TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

彼に思いが届きますように

一覧ページ

「彼に思いが届きますように」のメインビジュアル

彼に思いが届きますように

1 - 彼に思いが届きますように#1

2024年10月21日

シェアするシェアする
報告する

樹雫 兎奈(たしずくうな)

行ってきまーす…

 

私の名前は樹雫兎奈。今日は学校。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

あー、学校めんど

樹雫 兎奈(たしずくうな)

…いや、そうでもないか

 

私には最近好きな人ができた。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

…まぁ?片想いだとは思うけど…

 

でも最近は、学校が楽しくなってきたような感じがする。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

ふぅ…よし、今日もがんばろ!

 

そうして私は家を出た。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

あっ、!__

 

私が登校していると、最近好きになったあの人がいた。

菰池 陸

あ、おはよ

クラスメイトA

おう!陸!

樹雫 兎奈(たしずくうな)

…いいなぁ

菰池 陸

ん?

樹雫 兎奈(たしずくうな)

あっ…

 

私の心の声が漏れた。その瞬間、彼と目が合った

樹雫 兎奈(たしずくうな)

やばっ…!

 

私はたまたま持っていたノートで顔を隠した。

菰池 陸

…?

クラスメイトA

おい、どこ見てんだよ陸ー。早く行こうぜ

菰池 陸

ん?あぁ、おう。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

…ふぅー!よかった!!

 

これは好きな人あるある。好きな人と目が合ったらすぐ逸らすやつ。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

よし、急いで学校行かないと

樹雫 兎奈(たしずくうな)

よかった。…

 

なんとか私は席に着くことができた。そしてあの人を見ると…

菰池 陸

ちょっと、そこ通るから退いて

女子軍団

きゃ〜っ!陸先輩かっこいい〜!!

菰池 陸

全く…もういいや

女子軍団

ちょっとぉ!待ってくださいよ陸せんぱぁい!

樹雫 兎奈(たしずくうな)

うぐっ…!?

 

彼はクール系のバリバリ陽キャ。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

(う、陽キャのオーラを感じるぅ…!?)

樹雫 兎奈(たしずくうな)

(陰キャの私には当分敵わないや…泣)

未図浦 夏帆(みずうらなほ)

あ。兎奈。おはよ!

樹雫 兎奈(たしずくうな)

おはよぉ…

未図浦 夏帆(みずうらなほ)

ど、どした…?なんかあった?…w

樹雫 兎奈(たしずくうな)

いや聞いてよあ“のさー泣

キーンコーンカーンコーン

未図浦 夏帆(みずうらなほ)

あっ。チャイムなっちった。じゃあ☆

樹雫 兎奈(たしずくうな)

うぇぇっ!?ちょ、ちょっと待ってよー!

未図浦 夏帆(みずうらなほ)

ほら、大人しく席座る!

樹雫 兎奈(たしずくうな)

はーい…

 

そうして、時間はあっという間に過ぎていった。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

はぁ…

 

学校は終わり、私は屋上で一休みしていた。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

も“ー終わりか…早いな

樹雫 兎奈(たしずくうな)

結局夏帆に話し聞いてもらえなかったし…

樹雫 兎奈(たしずくうな)

全く裏切り者めぇ〜…

ガチャリ。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

うん…?

 

私が独り言を呟いていると、屋上の扉が開いた。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

ん…?

 

私は振り返った。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

えっ !?

菰池 陸

あ、…兎奈さん

樹雫 兎奈(たしずくうな)

り、陸君か…誰かと思っちゃった

 

(うわー!!陸君だー!!でも、相変わらず「さん」付けだなぁ…)

 

私は心の中でそう思った。

菰池 陸

…どうしてここに居るんですか?兎奈さんは。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

あ、え、えっと…暇で

菰池 陸

…そうですか

菰池 陸

…そういえば。今日はバレンタインデーですね。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

えっ!あ、…そ、そうだね!

樹雫 兎奈(たしずくうな)

(うぅ…いつ渡そう…。)

菰池 陸

はい、これ。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

え…?

菰池 陸

いつも「先輩」にはお世話になってるので…

菰池 陸

お礼の気持ちも込めてガトーショコラ作ってみました

菰池 陸

後、手紙も入ってるので読む時間あれば読んでみてください…っ、…

 

その時、陸君が屋上から去ろうとした。私は勇気を振り絞って声をかけた。

樹雫 兎奈(たしずくうな)

あ、ま、待って、!

菰池 陸

は、はい…?

樹雫 兎奈(たしずくうな)

私も陸君は大切な「後輩」だから、!チョコ作った!よかったら…受け取って?

 

ほんの一瞬、陸君の顔が明るくなった気がした。

菰池 陸

…ありがたく受け取っておきます

菰池 陸

では。この後用事あるので

樹雫 兎奈(たしずくうな)

あっ…行っちゃった

未図浦 夏帆(みずうらなほ)

ふふ…なるほどね

彼に思いが届きますように

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

1

ユーザー

すいません!!想いという漢字を思いにしてました!!次から正しくします!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