母
類
司
母
母
母
司
まただ。また、何も言えない。
私は何も変わってないんだ。
ずっと、無力で臆病なまま。
類
司
母
類
母
司
母
司
母
母
母
母
司
母
母
類
司
類
司
類
司
司
類
司
司
類
司
類
咲希は生まれつき体が悪かった。
咲希
司
司
司
咲希
咲希
咲希はとてもいい子だった。
咲希
司
咲希
咲希
司
司
咲希は着たい服があっても、着ることができなかった。
咲希
咲希
咲希
咲希の着たい服は、俺が代わりに着た。
それを、咲希が望んだからだ。
咲希
咲希
俺は咲希のためなら喜んで着た。
咲希に元気になって欲しかったから。
咲希
司
咲希
咲希
司
咲希
司
咲希
ある日の事だった。
俺がいつも通り見舞いに来た日。
咲希
咲希へ繋がってるはずの管が、全て外れていた。
司
きっと自分で外したんだろう。
司
咲希
司
咲希
咲希
咲希
司
咲希
咲希
司
司
咲希
咲希
司
そして俺は……
ナースコールを鳴らさずに、その場に置いた。
咲希
咲希
司
司
咲希
類
司
司
司
司
類
司
類
類
司
司
司
類
司
類
司
類
司
類
「咲希が望むなら、俺はそれで構わなかった」
司
司
続く!
コメント
6件
なんとも言えない複雑な感情がリアルに繊細に表現出来ててすごい…!!お母さんと司くんどうなるのかな…
司の一人称がときどき俺になるの、やっぱり司として愛してほしかったり、女になりたいんじゃなくてただ可愛いものが好きだったりするのと関係するのかなあ、