燈
【56話】
・nmmn注意 ・ご本人様には関係なし ・「〇〇に似てる」等の コメントはお控えください
もし本当に、誰からも 嫌われない方法があるのだとしたら
それは1つだけ
「普通」になることだ
好きなものも一緒、 嫌いなものも一緒
何もかも皆と一緒になれば 周りから叩かれることは無くなる
私は皆と一緒になりたかった
全部好きだけど、全部人に合わせて
そうして「普通」になりたかった
人気者になんてならなくて良い
ただ、誰にも嫌われない ような人になりたい
私の推しは「特別」な人達だった
なのに、私は間違えた
推しの前では普通になれなかった
それなのに皆は、本当の私を知っても
私のことを特別だと思ってくれた
でも…もしやり直せるなら
いつだって、今日この日から
新しい自分に手を 伸ばすことが許されるなら
今度は。
碧生さんに、言わないと いけないことがある
楓さんに、言わないと いけないことがある
行こう。2人のもとに
学校の屋上
燈
良かった、学校入れて…
Broooock
わざわざ屋上で…って
Broooock
ともり、こういうの気にするタイプ?
燈
一応ですよ!一応!
燈
私が良いこと言えるか分かんないのに、せめてロケーションだけでも…
きんとき
(許可とか取ってあるのかな…?)
燈
…楓さん。
Broooock
っえ?
燈
なんで、遊園地に来なかったんですか?
Broooock
あれ…言わなかったっけ?
Broooock
急用。用事入っちゃったんだ
燈
私はちゃんと…真剣に考えるって言いました
燈
そりゃ、こんな私だから…
燈
楓さんのことを、不安にさせたかもしれないけど…でも…
Broooock
僕は不安になんてなってないよw
教師の声が聞こえる
教師
おーい!屋上に誰か居るのか?
教師
なら、使用許可を取ってから…
燈
え、先生来てる!?
きんとき
やっぱ許可取ってなかったんだ…
燈
ど、どうしよ…!
教師
全く、誰かこんな時間に…
きりやん
……先生!
教師
桐生…!?
教師
な、なんでここに居るんだ?
きりやん
えっと…進路相談したくて!
教師
それは、今じゃなくても良いんじゃないか…?
きりやん
…ダメです。
教師
え…?
きりやん
今じゃないと、ダメなんです!
krが屋上に向かって叫ぶ
きりやん
…燈!聞こえてる!?
きりやん
言え、燈!今しかない!
燈
使紗、、、、、
Broooock
なんでこんなこと、、、
きんとき
…多分、皆が応援してくれてる
きんとき
だから、それを分かってほしくて…
Broooock
でも……流石にこれは…
きんとき
…何とでも言いなよ。俺は、楓に逃げてほしくない
Broooock
逃げるなんて…!
燈
楓さんは、私が碧生さんと付き合った方が良いの?
Broooock
……………
燈
……
Broooock
それは…勿論。碧生は、僕より優しいし
Broooock
ともりを幸せにしてくれるから、2人は付き合うべき…
きんとき
……楓!
燈
私も、碧生さんのことが好きだよ
燈
私なんかには勿体ない相手だけど…
燈
碧生さんと居ると楽しいし、ドキドキする
Broooock
そっか…だったらさ
燈
はい、だから……
燈
…私、碧生さんと付き合いますね。
きんとき
なんで……((ボソッ
Broooock
…良かった。これで、僕は大丈夫
きんとき
ねぇ、燈!なんで…!
燈
(私は…本当に、全部好き)
燈
(私は、2人のことが大好き)
燈
(…だから。私は)
燈
それで、楓さんとも付き合う!
燈
(普通なんて…もういらない!)
きんとき
…………は?
Broooock
え…………?
燈
碧生さんと付き合って、楓さんとも付き合います!
燈
今回はここまで
燈
ありがとうございました!







