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めんだこ(̨ ՞ ・・՞ )̧
#へたくそだけど許して
放課後の体育館はいつもより少し静かだった
ボールの音が止み、水を飲みに行く部員たちの声だけが響いていた
その隅でマネージャーでもないのに自然とみんなのタオルを集めたり
散らばったボトルを並べたりしている 小柄な女の子がいた
茶色い髪を三つ編みした、天音澪
澪は何か言われる度に、小さく頷いてスマホを打つ
それが澪の"声"だった
侑
角名
治
角名
侑
角名はスマホをいじりながら 少し離れた場所を見る
静かで、小動物みたいで
でも誰かが困っていたら一番最初に気づく
角名はその姿を、よく見ていた
北さん
天音は顔をあげる
そしてスマホを打つ
澪
北さん
侑
治
澪は困った顔で笑う
その笑顔を見て双子は同時に
侑
治
と呟いた
角名
侑
部活が終わり
外はもう暗くなっていた
澪は1人で荷物を抱え帰ろうとしていた
すると後ろから足音が聞こえる
角名
澪
角名
澪
角名
澪はスマホを胸に抱える
角名はその仕草を見る度に
苦しくなる
"声"を隠すようなその癖が
角名
澪
自然に2人は歩き出す
静かな時間
でも、自然と気まづくはなかった
店員
澪
澪は身体を震わせる
反射みたいに
角名はそれに気づいた
角名
慌てて
澪
でもその手が少し震えていた
角名
澪の指が止まる
角名
澪は目線を下げた
しばらくして、スマホを打つ
澪
角名はその文字を見て、小さく息を吐いた
角名
澪
角名
澪の目が少し揺れる
図星だった
澪
澪
澪
画面を見た角名は、何も言わなかった
ただ少しだけ眉を寄せる
角名
澪は驚いたように顔をあげる
角名
角名
角名
角名
最後だけ少し小さい声だった
澪は目を丸くする
心臓が変にうるさい
角名はカメラを構える
澪
角名
カシャ
澪は慌てて顔を隠す
角名
澪
耳まで真っ赤になる澪を見て
角名は珍しくちゃんと笑った
駅前だと思ってね
澪
角名
澪
その文字を見た瞬間
角名は少し黙った
そして澪の額を軽く小突く
澪
澪は目を見開く
角名
澪
角名は少ししゃがみ、目線を合わせる
角名
角名
角名
世界が止まったみたいだった
電車の音も
人の声も
全部遠い
澪の指先が震える
スマホを打とうとして、何度も間違える
角名
そして澪は震える手で文字を打った
澪
短い文
でも角名はとてつもなく嬉しい
角名
その日初めて澪は
"声がなくても伝わる"と覚えた
主
主
主
主
主
主
♡…20