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弱虫。

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弱虫。

1 - 弱虫。

♥

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2020年05月15日

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私は弱虫だ

いつも大雅君に助けてもらってばかり

このまま弱虫でいいのだろうか

蚊やいもむしの様に誰かに潰されてしまわないだろうか

早く

早くしないと誰かに潰されてしまう

そうなる前に告白しないと

ジリリリリリ、、、

朝、6時にセットした目覚まし時計が私を起こしてくれた

琴音

はぁ、今日も学校か、、

琴音

嫌だな

琴音!ご飯よ!

琴音

はあーい

私は下に降り、朝食を食べ、支度をし、家を出た

琴音

おはようございます

小声でみんなに挨拶をする。しかし、返って来るのは冷たい視線だった

大雅

おっす!琴音

そんな中、唯一返事をしてくれたのは大雅君だった

大雅君は小学生の頃からずっと同じことクラスで唯一、私を守ってくれる人だ

琴音

おはようございます

大雅

今日は早いじゃん

琴音

うん

今日は何故か早く起きられた、いつもなら7時半まで寝て、遅刻してしまうのに、、、

琴音

変な夢を見たからだよ

大雅

変な夢?

琴音

私がいもむしになって潰されてしまう夢

大雅

えっ、なにそれ怖っ

琴音

それで怖くていつもより早く起きられたの

私は嘘をついた、本当は大雅君の事を夢の中でずっと考えていた、しかし、その事を本人の前で言う勇気は無かった

大雅

そっか

マリア

あら、今日も元気ね、琴音さん

こいつはマリア、私をいじめる天敵だ

マリア

そう言えば、あなた前回のテスト点悪かったよね

琴音

ええ

マリア

私、あなたのために見やすいノート作ったの、見てみて

琴音

うん、ありがとう

と言ってマリアはノートを渡した

私はノートを見ると馬鹿だの死ねなど悪口が書かれていた

マリア

次のページを見なさい

そう言えばこのノートやけに膨らんでいる、しかも次のページから膨らんでいる

絶対何かある、恐る恐るページをめくる

琴音

いやああああぁぁぁ

なんと、そこにはミミズがセロテープで貼り付けられていた

しかもまだ生きてる!!

大雅

おい、マリア!

マリア

私は、琴音さんの成績向上の為にノートを作っただけですよ

大雅

てめぇぇ

大雅君はマリアを殴った、相当血が上っていたのかとてつもなく痛いパンチを放った

マリア

痛いわねぇ

大雅

琴音は毎日同じ様な痛みに耐えているんだぞ

マリア

くそ、覚えておきなさい!

マリアは立ち去っていった

放課後

琴音

大雅君、今日はありがとう

大雅

いいよ、別に

大雅

もう、あいつに関わるんじゃねぇぞ

琴音

うん、わかってるよ

大雅

じゃあ、俺もう帰るわ

琴音

あっ、まって

さあ、琴音、告白だ

今まで、何回も大雅君に助けてもらった

今度は私が今までの恩をかえすんだ

さっきは弱虫だったから勇気が出せなかったけど

今朝見たいに大雅君は勇気を出してマリアと戦ってくれた

私だって、勇気を出せるところを大雅君だったに見せたい

弱虫が強くなっていきなり蝶になる姿を見てもらいたいんだ!

琴音

私、大雅君の事が

大雅

!?

琴音

す、、、

大事な事を言おうとした瞬間だった

上から私の頭を目掛けて植木鉢が落ちてきたのだ

マリア

あははははは

大雅

うそ、だろ

その後、私は救急車に運ばれたが死亡した

悲しい人生だった

やっと蝶になれたのに

私はそう言いながら天国へ羽ばたいた

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コメント

3

ユーザー

BOB BIGMANはじめてのいいね3桁ですありがとうございます

ユーザー

200いいね連打しまくりました笑 こんなに奥深い作品作れません…

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