コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
朝 風雅side
俺には可愛すぎる彼女”くん”がいる。
ピーンポーン
【拓『ふう〜!!おはよー!』】
風『おはよ。でもうるさいわ。朝から』
【拓『あーごめん笑準備できてる?』】
風『できてる。行こか。ちょっと待っててな。』
まぁどこに行くかと言うとお花見。
昨日「桜見たいなー」って言った、たくの発言が元。
拓『おーはよ!』
風『おはよう。テンション高いな笑』
拓『だってふうと桜見れんねんもーん。』
ほら、俺の彼女くんはこういう所があるんですよ!! ”ふうと”って、思わせぶり野郎め。
風『っ…//ほらっ。行くぞ』
拓『うんっ!』
桜ロードって言う道がある近所のでかめな公園へ
拓『とうちゃーく!!』
風『……嘘やん貸切?』
桜ロードに入るとこんなに満開なのに人は誰もおらん。
拓『勿体ないなぁ…こんな綺麗やのに。』
拓『しかもまぁまぁ長いなぁ…』
地図を見てみると「全長1500m」と表記が。
風『まぁ歩こっか。』
拓『そやなっ!』
その満面の笑みも、全力で喜ぶ姿も、俺だけに向けられてたらいいのに。
拓『どしたん?』
風『あぁ、ごめんごめん。』
拓『桜、綺麗やなぁ。』
そう言って桜に手をかざすたく。
風『色って違うんやなぁ…あれはちょっと濃いけど、こっちは薄い。』
拓『ほんまや!すごっ!』
大きめの白シャツにピンクベージュのベスト。黒スキニー姿のたくは 恐らくこの世で今1番綺麗。
ブワッ
見てた桜の花びらが風で舞った。
拓『うわぁ!!』
無邪気に笑う君が可愛いくて。
拓『花びらいっぱ付いちゃったぁ…』
風『取ってあげるわ。』
拓『ありがとう//』
照れてんのが可愛いすぎて。
風『あんな近くで桜見てたからやで…こんなに付いたの…』
拓『だってぇ…』
口を尖らせて子供みたいに拗ねる所も可愛すぎる。
拓『ふう?取れたぁ?』
甘めやのに落ち着いてる声も可愛すぎる。
風『うん。取れた。』
拓『ありがとう!ほんじゃ、』
ギュッ
拓『ふ、ふう///?何して…///』
風『もうちょっとこのままじゃ、あかん、?』
拓『……ええよ///恥ずい…けどっ///』
風『あー、可愛い。』
拓『うるさいっ///』
これはきっと、春のせい。