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うそだ…
先輩
先輩
それを聞いた私は 学校を早退してまで病院に向かった
先輩
先輩
先輩
先輩
先輩
走って向かっている途中
ずっと先輩の言葉が
自分の頭の中に入っていて
わけも分からず泣きながら病院へと向かった
茉莉
勢いよくドアを開け
大きな声で彼の名前を呼んだ
蓮のお母さん
蓮のお母さん
びっくりしたように私を見る 蓮さんのお母さんを見て
自分が大きな声をあげていたことに気づく
茉莉
呼吸を整えながら部屋に入る
すると彼の姿が見え始めて
茉莉
先輩から聞いていた話と違った
彼は起きていて本を読んでいる
茉莉
震えた声で混乱しながら言った
蓮のお母さん
蓮のお母さん
茉莉
その場で泣き崩れた
包帯などが巻かれていたけど
元気そうでよかった
数分後…
涙も収まり気持ちが落ち着いた私は
衝動的に彼を抱きしめていた
茉莉
すると彼がそっと私の体を押した
その時の彼はきょとんとした顔をしていた
そして彼は自分の母親の顔を見た
蓮のお母さん
蓮さんのお母さんはなにを思い出したのか
メモ帳を取り出して何かを書いている
蓮のお母さん
メモ帳にそう書いてあり 口からもそうおっしゃっていた
茉莉
蓮のお母さん
蓮のお母さん
彼が頷くのを見た蓮さんのお母さんは部屋を出た
あとをついて行くように私も部屋を出た
蓮のお母さん
蓮のお母さん
蓮のお母さん
蓮のお母さん
茉莉
それって私の事が記憶にないってこと?
蓮のお母さん
蓮のお母さん
蓮のお母さん
混乱していて 何を言っているのか分からなかった
何もかもが悲しいことばかりで
でも何故か涙は出なかった
そのあとも蓮さんのお母さんは
私に彼の状況を説明してくれたけど
ほとんど耳には残らなかった
僕は目を覚ますと病院にいた
なぜここにいるのかは分からない
蓮のお母さん
声のするほうを見ると母が 目が腫れて涙でぐしょぐしょになった顔で僕の顔を見ていた
蓮
…あれ…?声がちゃんと出ない
母は何やらメモ帳を取り出して
蓮のお母さん
蓮のお母さん
なんでわざわざ書くんだ
言ってくれれば済む話なのに
母が窓辺に移動する
…あれ?
母がカーテンを開ける
…やっぱりだ。音が聞こえづらい
それから色んなことがあったが
正直ちゃんと覚えてない
僕はわけも分からず
母が買ってきてくれた本を読んでいるしかなかった
しばらく読んでいると
母ではない他の人の気配がした
顔を上げると控えめそうな可愛らしい女性
茉莉
聞こえづらかったが その女性は僕の名前を呼んで
軽くハグをしてきた
蓮
その女性は僕と同じ学校の子だという
その後2人は部屋を出て僕一人になった
…それにしても可愛い人だったな…
かげつ
かげつ
かげつ
かげつ
かげつ
かげつ
かげつ