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今日は、日常組のみんなで遊ぶ日。

ぺいんと

久しぶりですねー!

クロノア

そうだなぁ・・・

トラゾー

みんな家離れてるもんなぁ。

しにがみ

でも、今日は一日中めいいっぱい遊びましょうね!

ぺいんと

じゃあ、どこ行きます?

しにがみ

僕、海がいいなぁ。

ぺいんと

じゃあ海行くか!

しにがみくんの発言で、みんなで海に向かい始めた。

みんなで、何気ない話をしながら歩く。

トラゾー

お、海見えてきたな。

しにがみ

わーい!

クロノア

みんな待って、赤信号だよ

ぺいんと

俺信号嫌いだなー

そういって、みんなで信号待ちをした。

クロノア

うわぁ…

クロノアさんが、海を眺めていた。

俺は、クロノアさんを見上げた。

ぺいんと

っっ!

息を呑んだ。

クロノアさんの瞳に、海が映って青く輝いていてとても美しかった。

ぺいんと

(あぁ…)

俺は、そのまましばらくクロノアさんに見惚れていた。

クロノア

あ、青だ。

しにがみ

ちょ、早いですってww

トラゾー

もっと景色みましょうよww

ぺいんと

待ってください〜!

次の瞬間

ぺいんと

…?

横から嫌な気配がした。

慌てて横を見ると

ぺいんと

っ!

暴走したトラックが真っ直ぐ突っ込んできていた。

このままじゃ、クロノアさんが…っ!

ぺいんと

クロノアさん…っ!

だめだ、気づいてない。

ぺいんと

あぁ…

体から力が抜けて崩れ落ちそうになった。

すると

しにがみ

っ!

トラゾー

クロノアさん!

横から手が伸びてきて、クロノアさんの背中を押した。

慌てて振り向いた。

しにがみ

えへへっ!

トラゾー

ははっ!

二人とも、目に力強い光が宿っていた。

クロノアさんが振り向いた。

クロノア

え…?

クロノアさんは、踏ん張ってしまい横断歩道から出れていなかった。

ぺいんと

クロノアさん

クロノアさんがこっちを見た。

ぺいんと

さようなら

俺は笑って思いっきりクロノアさんを突き飛ばした。

クロノア

うわっ!

クロノアさんが歩道に転がった。

体に衝撃が走った。

目の前が真っ暗になった。

ぺいんと

うぅ…

意識が遠のいていく中、

クロノア

ぺいんと!トラゾー!しにがみ!

クロノアさんの声が聞こえた。

必死で顔を向けた。

ぺいんと

あぁ…

クロノア

大丈夫か!しっかりしろ!

クロノアさんの顔は涙やらなんやらでぐっちゃぐちゃだった。

ぺいんと

(でも…)

それでもクロノアさんは美しかった。

クロノア

待って!あとちょっと!

クロノア

あとちょっとで

クロノア

救急車が来るから…

クロノアさんは、海をそのまま閉じ込めたような青い瞳を涙でいっぱいにしていた。

ぺいんと

口の中が血でいっぱいになってしゃべりにくい。

ぺいんと

(クロノアさん。)

俺は、声にならない声を発した。

ぺいんと

(クロノアさんは、いつだって俺たちを守ろうとしてくれましたよね。)

ぺいんと

(盗賊の時だって…)

「みんな逃げろ〜!」

ぺいんと

(そう言って、俺たちのために犠牲になってくれた。)

ぺいんと

(だから俺は、クロノアさんを守ろうとしたんです。)

ぺいんと

(きっと、トラゾーたちも一緒です。)

ぺいんと

(俺は)

ぺいんと

(俺たちは)

ぺいんと

(だから)

「クロノアさんのことが、大好きですよ。」

クロノア

っ!

クロノア

ぺいんと!

ぺいんと

ゔ…あぁ…

痛みがひどくなってきた。

ぺいんと

(もうダメかな…)

そうして、目の前が真っ暗になった。

最後に見えたのは、クロノアさんの海色の瞳だった。

ぺいんと

クロノアさんたちと海

いきたかったなぁ

ぺいんと

まぁでも

後悔はしてないよ

ぺいんと

さよなら

“クロノアさん“

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