曇りのち快晴

【AM 0:00】

ｶﾞﾁｬ

ﾊﾞﾀﾝ

最近、僕の彼氏は出掛けることが多い。

夜に行って、帰ってくるのは明け方。

彼は寝てるから気づいてないと思ってるのだろうけど僕は知っている。

全然構ってくれないし、ここ最近はずっと独りだ。

昼間もいふくんは仕事で僕はひとりぼっち。

ご飯ですら一緒に食べられていない。

嫌な妄想が頭を埋め尽くす

頻繁に出掛けるようになったのは、つい最近から。

仕事で疲れてるだろうに、それさえも後回しに出来るくらい大事な用事なのだろう。

考えるたびに心が痛くなる。

僕は料理が出来ないから夜ご飯はレトルト食品や、カップ麺だ。

彼は、料理が上手で色々なものをつくってくれた。

思い出すと、カップ麺は喜んで食べれなかった。

気づけば床で寝てしまっていたみたいだ。

重い足を動かし、ソファに座る。

静かな部屋に独り。

テレビをつける気にもならないし、ゲームをする気にもなれない。

そうだ。しょーちゃんに相談してみてはどうだろう。

そう思い、僕はLINEを開いた。

＜　五条悟

【PM 22:00】

僕はベッドに入る。

寝る時はいつも抱きしめてくれるからなのか、 今が冬だからなのかは分からないが普段よりも寒い。

ダブルベッドなのでスペースがガラ空き。

浮気じゃないといいけど…