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愛 別 離 苦 。

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愛 別 離 苦 。

6 - 青 と 過 去

♥

32

2025年04月10日

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補助監督

出発しても 宜しいでしょうか

いいよ ~ ん

遂に岩手への出張任務が始まった

ぶっちゃけめっちゃ心配、 初めて行く土地だし、何よりも…

補助監督

止まりますねー

は~い

ガチャッ

よぉ~

補助監督

あれ 、早かったですね

こいつが何よりもの心配 腐れ縁の野郎だ

久しぶりなのに 無視かぁ?

失礼やなぁ~

あぁ 存在薄過ぎて 気づかなかったー

良く言いよるわ

"シロ"

やめろよその呼び方 甘ったるい飴の匂いさせやがって

慎めよ、赤

name 赤 セキ age 21 Height 183 Weight ? Technique ?

怖くなった もんやな~

そのエセ関西弁 早く辞めたらどう?

はいはい

補助監督

出発しても宜しいでしょうか…

あ、ごめんいいよ!

この2日間こいつと過ごすとか先が思いやられる

飴やめたんやな

飴辞めたんだねー

こいつのせいで、この車に飴の匂いが充満していた

うん

笑)俺の真似ばっかりしてたのにな

御前の真似じゃねぇから 安心しろ

ピアスも空いてないし

そりゃあね

御前みたいにジャラジャラに付けるわけない

そんなに俺の事嫌いか?

勿論

御前と任務とか無理

此奴に術式は無い、しかも特別術師 で階級がない、どちらかと言うと呪詛師寄りで呪術界も目を瞑っている人間だ

悲しい~

何処まで行ってもうぜぇな御前

もう聞き飽きた~

別の話できねぇの?

知るか

やっぱりうぜぇ

補助監督

着きました

補助監督

ここから電車に乗って少し行ったら

補助監督

ホテルがあります

分かりました!

そのままホテルに向かおうとしたけど 結局そのまま任務を終えた

少し肌寒い秋の空、ホテルに帰ろうとしてた時

このまま帰る?

うん

あ、買い出しでも行く?

笑)せっかくなら遊んで帰ろうぜ

いつの間にか任務の間に仲良くなってしまった

あ、いいんじゃね?

いいじゃ~ん

、は?

あ。

遠くの方から懐かしい、昔聞いた声が響く

昔の記憶が蘇ってくる

な、、は?

"シロ"が動揺なんて 珍しいね

なんで此処に…

なんでって"兄妹"でしょ?

兄妹、そんな事言ってたっけ

せ、青…

name 青 セイ age 21 height 186 weight ? technique ?

な~に?

あぁ、懐かしい、悩んでた時そうやって 言ってくれたっけ、

でも、、もう

赤言ってないでしょ

ごめ~ん忘れてた兄ちゃん

そういえば双子だっけ此奴ら

、なんで生きてんの?

ん?、そもそも死んでないよ

はぁ、やっぱり違う青じゃない

青ならこうやって聞かれた時、

この時は同級生で3人で居たっけ

桃~

あぁ?

name 木谷 桃 キタニモモ age 16 現在は21 ♂︎

青は?

笑)さあ?死んだんじゃね?

笑)そっか

ガラガラ

たっだいま~

あれ?なんで生きてんの?

笑)え、死んでみた方が良かった?

アハハッ

笑)そのノリいつまでするつもりだよ

笑)それな

笑)いい加減にしろ?自己肯定感下がる

前みたいにふざけてくれないんだな、 呪術って恐いな~、人の記憶も奪っちゃう

はぁ、

やっぱり御前は青じゃない

ん?青だよ?

何言ってんの?

赤、御前のせいだろ

俺のせい?何言ってんだシロ

シロって呼ぶんじゃねぇよ!

それは、それは青だけのあだ名だから…

赤、御前が呪った、青を

ハハッ、知ってる~

それのせいで俺の術式が無くなった

それのせいって何?!

青は何も悪くない

赤、此奴は青を呪った、青はもう呪いに取り込まれて、意識はない

もうこの世に本物の青は居ない

うるせぇよ

落ち着け~

飴、食べる?

ッ…

飴も此奴から教えて貰った、 ピアスも愛の伝え方も、

もう、そろそろ気づいてよ

青、あんた死んでんだよ?

だぁから!死んでないって!

死んでるよ、

御前はもう青じゃない!!

うるさ、

青はそんな事言わない、

顔も声も何もかも青だけど

中身は青じゃない

わかってんだろ?御前らも

死ぬのか~

まじか

此奴ら2人は目を瞑っていると言っても呪術界で干されてる2人揃って殺せこれが今日の任務

私はこの双子を殺すために呪術界に入った

殺したら全て、終わる

逃げろー

赤は逃げた、だけどそっちには仲間が待ってる、どうせ殺すだろ

御免

謝るなよ

あぁ、終わるんだ

君が生きた夏も

3人で笑いあった青い夏が今

終わるんだ、

最期に1つ

青は懐から、銃を取り出した

シロの笑顔も声も何もかも

だいすき

あいしてたよ

バンッ

鈍い音が辺りを震わす、

うっ、ッ…、

愛してた、過去形かよ

呪いの言葉、それを私に遺して去った

本物の青じゃなかった、分かってる

だけど、その笑顔、声、匂いも もう感じれない

うちも、あいしてたよ

そう言って飴の包み紙を適当に剥がして口の中に突っ込んだ

視界が揺れる

頬を伝う雫を無視して、

暗い中で明るい眩しい記憶を消すように、 青のピアスを取って自分の耳につけた

昔、そんな約束をした、 俺が死んだら俺のピアス付けていーよ そしたらこの過去を全部パァな、

パァになんてなるわけないのに、、

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