俺はおかかが嫌いだった
あいつには彼女がいた
佐々木美玲
しかし、そいつは俺の
彼女でもあった
本来なら彼女が悪いと考えるのが普通だろう
しかし、当時の俺にそんな考えはなかった
彼女を取り返すため、
取り戻すためだけに
あいつを殺させた
憎かった
ウザかった
中学の時初めて仲良くなったのがあいつだった
1年の時のあいつは
何をするにも俺より劣っていた
2年の頃からかな、
俺は春休みのイラストコンテストで入賞した
だが、あいつは最優秀賞だった
初めて負けた
昔から友達と思っていた
しかし、その日以降俺はあいつをライバルとして見ていた
あいつが挑戦すること
あいつが褒められたこと
同じようにやって勝ったと思って
優越感に浸っていた
しかし、そんなある日
おかか
真似?
こいつは俺を見下してるのか?
それともなんだ?
挑発?
俺は初めて、
おかかを殴った
そのイケメンな顔が
もう見えないくらいぐちゃぐちゃに
涼介
おかか
先生
先生
先生には感謝している
きっと、止めてくれなかったら
あいつを自分の手で殺してたから
俺は両手に5針を縫う大怪我をした
おかかは頭蓋骨骨折、鼻の陥没、などなど
人間とは思えないほどに
真似されてうざいな
今まで意識してこなかった
いつもひとりで暗くて、怖いやつ
1度しか喋ったことがなかった
でも、ある日から異常に真似された
真似されている気がした
勇気を持って話しかけた
……
その後の記憶はあまり思い出せない
俺は知っていた
たが、認めたくなかった
時代を作ってきた仲間が仲間を殺したなんて
おかかにはあの日
ライブをさつえいしてとおねがいしていた
それは全てが放送された
たが、幸いなことに非公開
になっていた
アカウントを持っているメンバーしか見れなかったのだ
たまたま俺しか見てなかったものの
言うべきか、悩んだ
言うにも言えないまま
涼介が帰ってきた
その後、川で涼介が言った
涼介
何を言ってるんだ?と思った
訳が分からない
その後、2人に相談した
英。から聞いた時はびっくりした
何度ないたことか
大事な人を殺された
許すことなんてできない
だけど、、、
指示をした犯人もまた
大事な仲間だから
3人で悩んだ
そして、たまたま近づいてた涼介の誕生日で
と、なった
今考えたら誕生日の日にってなったのに
……
当日。
ケーキを斬るために持ってこらせた包丁
話を聞いた時今にも殺したいと思った
大事な仲間が人を殺したなら全力で庇ったかもしれない
だけど、大事な仲間を殺されたショックの方がでかかった
だから、あの時、
止めてくれなかったら本当に殺してたかも
涼介
涼介
涼介のお母さん
涼介
涼介のお母さん
涼介のお母さん
涼介
涼介
涼介のお母さん
涼介
涼介のお母さん
涼介のお母さん
涼介のお母さん
涼介
こうして、touTuber事件は幕を閉じた
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
リスナー
END