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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

𝗠𝗝 .

何で店移動すんだ ?

𝗧𝗛 .

さぁぁ、 ?

ソギョル さんは店に居た人達に挨拶するとマネージャーらしき人に会計を任せ僕らと共に店を出た.

あれ、少ししか飲んでないのに、

さっき飲んだ酒のせいか、身体が少し熱く汗ばんでいた. 少量しか飲んでいないのに度数が高かったのだろうか.

風に当たる為羽織って来た上着を脱ぎ腕にかけた.

深夜の夜風は冷たく、 今の僕の身体には気持ちがいい.

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

動かないで下さいって言ったじゃないですか...~

𝗦𝗚 .

支払い終わった ?

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

終わりましたよ、
って話を逸らさないで下さい

𝗦𝗚 .

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

はぁぁ、はいはい

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

それなら、さっき呼びましたよ

𝗧𝗛 .

??

数分もしない内にSTARTCRAFTのバンが目の前に止まった. 窓は真っ黒で中が見えないようになっていて、よくテレビで見る芸能人が移動する時に乗ってる 車だった.

ソギョル さんが乗り込むと、後に続いてマネージャーが乗り込んだ.

僕らがただ突っ立っていると、 ドア横から顔を覗かせた ソギョル さんが

𝗦𝗚 .

乗って

𝗧𝗛 .

...え ??
の、乗っても良いんですか?

𝗧𝗛 .

僕ら一般人、

𝗦𝗚 .

移動すんだから、良いよ
それに呼んだのこっちだし

𝗦𝗚 .

...ほら、早く乗って
人、集まって来ちゃうよ

𝗠𝗝 .

マジかよ、ヤバすぎッ ㅋㅋ

𝗧𝗛 .

ㅋㅋ、

((ぇ、あれ....

((ソギョル ?? ソギョル オッパじゃない?!

𝗧𝗛 .

あ、

後ろから顔を覗かせていた ソギョル さんに気づいた女性達がスマホを構えていた.

𝗠𝗝 .

行くぞ ッ、

𝗧𝗛 .

お邪魔します ッ

【バタンッ】

人生初のバンに乗って、僕の隣に座る俳優の ソギョル. 冷静に考えて見れば夢見たいな、現実離れした状況だな.

テレビでしか見たことの無かった綺麗な顔を何度も見て、その度本物だと実感する.

𝗦𝗚 .

顔になにか着いてる ? ㅋㅋ

𝗧𝗛 .

着いてませんよ ?

𝗦𝗚 .

ㅋㅋ

𝗦𝗚 .

ずっと見られると流石に照れるよ

𝗧𝗛 .

ぁ、すみません....、ㅎ

𝗧𝗛 .

本物だって思うと、つい...

𝗦𝗚 .

ㅋㅋ

𝗦𝗚 .

行きたい所とかある?

𝗦𝗚 .

オススメの店とか

𝗧𝗛 .

僕が選んで良いんですか

𝗦𝗚 .

うん

𝗧𝗛 .

おすすめ 、
あ、でも僕 クラブとか知らなくて

𝗦𝗚 .

クラブ.....?

𝗦𝗚 .

....ぁ ー、ㅋㅋㅋㅋ

𝗦𝗚 .

クラブじゃなくて、普通の飲食店

𝗧𝗛 .

あ、それなら知ってますッ

𝗦𝗚 .

ㅋㅋ

𝗧𝗛 .

ぇっと ~、

スマホで近くの店を検索してると、 会話を聞いていたのか後ろに座っていた ミンジェ が身体を間に乗り出して

𝗠𝗝 .

彼処 !
彼処の店上手いですよ

𝗧𝗛 .

?!

𝗦𝗚 .

..!

𝗦𝗚 .

びっくりしたぁ ㅋ

𝗦𝗚 .

何だよ ~ 、ㅎㅎ

𝗧𝗛 .

僕が聞かれてたんだよ ッ

𝗧𝗛 .

全く、ㅋㅋ

𝗠𝗝 .

ぁ、ごめん...ㅎㅎ

𝗦𝗚 .

ㅋㅋ、

𝗧𝗛 .

どうせ ミンジェ が行きたいだけだろ ~

𝗠𝗝 .

それもあるけどッ
彼処のカムジャタン美味いんだって

𝗧𝗛 .

ミンジェ なんでも美味いt

𝗦𝗚 .

カムジャタン ??

