バッシャーン
ク
ラ
ス
smsyu
大人
大人
メ
イ
大人
ト(複数)
smsyu
rmくんにノート返しにいかないとな....
俺はいじめられている。
何がきっかけだったかなんて覚えてない。
そもそも心当たりもない。
いじめが行われるのは教室内だけ。
先生は全員知っている。
知った上で、面倒ごとを嫌って見ないふりをしている。
なんなら担任は一緒になっていじめてくる。
いじめは、一つのグループを除いて、他のクラスにも、他の学年にも知られていない。
一つのグループというのは、俺の元友達がいるグループだ。
クラスは違ったけど、委員会が同じで仲良くなった。
仲良くなってからしばらくして、いじめられていることを相談した。
だけど、そいつが真面目に聞いてくれることはなかった。
それどころか、冷やかされてからかわれて、挙げ句の果てには集団でいじめてくるようになった。
それ以来、rmくんという友達ができたけど、そのことを忘れない限り、俺がいじめの話を口にすることはないだろう。
おまけに親は放任主義の上を行く人間。悪い意味で。
いじめに加えて、俺は育児放棄もされている。
母はろくに働かずにずっと家で食って寝て酒飲んで。
父は仕事人間。
家に帰ってくる日なんて、1週間に一回あればいい方だ。
長いのだと、半年帰ってこないこともあった。
母とはほとんど会話をせず、生活費だけを置いてすぐにまた出て行く。
愛してほしいなんて願うのはもうやめた。
昔は褒めてもらおうと必死に勉強してたっけ。
それが無理だと気づいたのは小3の時。
流石に早かったな、と自分でも思う。
こんなに誰も助けてくれないなんて、前世で大量殺人でもしたんかな....w
あ、そんなことよりノート.......
smsyu
rmry
smsyu
rmry
smsyu
rmry
smsyu
一応とってないこともない。
だけど、破られたり水浸しになるから学校に持ってくるノートは基本的にダメになる。
だから、教科担任が同じ先生の教科だけはrmくんにノートを借りて家で写させてもらっているというわけだ。
まあ真面目にノートとったところで何かなるわけでもないけど。
smsyu
なんだかんだでやっと思いついた必死の言い訳。
rmry
それになんの疑いもなくツッコミを入れてくるrmくん。
smsyu
rmry
smsyu
rmry
arm くんは成績がいい。
でも、あまり勉強ができない人を見下したりせず、課題をやる手が止まっていたらわかりやすく教えてあげている。
誰にでも優しく接する反面、いたずら好きというギャップも兼ね備えていて、男女ともに人気だ。
その人柄は先生からも評価されていて、来年にはこの学校の生徒会長だ。
それに比べて俺は______
いや、やめよう。
あんなに高い場所にいる人と比較したって傷つくだけだ。
常に傷つき続けるんだから、自分くらいは自分を大事にしないとな。
テニスコートデス
とったところでどうしようもないノートをなんとなく埋めていたらあっという間に1日が終わった。
今日も散々だったな。
特に数学の時間。
担任の授業は本当に躊躇なくいろいろとやってくるから大変だ。
今日は黒板消しを投げられたのが1番大変だった。
まあ、柔らかい方が当たったから粉が舞うだけで痛くはなかったけど。
前は硬い方の角が当たったからその時よりはマシかな。
今すぐ帰ってしまいたいところだけど、放課後は部活がある。
とは言っても、部活はそこまで苦じゃない。
それどころか1番落ち着いていられるところとも言えるかもしれない。
所属しているのはテニス部で、部員はたったの3人。
大会には出場しないし、顧問もいない。
言わば同好会みたいなものだ。
テニス部は俺、rmくん、srくんの部活だ。
srくんは一年生で、rmくんとは幼馴染だ。
俺とも敬語は使わないくらいの仲で、rmくんほどではないけど仲がいい。
srnk
smsyu
顧問がいないから3人でネットを挟んでボールを打ち合うだけ。
3人だと2人が試合をして、1人が得点係をやってちょうどだ。
でもrmくんが強いから、たまにsrくんとペアを組んで2対1でやったりもする。
.........昔は、楽しかったのにな。
ここにいると楽なのは変わらないけど、楽しいとは感じなくなった。
俺、なんで生きてるんだろう.......
srnk
smsyu
rmry
俺の顔の方へ飛んできていたボールを、俺の顔とボールのわずかな間にラケットを入れて弾いた。
srnk
srnk
rmry
srnk
rmry
smsyu
smsyu
rmry
smsyu
srnk
smsyu
rmry
rmry
smsyu
rmry
smsyu
言っても、いいの.....?
