黒鉄の魚影 ピンガを救いたい

次の日

prrrrr

スピーカーに

ブチッ

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

パタリ

その後兄さんは臨時だが ラムの側近に選ばれた 1人での仕事も増えたが 今までとたいして変わらなかった

なんだか、それに少し 恐怖を感じた 何故だろ

スコッチは俺も兄さんも 仲が良かった大好きだった 何故なら彼はとても、 優しかったから 組織に居ながら優しさを知る事が 出来たのは彼のおかげだ 出来るならもう一度あって話をしたい… 例え、彼が我々の敵であろうと

キュラソーは俺達の姉のような人だった 兄さんが一緒にいる事が多かった 兄さんとキュラソーの2人での 仕事も多々あった だから兄さんがとても気がかりになる だからといって俺も悲しい事には 変わりは無い

どうしてキュラソーが組織を 裏切ったのかは分からない 記憶を失った事を聞いたが 何か関係があったのだろうか？ キュラソーは悔いなく死んだのだろうか もっと話しておけば良かったかな

昨日共に笑った友が 明日を約束した仲間が この世から居なくなったことが 何度あったのか 数え切れない そんな事させてくれる暇もない この生活が死ぬまで続くのか こう育つと 命の重さなど分からなくなる 俺が殺したアイツはどうなる？ 今死んだ仲間はどうなる？ いつか、忘れられるんだろうか 人間とは、命とは何なのだろうか