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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

ここは─とある、小さな村。

この村には、8人の少女が住んでいる。

絵名

ん〜、朝?

絵名

眠い…

絵名

昨日、
遅くまで描いてたからかな…

画家を夢見る少女・東雲絵名。

愛莉

絵名~!

愛莉

おはよう。
今日は随分早いのね?

いつでも元気な少女・桃井愛莉。

絵名

愛莉!

絵名

今日は…たまたま早く
目が覚めただけで、

愛莉

はいはい、どうせまた遅くまで描いてたんでしょ?

絵名

そ、そんな事は─

─あら?愛莉ちゃんに、
絵名ちゃんじゃない!

誰よりも物腰が丁寧な少女・日野森雫。

瑞希

あっ!

瑞希

も〜、みんな集まってるじゃーん

掴みどころのない性格をしている葬儀屋の少女・暁山瑞希。

絵名

雫に…瑞希も、

絵名

今日は早いんじゃない?

瑞希

そうかな?

そんな事はない気がするわ〜

…あ、雫達だ

みのり

雫ちゃーん!!

あら、遥ちゃんにみのりちゃん!

愛莉

おはよう2人とも!

絵名

おはよう〜

みのり

絵名ちゃんに瑞希ちゃんもいたんだね!

おはようございます。
絵名さん、瑞希さん。

天真爛漫な少女・花里みのり。 そして、 村の守護を担う、騎士の少女・桐谷遥。 この2人は、昔から仲の良い盟友であった。

う…朝日が…ま、眩しい…

まふゆ

……奏、大丈夫?

だ、大丈夫…
ありがとうまふゆ。

絵名

あれは…奏にまふゆ?

瑞希

おーい!

瑞希

奏ー!まふゆー!

あ…瑞希。それに絵名と…

桃井さん達も

まふゆ

─おはよう、皆。((ニコッ

愛莉達『「おはよう!/おはようございます」』

皆に希望を届ける神官の少女・宵崎奏。 そして、 何でもできる天才肌の少女・朝比奈まふゆ。 この2人は、他の住民も知る程に仲睦まじい恋仲なのだ。

瑞希

今日も仲良しだねぇ~

絵名

ホントよね。

絵名

まぁ、そんな事はいいとして

愛莉

今日も皆で…朝食を
食べましょ!

いいね。

まふゆ

私も賛成だよ。

みのり

私も賛成っ!

私も。

それじゃあ、行きましょうか!

いつもの何気ない日常。 これが─こんな日常が壊れるだなんて、 一体誰が想像できただろうか。

いつまでも、この日々が続いて欲しい… この村の少女達はそう願っていた。

──『あの悪夢』が始まるまでは。

次の日の朝、村外れの墓地 (背景許して、ほんとごめん)

…っ、いやぁぁっ…!!

だ、誰か…っ!!

次の日の早朝。 人気のない墓地に響いたのは、雫の甲高い悲鳴だった。

タッタッ

瑞希

し、雫ちゃん!?

ど…どうかしたの、?

! 瑞希ちゃん、奏ちゃん…!

絵名ちゃんが…

絵名ちゃんが、
あんな酷い目に……!!(泣)

怯えながら雫が指さす方を見ると─そこには、 変わり果てた姿の絵名が…逆十字に磔にされていた。

瑞希

……嘘、でしょ

絵名が…あんな姿にっ、?

……っ(泣)

瑞希。
私は教会に神託を
貰いに行ってくるから…

日野森さんの事…
お願いしてもいいかな。

瑞希

わかった

瑞希

いってらっしゃい

スタスタ…(奏が教会に向かう)

それから約10分後。

タッタッタッ

みのり

あ、朝から何の騒ぎ!?

雫の悲鳴が聞こえたから
来てみたんだけど…

まふゆ

どうかしたの?

瑞希

あ、み…みんな!

みんな…!

え、絵名ちゃんが……っ

騒ぎを聞きつけ、他の3人も墓地に駆けつける。 いつもは物腰が柔らかい雫の焦りっぷりに、 只事ではない事態なのは見て取れた。

みのり

……え…

みのり

あ、あそこに磔にされてるのって

絵名……さん、?

愛莉

う…嘘よ、そんな─

スタスタ…

ごめん、お待たせ瑞希。

…みんなも、

瑞希

奏、神託は?

貰ってきたよ。

読むね……

〚神託〛
『気高き古の悪魔が 蘇り 村人の中の誰かに取り憑いて』

『穢れし村人の魂を─
全て、救済するだろう』

……だって

教会から戻ってきた奏が告げたのは、 あまりにも残酷な事実だった。

この中に─絵名を酷い目に遭わせた者がいる。 それは、信じ難い事だった。

愛莉

…嘘よッ、、絵名……!!

愛莉

何でッ…何で絵名が殺されなきゃいけないのよッ…!泣

愛莉

嘘だって言ってよ、、
絵名ッ…泣

愛莉

目を覚ましてよッ、、!!泣

仲の良かった友人・絵名が殺された事が信じられず、 その場に泣き崩れる愛莉。

、、愛莉ちゃん…泣

みのり

な…何で、絵名ちゃんが、

まふゆ

………

ッ、私は…騎士なのに、

皆を…守らなきゃいけないのに

絵名さんを…守れなかった、ッッ

愛莉の横で、悲しみに暮れる雫。 動揺を隠しきれないみのり。 ただ呆然とその場に立ち尽くすまふゆ。

まふゆの横に立っていた遥は…一人、後悔の念に駆られながら、自分の掌を強く握り締めた。

─とりあえず、
話し合いをしよう

村人達が悲しみに暮れる中、冷静に指揮を執り始めたのは 奏だった。

ここじゃあれだから…
教会に行こう

室内の方が…話し合いもしやすいし

みのり

そ、そうだね

まふゆ

それじゃあ…行こうか

奏の発言を皮切りに、村人達は 教会に向かって足を進めていた。

愛莉ちゃん、立てる?

愛莉

、、、、ッ

ただ1人…愛莉だけは、 悲しみのあまり立ち上がる事ができなくなっていた。

瑞希

....。

瑞希

雫ちゃん、愛莉ちゃんの事…教会まで連れて行ってあげてくれないかな?

え、えぇ…構わないけれど…

瑞希ちゃんは?

瑞希

まだ〚葬儀屋〛としての
仕事が残ってるからさ

瑞希

─奏、ボクは後から教会に行くよ。

うん、わかった。

そう言って、愛莉の事を雫に任せる瑞希。

愛莉ちゃん…

教会まで、一緒に行きましょう?

私の腕を掴んでてもいいから…ね?

愛莉

雫、、

愛莉

ありがとう…お言葉に甘えさせてもらうわ。

瑞希さん、私達は先に教会に行ってますね。

瑞希

うん。また後でね、皆。

スタスタ…(瑞希を除く、全員がその場を後にする)

仕事があると言い、その場に残った瑞希。 〚葬儀屋〛としての仕事とは…一体何なのだろうか?

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