ちゃんと、聞いてくれる......?
聞けなかった。
喉でつっかえて、言葉が出てこない。
smsyu
smsyu
smsyu
srnk
異常を感じたsrくんが、俺の背中をさすってくれる。
あーあ、
このままずっと、言えないんだな。
『この憶病者め。』
そう思いだした瞬間、どんどん視界が狭まっていくような気がした。
どんどん周りの音も聞こえなくなっていって、深くて黒い場所に沈んでいくみたいな感覚。
かなり深いところまで沈んだ感覚を体験したあと、ふと涙が止まり、呼吸も落ち着いていた。
srnk
smsyu
smsyu
smsyu
srnk
smsyu
rmry
そう、全部大丈夫だ。
死んじゃえば、ぜーんぶよくなるじゃん。
まあ、それはあくまでも“死ねるなら”の話だけど。
明日やることなんて目に見えてる。
屋上行って、飛べるところまで行って、結局怖くて、他のクラスの誰かに見つかって、引き止められて。
何か質問されて、怯えて何も言えなくて、ただ泣くことしかできない。
四面楚歌、的なやつ?
ちゃんと勉強してないからわかんないわ...w
rmry
srnk
rmry
srnk
rmry
srnk
rmry
rmry
srnk
rmry
srnk
rmry
srnk
rmry
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smsyu
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srnk
srnk
srnk
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srnk
rmry
srnk
rmry
srnk
rmry
srnk
rmry
srnk
rmry
今日は早めに寝よう。
多分布団の中で色々考えちゃうし。
........ってあれ?僕、なんでsyuさんがいじめられてるって知ってるんだろ......
何も聞いてないし、何も見てないのに......
でも、そんなのどうだっていい。
絶対、syuさんに伝えるんだから。
ほんとにきちゃったなー.......
早く死のう。
どうすることも、できないんだから。
昨日の夜、布団の中でいろいろな未来を想像してみたけど、やっぱり生きる気にはならなかった。
そしてわかったことがあった。
それは、死ぬ以外に俺に救いはないってことだ。
何を聞かれたって、話せない俺には無意味だから。
止められたって、どうすることもできない。
そんなことを思いながら、屋上の端の段差に立った。
smsyu
足が、震える.......
前に出るだけ、前に倒れるだけなのに、
怖い、怖いよ.......
やっぱりこうだ。
足がすくんで動けなくなった俺は、ゆっくりその場にしゃがみ込んだ。
あまりの恐怖に涙も出ない。
どうしたらいいの.......
誰か、
smsyu
誰もいない中で絞り出した声。
無意味だってわかっているのに、
俺は思いっ切り目を瞑った。
あ、いた。
今にも落ちそうなところでうずくまってる。
僕が屋上に来たことにも気づいてないみたいだ。
僕はsyuさんの真後ろに来た。
やっぱりsyuさんは気づかない。
syuさんの肩は震えていた。
その震えを押さえつけるように、僕はそっとsyuさんの肩に触れた。
smsyu
小刻みに震えていたのが急にビクッと跳ね上がる。
smsyu
すごく怯えた目で僕を見つめてくる。
srnk
smsyu
やっぱり、話せないんだな、
それなら、行動するしかない。
そう思い、僕はsyuさんの横に立って、Stu さんに手を差し出した。
srnk
smsyu
srnk
smsyu
少し躊躇っていたが、数秒たってからそっと手を伸ばしてきた。
それも、立ち上がりながら。
立ち上がりながらというのは、あえて手の位置を高くして、立たないと掴まれないようにしていたからだ。
そして、syuさんが手を握ったタイミングで僕も強く握り返し、
自分の身を空中に投げたと同時に、syuさんの体を手を引いて引き寄せ、抱きしめた。
smsyu
空が、すごく綺麗だな。
srnk
smsyu
srnk
srnk
“次”の意味。
不思議と理解していた。
srくんの手、震えてる。
俺は、さっきのsrくんよりも強く手を握って、
今できる限りの最高の笑顔で、srくんを見た。
コメント
2件
うわああああ好きいいいいい マジやばい … 自分の中にストレートパンチされたくらい性癖に刺さった。 めっちゃ最高です !! 神作やなぁ …
やばい、やばぁぁい!最後すぎるー!!もう、どうやったらこんな神作が、かけるのか不思議すぎる!!