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長くなるけどいいの?

マイキー

構わない

マイキー

話してくれ

わかった

私が自分の普通が他と違うと思ったのは4歳の時だった

幼稚園の平仮名とかの勉強が人一倍できて、毎日先生に褒められてたのも覚えてる

でも、友達がいじめられてたのを助けたら先生からの信頼がなくなった

友達をいじめてたやつを道路に突き飛ばしたの

4歳の私にはそれがどれほどのことかなんてわかんないし

私はその頃から死んだら幸せだと思ってたから幸せにしてあげたと思ってたの

ニュースにもなったはずだよ

その時から私は自分が他と違うのを隠してきたの

喧嘩が強くても、一つのチームの総長でも、女の子は喧嘩なんてしないって言うのが普通だと思ったから隠した

友達殺しが一瞬快楽に変わっても口元隠して仮面つけて演技して泣いてるフリした

学校の先生がうるさくてイラついて殺した時も隠した

友達が自分のことを侮辱しても笑顔で許した

怒ったら殺しちゃうと思ったから

でもそれが逆にダメだったのかも

我慢の限界で友達を殺した時、私に殺されるなんて幸せだねって思った

散々侮辱した相手に殺されるってあんまり無い経験だと思うんだよね

なんでだろうね

周りには私に近づく奴もいたし殺されるのを怖がって逃げてく奴もいた

私に近づく奴はきっと勘違いしてたんだろうなぁ

仲良くなったら殺されないとでも思ったのかな

マイキー

その口振りからすると、その近づいてきた奴らも殺したのか?

うん

一緒にいる時間は楽しかったけど、どうせなら幸せなまま終わらせたいじゃん

だから殺した

そんなことがずっと続いて周りからは普通じゃないって言われ続けた

でも普通がわからない私からしたら

人間の価値すらゴミと一緒に思えるの

人間なんて脆いからすぐ死ぬ

自分が1番の奴はすぐ裏切る

そんな奴ら、、、

死んだ方かマシだよ(低音)

マイキー

ゾワッ

いっつも我慢してあげたのに

何言われても笑顔で許してあげたのに

明るく振る舞ってあげたのに

傷つけないように言葉も選んであげたのに

全部全部、尽くしてあげたのに

あーあ、手遅れだ

マイキー

おい、、、

残念♡

その言葉を最後に、私は自分の首にナイフを刺した

マイキー

、、、、、

マイキー

は、、、?

つまんない人生だったなぁ

来世はもっと愛される人になりたいな

アンバランスな人生はもうやだな

私は最後まで

惨めだなぁ

マイキー

ーーーーー!!!

マイキー

ーー!

マイキー

ーーー!

あー、ごめんね

もう聞こえないよ

痛みも感じなくなってきた

死後はどんな世界かなぁ

マイキー

________________

え?

普通ってなんですか(完結)

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