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七晴

一度、状況を整理するぞ

スローン

あぁ

七晴

まず私達の目的、また契約内容はフワリへの復讐

七晴

契約期間は復讐を終えるまで

七晴

ここまではいいか?

スローン

問題ない

七晴

さて、次は互いの契約条件だ

七晴

フワリはどんな条件を出したんだ?

スローン

執事の好感度をあげる、だったはずだ

七晴

執事の好感度、ね…(笑)

七晴

で、そっちが出した条件は?

スローン

執事達の情報だ

七晴

…フワリは執事の情報を渡したのか?

スローン

いや、渡されてない

七晴

…つまり、フワリの目的は、私の排除と執事の好感度をあげること

七晴

お前らのことは裏切るつもりでいた、ってことか

スローン

チッ、あのピンク豚め(怒)

七晴

気持ちはわかるが、落ち着け

スローン

…お前はよく落ち着いていられるな

七晴

…まぁ、この状況だしな

スローン

……で、条件と言ったか?

七晴

あぁ

七晴

……先に条件を出していいか?

スローン

構わないが…

七晴

…私の条件は、執事達、ひいては善の人間に手出しをしないこと

スローン

善の人間?

七晴

まぁ、簡単に言うと悪いことをしていない人間ってことだ

スローン

悪いことをした人間には手を出していいってことになるが、

七晴

構わねぇよ、悪の人間なんて殺したって

七晴

悪の人間は、どれだけ善になろうとしても、心から善でないとなれないからな…

スローン

七晴

で、そっちの条件は?

スローン

…私達の仲間になれ

七晴

…私に天使になれってことか?

スローン

天使にならなくていい

スローン

ただ、仲間になるだけでいい

七晴

仲間、ね

七晴

…いいぜ

スローン

!?

スローン

いいのか!?

スローン

私達の仲間になれば、執事達にお前は…!

七晴

私の出した条件を忘れたのか?

七晴

執事達、ひいては善の人間に手出しをしない

七晴

だから、仲間になっても問題ねぇよ

スローン

…そうか

スローン

……なぜそこまでして悪魔執事達を庇う?

七晴

…なんでだろうな

七晴

誰も信用出来ない、誰も頼れない状況の中で

七晴

初めて誰かを信用出来る、初めて誰かに頼れると思った、からかな…(笑)

スローン

…そうか

七晴

ま、今は信用してるかも、頼れるかもわからねーけどな…(笑)

フィンレイ

急に話したいことがあると言われたときは驚いたよ

フィンレイ

まさか、七晴…悪魔執事の主が天使と共謀していたなんて

ルカス

私達も信じがたいことでしたが、目撃者もいる以上、

ルカス

彼女を放っておけないと判断しました

フィンレイ

その目撃者というのは?

ベリアン

フワリさん、こちらに

フワリ

は、はい

フィンレイ

…本当に目撃したのかい?

フワリ

そうなんです、!

フワリ

その目で確かに見ました!

フワリ

(ふふ、これでフィンレイ様が味方になれば!)

フワリ

(あいつは完全に悪人にされ、私が悪魔執事の主になれる!)

フワリ

(天使も案外チョロかったわね(笑))

フワリ

(誰が執事の情報を渡すと思ったのかしら?(笑))

フィンレイ

目撃した月日は?

フワリ

えーと、〇月✕日です!

ベレン

ちょっと待って

ベレン

その日は主様は屋敷にいたはずだよ?

フワリ

そ、そんなわけないですよ〜!

ベレン

だって、その日は僕とシロ、主様とムーちゃんの4人で別邸2階にいたからね

フワリ

ッ!?

ベレン

実際、別邸1階の人達ともすれ違ったし

フィンレイ

それは本当かな?

ベレン

嘘だと思うなら、別邸組の執事達に聞いてみてください

ベリアン

…ベレン、いくら信じたくないからって嘘を言うのは!

ベレン

嘘じゃない

ベレン

それとも、ベリアンには僕の目が嘘ついているように見えるのかい?

ベリアン

それ、は…

フワリ

(ま、まずい…!)

フワリ

(まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいッ!!)

フワリ

(もしここで彼の言っていることが本当だとしたらッ!!)

フワリ

(私の嘘がバレちゃうじゃない…!)

ルカス

…その日は本当に4人でいたの?

ベレン

ちゃんといましたよ

フィンレイ

…意見が割れたね

フィンレイ

このことはまた後日話し合うとしよう

フィンレイ

彼の証言の確認のため、別邸の執事を連れてくるように

ルカス

はい、わかりました

フィンレイ

もし、これで彼女の証言が嘘だった場合

フワリ

ッ、…

フィンレイ

それ相当の罪を受けてもらうからね

フワリ

わかり、ました…ッ

フィンレイ

もう下がっていいよ

ルカス

では、失礼します

フィンレイ

…はぁー、

フィンレイ

(七晴のことを信じたいが、立場上、片方を信じるわけにはいかない)

フィンレイ

(彼の証言が真実であることを願うしかない、か)

フィンレイ

さて、どうしたものか…

なぜか執事達に嫌われたので、こっちも嫌ってやろうと思います

___42話.

なぜか執事達に嫌われたので、こっちも嫌ってやろうと思います

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コメント

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続きをクレメンスですね。フワリかなんかいうやつはぶん投げましょう

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