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レイ
僕はあの光景を何度も脳内で巻き戻していた。 自分の舌を切ったあの瞬間。 苦しみながら、絶望しながら、やっと謝罪のカタチに辿り着いた男。
でもそれで許されるなんて思ってない。 そう言い切ったのは、他でもない僕自身だ。
レイ
アイナ
パチン、とスイッチが入る。 照らされたのは、真っ白な教室。 でも黒板には真っ赤なペンキ……いや、血のような何かでこう書かれていた。
『この教室からの脱出条件:罪を語ること。真実を、すべて。』
アイナ
ガチャ。 教室のドアが静かに開き、足音が近づいてくる。
レイ
アイナ
レイ
アイナ
レイは静かに机を引きずると、アイナの目の前に置いた。
そこには何かの資料と1本のペン そして大量の写真
レイ
写真には、アイナがクラスの女子に上履きを投げつける姿、男子の髪を掴んでトイレに引きずりこむ姿、そして、レイの制服に火をつけようとしている決定的なシーン。
アイナ
レイ
レポート課題:君の罪。千文字でまとめて。
アイナは机に手をかけた。 震える手でペンを掴もうとした瞬間…
ガシッ!!
レイがその手首を掴んだ。
レイ
レイはポケットから工具箱を取り出す。
パキッ!!
アイナ
レイ
アイナ
レイ
アイナ
レイ
ガシャン!
机の上の資料がぶちまけられた。その中のひとつに、血まみれのスニーカー。 アイナがレイの靴を切り裂いて、中にガラス片を仕込んだあの日の証拠。
レイ
アイナ
レイ
アイナ
レイ
レイはニヤリと笑った
レイ