青春の群像劇

この世にリア充は数え切れないぐらいいるらしい。だがその数は1日で激変する。

付き合って1日で別れたりだとか、そんなの正直バカじゃねえの？って思う俺が非リア代表である築島 翔太だ。

だがこんな俺の周りにも女子がいる。1人は既にリア充だが。

彼女は森川 那月。ちなみにnotリア充だ。

こいつがぶりっ子リア充。彼氏は学年1のイケメンで、しかも俺の親友。

こいつだ。優香の彼氏でイケメンで俺の親友ってのは。

ここでイチャつくのはやめてくれ

同じクラスの祐介、那月、優香、俺。なぜこの4人が集まっているかというと、俺らは家庭科部に所属しているからだ！

那月はこの部の部長をしている。

まとめるのが上手だが、たまにバカになる。クラスの奴いわく、そこが可愛いんだとさ。

ふざけんな頭から水被ってこい

さぁなぜこんな俺がリア充のいる家庭科部に所属しているか、教えてやろう。それはあの日。

満開の桜…は咲いていなかった春の日に俺は親友の祐介に男子1人じゃ寂しいから家庭科部にお前も来ないか、と誘われた。

まぁ後から聞いたんだが、寂しいなんていうのはただの口実で、本当は部活の存続のために部員が必要だったんだとさ。

あのときの俺。バカやろう。

ちなみにこの家庭科部では家庭的なことは一切しない。ただリア充を見て、部室を掃除して、コンビニで買ったスイーツを食べて、リア充を見るだけ。

俺はスマホゲームに夢中でそんなリア充には興味ないがな。

那月、すげえな

俺だったらイラついてるわ

神様。

俺になぜ青春を与えた？

俺は神様に何も与えてないのに。

ありがとうございます。

神様。