𝗦𝗚 .

そんなに美味いのか ??

𝗠𝗝 .

そりゃ~もぅ ッ~
1度食べたら常連になりますよ

𝗠𝗝 .

あと、タンスユックも美味くて

𝗦𝗚 .

タンスユック.....

𝗦𝗚 .

彼処、行ってみても良い ? ㅋ
俺カムジャタン好物なんだ

𝗧𝗛 .

いいですよ ㅋ

𝗦𝗚 .

よし、
目の前の店に向かってくれ

はい

意外だった. 好物を目の前にすると子供見たいにはしゃぐなんて.

𝗠𝗝 .

決定~ッ
ヒョン 、絶対後悔させません

𝗠𝗝 .

なんてったって俺の舌は世界一でs

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

着きましたよ ~

𝗠𝗝 .

....も ~、

𝗧𝗛 .

ㅋㅋㅋㅋ

ミンジェ の勧めで入った店は、レトロな雰囲気があり2階が吹き抜けになった店だった.

居酒屋というより、カフェに近い. 店内には僕らを含め4組の客が来ていた. 1階にも空いてる席は沢山あるのに、 ソギョル さんは2階の席へと向かって階段を上がって行った.

【タンタンタンッ】

2階は1階と同様レトロな雰囲気で、ジュークボックス1台が置かれていた.

僕ら意外誰も居ない2階は仕事の話をするのには人が集まるクラブより最適の場所だ.

酒1杯しか飲んでない空腹の ミンジェ と僕はサムゲタン、キンパ、チャプチェを注文し ソギョル さんは好物だと言っていた カムジャタンとタンスユックを頼んだ.

𝗦𝗚 .

じゃぁ ~、そろそろ仕事の話にでも入ろうかな

𝗦𝗚 .

ミンジェ からだいたい聞いた ??

𝗧𝗛 .

少しは....

𝗧𝗛 .

バンスタで僕の作品を見つけて
気に入ったって、ほんとですか

𝗦𝗚 .

うん、そうだよ ㅎ

𝗦𝗚 .

バンスタでたまたま見つけて
気に入ったんだ

𝗦𝗚 .

それで、是非俺が主演を演じるドラマで使う絵を描いて欲しい

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

ソギョル さん、

𝗦𝗚 .

((いいだろ、
監督には言ってあるんだから

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

はぁぁ、

𝗧𝗛 .

....僕の絵が
ドラマに出るってことですか??

𝗦𝗚 .

うん

𝗧𝗛 .

何に使われるか、聞いてもいいですか

𝗦𝗚 .

ん ~、詳しくは俺も分からないんだ

𝗦𝗚 .

俺が演じる主人公は画家でさ
君が描いた作品がドラマ内では主人公の作品になる、ってことかな

平然と凄いことを言ってることに気づいていないのだろうかこの人は.

隣りに座るマネージャーさんの反応を見る限り ソギョル さんが勝手に言ってる感じなのだろうか.

すると、 ソギョル さんが呆れてる様子のマネージャーに視線で合図をおくった.

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

..現時点でドラマは全17話を想定しています

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

ソギョル さんが言いました通り
主人公は画家なので、複数枚の作品をお願いするようn

𝗧𝗛 .

ちょ、ちょっと待って下さい

𝗧𝗛 .

それなら、学生の僕より
プロの画家に任せた方がいいんじゃないんですか

𝗧𝗛 .

って言うか基本そうなんじゃ....

主人公の作品ってストーリー内でも重要そうだし. 大学で3年しか学んでないような僕よりちゃんと個展とか開いてる名の知れた人の方がいいに決まってる.

きっとマネージャーと監督も、そう思ってるだろう.

𝗠𝗮𝗻𝗮𝗴𝗲𝗿

もちろん、予定では....
そうでしたが、

そう言いながらマネージャーは ソギョル さんを見た.

𝗦𝗚 .

俺は君の絵で、演じたいんだ

𝗧𝗛 .

......

僕を紹介した癖に、話を聞かず興味無い様子でスマホを弄る ミンジェ に腹立たしさを感じた頃

注文した品が運ばれて来た.

長くなりそうだと察した僕は、 コップ1杯の水を喉に流し込んだ.

𝗧𝗛 .

(帰りたい 、)

𝙏𝙤 𝙗𝙚 𝙘𝙤𝙣𝙩𝙞𝙣𝙪𝙚𝙙 ⇢⇢

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