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ードンッ!
美彩(みあや)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
ど、どうしてこうなったーーー('ロ')'ロ')'ロ')'ロ')!?
恋愛初心者 &お人好し …なお嬢様、 甘宮 美彩 (あめみや みあや)
VS
人たらし&完璧 王子 …な、美彩 専属執事、 筱芽 冬梨 (しのめ とうり)
「お嬢様と執事」
これは、身分違いの2人が繰り広げる、 復讐(!?) & ほんわか系、 ラブ コメディー!
美彩 視点
冬梨(とうり) 視点
ー事の始まりは、つい数時間前のことー。
美彩(みあや)
今日も早々に高校に着き、教室の左端の隅っこにある、自分の席に着いた私はー。
教室の時計の時刻を見てー思わず、体を強ばらせた。
時計の針が刺している、現在の時刻はー
午前 5時 45分…
美彩(みあや)
何度見ても、部屋の時計の文字は変わらない。
美彩(みあや)
美彩(みあや)
時間を持て余した私はー暇だったので、 東京 ・ハーバード大学の過去問を解くことにした。
主
サラサラサラサラ…
美彩(みあや)
美彩(みあや)
それに・・・
私、甘宮 美彩 (あめみや みあや)は…
教室内 1の ど陰キャ なのだ…!
美彩(みあや)
美彩(みあや)
美彩(みあや)
誰かに聞かれているのを恐れながらも、私がブツブツと文句を言っているとー。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
不在着信
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
不在着信
スマホの持ち込みOK、休み時間だけでなく何時でも使ってよし…!
という謎の校内ルールに従って持ってきていた私のスマホが、音を立てて2回、鳴り響いた。
美彩(みあや)
美彩(みあや)
美彩(みあや)
通話
00:00
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
美彩(みあや)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
見事に毒舌をかましてきた私の執事ー筱芽さんに、私は表では必死に謝りー。
でも、その裏ではー。
美彩(みあや)
ーと、物凄い悪態をついていた。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽さんが私の 「専属 執事」になってくれて、本当に良かったです♡
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
いや、絶対そんなこと思ってないよね!?
というかー筱芽さん、さっきあなた、私に向かって、舌打ちしてませんでしたか!?
美彩(みあや)
美彩(みあや)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
通話
03:10
美彩(みあや)
筱芽さんのー ー本音・・・?
ツー、ツー、ツー…
そのまま、フッツリと途切れた通話の音が、今日はやけに…
不気味に聞こえた。
その日の昼休みー。
美彩(みあや)
美彩(みあや)
その日の昼食を食べる気力のなくなった私は、無表情のまま、教室の窓の外を眺めていた。
美彩(みあや)
美彩(みあや)
あの窓際に集まっている、3人グループの女の子達に、注意してあげたい…今すぐ注意、というか忠告してあげたい!!
(ー忠告してあげたいけど、でもそうすれば・・・)
私のせいで、あの女の子達の…「隣の男子高校の"王子様"」 として、女子達からの注目の的の彼についての 「妄想」 …や、 「夢」 …等など…が、壊れてしまうことになる…
美彩(みあや)
美彩(みあや)
幸人(ゆきと)
美彩(みあや)
このクラスのアイドルである、 「幸人くん」こと 須賀 幸人(すが ゆきと)君に話しかけられて、私は少しだけ動揺してしまった。
幸人(ゆきと)
美彩(みあや)
幸人(ゆきと)
美彩(みあや)
心の中では物凄く動揺しながらも、私はわざと、幸人くんの言葉を聞いていなかった振りをした。
幸人(ゆきと)
美彩(みあや)
幸人(ゆきと)
バタバタバタ…!
幸人くんは赤い顔でそう言うなりー一目散に教室を飛び出していった。
モブ1
モブ2
モブ1
美彩(みあや)
私がー世界有数の財閥である、 「甘宮 財閥(ざいばつ)グループ」 の一人娘…、
甘宮 美彩 (あめみや みあや)
ーだと、学校中にバレないようにするためにも…‼️
クラスでも、学校でもー 息を潜めて、 「空気のような 陰キャ」 として過ごさないと…!
