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桃青、黄赤、黄青です! 地雷、腐が苦手な人、純粋さんバイバイ 字が間違ってても脳内変換してね♡ 通報ダメ絶対( ^∀^)

なにか重たいものがドンと落ちてきたような気がした。

ねー黄くん

はい?

…青ちゃんのことどう思ってる?

ふたりの会話に僕の名前が出たことに、体が過剰に反応する。

聞きたいような、聞きたくないような、そんな感覚に陥る。

青ちゃん……

いい人ですよ

その黄くんの言葉を聞き、僕はパッと顔を上げる。

そうだよね、黄くんの彼女は僕だもんね。

赤くんと頻繁に会っていたのだってなにかわけがあるんだよね。

さっきの思考から一転、ポジティブな思考へと変わっていく。

……そっか

どこか寂しそうに言う赤くん。

なんで赤くんがそんな悲しそうな顔するの?

いつも応援してくれてたじゃん。

青ちゃんと黄くんは憧れだよって言ってくれてたじゃん。

でも

黄くんが微笑みながら赤くんを見る。

でも……本当は

赤に、彼女になってほしいと思ってます。

……え?

赤くんに……

彼女になってほしい。

……なに、それ。

本当?

嬉しそうに尋ねる赤くん。

はい

そんな赤くんを優しく抱きしめる黄くん。

……黄くん。

……赤くん。

黄くんの彼女は僕でしょ?

なんで彼女でもない赤くんを抱きしめたりするの?

僕にはそんなふうにしてくれたこと一度もないのに。

そのときだった。

黄くんと赤くんが顔を近づけ……

なんで……

彼女でもない赤くんとキスしたりなんかするの?

その甘い言葉も、バグも、キスも。

"好き"の言葉すらもらってないのに。

そもそも告白してきたのは黄くんの方だったじゃん。

なんで僕じゃなくて赤くんに彼女になってほしいなんて言うの?

黄くんは僕の彼氏でしょ?

赤くんは僕の親友でしょ?

……こんな展開いらない。

鼻の奥が、目の奥がつんとする。

目が熱い。

なにかが込みあげてくる。

……涙だ。

勝手にあふれだす涙のせいでふたりがぼやけてく。

……うっ

泣くな。

そう思うのに涙はあふれ出て止まらない。

こんなところで泣くなんて。

ふたりが気付いてしまうかもしれない。

でも、涙は止まらない。

誰にも見られたくなくて、走って公園まで行く。

続き♡100

僕の彼氏は親友とデキていました(1)

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