ
鈍い音が響き、
辺りに血が飛び散る。
僕は見てしまった。
ドイツ
トルコから伸びた触手が、
ドイツの腹を突き破るのを。
オーストリア
トルコ?
そして、ようやくこちらを向いたトルコの顔には
大きく裂けた黒い口、それ以外何も無かった。
トルコ?
そいつは、ニタリ、と不気味な笑みを浮かべながら近づいてくる。
逃げなきゃ。
逃げなきゃ。
逃げなきゃ。
分かっているのに、足がすくんで動けない。
トルコ?
…ああ、もうだめだ。殺られる。
そう思った、その時だった。
バンッ
銃が奴の脳天を貫いた。
?
…誰かが、助けに来てくれた…?
?
オーストリア
?
?
オーストリア
地獄行きの電車は、もう出発していたんだ。