TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

美空

桜……

黒い穴を見つめながら言う

結花

さ、桜……

結花は涙ぐんだ目で見ている

加奈子

う、うぅ……

舞衣

桜……

加奈子は泣いているし、舞衣も悲しげな表情だ

浩介

悲しいのは分かるけど……

浩介

桜ちゃんの為にも、ここは乗り越えようぜ!

隆二郎

そうだね……

隆二郎

ほら、結花ちゃん、行くよ

慰めされながら私たちは先に進んだ

試練は沢山あった

まず必要なのは15個

あればあるほど楽にはなる

でも火の玉を落とさない

3体に1個くらいの確率だから、

かなり倒さなければいけない

美空

時間かかるね……

結花

そうだね……

結花

3体に1個くらいかな?

結花

火の玉落としてる

美空

うーん…

美空

だとしたら、

美空

最低でも45体は倒さないとね……

加奈子

そんな……

加奈子

まだ20体も倒してないよ……

舞衣

よし、これで18体目!

舞衣

頑張ろ、桜のためにも

舞衣はこういうところで強い

みんなをしっかり励ます

今の困難を乗り越えようとしている横顔を見て

私も少しは貢献しなきゃ、と思った

美空

……!!

突然炎が私の右手をかすめた

美空

あっつ……

奏多

だ、大丈夫?

奏多

はい、冷やすものないし、

奏多

ここだとちょっと暑くてキツイから

奏多

これ、使って

渡された包帯で火傷を覆う

ほんとは冷やした方がいいのだけれど…

典人

暑い……

典人

この中で炎の化け物と戦うのはつらいよ……

何にせよここは地獄

マグマもあるくらい

そして今炎の化け物の巣にいる

気温があまりに高い

奏多

ふう、一旦戻るか?

奏多さんがそんなことを提案した

浩介

そうだな、一旦

浩介

半分くらいは倒したはずだし、いいでしょ

そんなこんなで私たちは一旦戻ることになった

結花

はーっ!

結花

涼しい〜

ここに帰ってくると

やはり涼しさを感じる

隆二郎

そうだね、クールダウンできそう

私たちは1,2日ここで体制を整えることにした

奏多

2人もいなくなったか……

浩介

そうだよな……

浩介

居ないと寂しいよ……

浩介

桜ちゃん可愛かったのに……

奏多

そうじゃないだろ

奏多

ってかケガは大丈夫?

奏多

美空ちゃん

美空

あ、ちょっと今冷やしてるけど……

美空

痛みは引いてきたから…

奏多

大丈夫かな?

奏多

ケガは一応覆っておいてね

美空

わかった。

加奈子

えっとそれで、どうするの……

加奈子

装備を整えるにしても……

奏多

そうなんだよね、

奏多

あまり身を守ろうとすると暑いから…

奏多

そこが難点なんだよね……

舞衣

うーん、

舞衣

武器を強化したらいいんじゃないかな

典人

僕も、そう思うよ

典人

やっぱり今の物じゃ弱いかも

典人

攻撃される前に倒さなきゃ

浩介

そうか、

浩介

だから資材を集めた方がいいよね

浩介

ありがと、舞衣ちゃん

舞衣

あ、そんな凄いことを言ったわけじゃ……

典人

凄いよ十分

典人

じゃあ資材を集める感じでいいよね?

奏多

そうだな

奏多

1日で集まるだろう

奏多

明日資源を集めて

奏多

明後日の昼に出発する

しばらくここで休憩するみたいだ

私は痛みがほとんど無い火傷の傷を押さえながら

部屋に戻った

美空

うー……

火傷はかなり広範囲に及んでいた

赤く爛れた傷が右腕の付け根辺りに広がっている

包帯でしっかり押えていると

コンコン

部屋の扉がノックされた

美空

あ、いいよ〜

ガチャ

入ってきたのは舞衣だった

舞衣

美空、ケガ大丈夫?

美空

痛み引いてきたし、

美空

広範囲だけど包帯巻いてるから大丈夫!

舞衣

そっか、よかった……

舞衣

それでさ……

美空

ん?どうしたの?

舞衣

私決めたんだ

舞衣

応援してくれてる美空には言った方がいいかなって

舞衣

私、

舞衣

明日の夜、典人さんに……

舞衣

ちゃんと自分の思い、伝えようかなって思うんだ

闇の世界で、君を探して

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

60

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