翔太の母
そう翔太のお母さんが告げた時、言われている内容が理解できなかった。
美空
頭の中はたくさんのはてなマークが、埋め尽くす。
翔太の母
翔太が死んだ。
3年ぶりに来た連絡が、まさかこんな内容だなん……思いもよらなかった。
美空
なんで今更私に連絡が来るのか不思議に思うべきところはたくさんあった。
だけど、動揺した私は翔太のお母さんに何も聞くことができず、ただ言われるがままに返事をして電話切った。
美空
何も考えらなかった。
涙の1つも流れない
翔太が死んだ。
その言葉の意味を、理解すること頭が拒んでいた。
けれど、その私に追い打ちをかけるように次々とスマホに連絡が入る。
美空
どれもかつての、そして今も仲良くしている友人からのもので………私を気遣う内容だった。
1人で行くのは心細いだろうと誘ってくれた玲奈と一緒に、3年ぶりに翔太の家を訪れた
懐かしい家、懐かしい空気。
中学生の頃ドキドキしながら遊びに来ていた翔太の家は、あの頃と何も変わっていなかった。
いつも隣にいた翔太がいないこと以外は。
翔太の母
呆然と立ち尽くす私に翔太のお母さんが声をかけてきた。
翔太の母
そのまま歩き始めた翔太のお母さんをどうしたものかと、思い焦ったいると、隣にいた玲奈が、小さな声で、言った。
玲奈
そっと頷くと、私は玲奈を残して、翔太のお母さんについていくことにした。
翔太の母
美空
無言でしばらく歩いた後、翔太のお母さんは、見覚えのある部屋に入っていった。
翔太の部屋だ。
アベベ
アベベ
アベベ
アベベ
♥️→100
コメント
1件
えーーめっちゃ続き気になる!