今までずっと、そう固く誓ってきた。
私はそうして、この16年間ー本来の自分を押し隠して生きてきた。
けれどこの3時間後ー そんな私の決意は、粉々に崩れることになる…。
・
・
・
モブ1
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
その日は、高校からの帰り道だった。
僕、筱芽 冬梨はいつものように、モブ1くん達と家まで帰っていた。
モブ1
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
ー嘘。
モブ2
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
ーこれも、嘘だ。
「俺」 ーホントの僕は、女子たちに無理やりキスしたり、ピーーーなことを強要してる、最低な人間だ。
女子って、俺みたいな 「超絶 イケメン」にはめっぽう弱いし… 例え俺が、キスやエ○チなことを無理やりしても、文句すらも言ってこない。
これはあの、ぶりっ子で天然な 陰キャ お嬢様にしか、吐き出してないけどー。
女子は、イケメンすぎる 「俺」 にとっては、非常に扱いやすい 「家畜」
だと思うーというか、そうだと確信している。
無理矢理キスやセ○クスを迫った後にはー。 先生に、 「筱芽くんの仕業だ」と告げ口されないよう、警察や公安の知人に賄賂(わいろ)を渡し、彼女達の家の方に、上手いこと根回し(ねまわし)してもらえばいいのだから…。
モブ1
モブ2
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
モブ1
モブ2
「嫌いな人とか、いたりすんの?」
友達二人に、こう聞かれた時ー 俺は迂闊(うかつ)なことに、俺達のすぐ後を、美彩 お嬢様ー俺の大嫌いな人が居ることに気付いていなかった。
だからつい、俺は彼らに、自分の本音をー あの 大嫌いな ぶりっ子女への思いを吐き出してしまったのだ。
それがー 俺の 「本当の恋」 の始まりになるとは知らずにー。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
モブ1
モブ2
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
モブ1
モブ2
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
俺が、自分の嫌いなーいや、世界一 大嫌いな人について、友達に本音を漏らしていたらー。
いつの間にか、 「甘宮 グループ」 の、お屋敷の前に到着していた。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
モブ1
モブ2
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
モブ1くん達と別れの挨拶をしてからー僕は素早く、自分のスマホを取り出した。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
トゥルルルル…
俺はウキウキと、きらりちゃんのスマホに電話をかけ始めた。
美彩(みあや)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
きらり
きらり
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
きらり
ほらー女子って単純だ。 イケメンの「俺」が泣けば、誰だって堕ちていく…俺に、このオレにー
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
俺は、突然聞こえてきた、美彩 お嬢様の声に戸惑った。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
きらり
きらり
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
きらり
美彩(みあや)
きらり
美彩(みあや)
きらり
美彩(みあや)
美彩(みあや)
きらり
美彩(みあや)
きらり
美彩(みあや)
美彩(みあや)
きらり
美彩(みあや)
美彩(みあや)
通話
07:10
美彩(みあや)
美彩(みあや)
電話を切ったお嬢様はー俺が逃げないよう、俺の両手を手錠で拘束した。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
この6年間、全く怒ったことの無い、 美彩 お嬢様がー執事の俺に、怒っている?
何故だろう、普段から、お嬢様のことを 「ぶりっ子 お嬢様」だと、バカにしてきたのに…
ずっと彼女のことを見くびって、裏切ってきたのに…。
この人のことがーどうしようもなく恐(こわ)くて…恐(おそ)ろしい。
美彩(みあや)
これからきっちり、 「責任」 を取ってもらいます。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩 お嬢様の言葉に、俺はようやくー自分の犯した間違いに気づいた、、。
(あぁ、、。 今日の帰りに、モブ1くん達に、この人が嫌いだと伝えていなければ…)
きらりちゃんの唇や体を無理やり、奪えたかもしれないのに…。
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
俺を見つめる美彩 お嬢様の目が、苦しそうで…
俺は初めてー彼女のことしか考えられなくなって…
美彩(みあや)
だけど俺は、 「嘘」 ではなく、 「本当」 の涙を流す彼女を、少しも励ませずに。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
ただただ、泣きじゃくる彼女をーその小さな背中を、抱きしめることしか出来なかった。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
どうやら俺は、クズ男から、本当の 「完璧 王子」 になるステップを踏まなければならないらしい。
そして、その覚悟を持て、とー美彩 お嬢様は先程、俺に仰(おっしゃ)ったのだ。
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
絶対に、 甘宮 美彩をー…彼女がカンカンになるまで怒らせてはいけない、 ということだー)
美彩(みあや)
筱芽(しのめ) 冬梨 (とうり)
To be continued…
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