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人の声がする 。
感嘆 、 叫び 、 嬌声 、 、
様々な感情が入り交じる場所 。
でも 、 自分の立場によっては何の 思いを抱く事も許されない場所 。
男に産まれた俺は 、 そことは無関係だと信じ切っていた 。
mob .
奴隷商人 。
mob .
奴隷商人 。
奴隷商人 。
男が若い女の手を引く 。
それを拒否する女 。
俺達の街では 、 今一ヶ月に一度行われる城の“奴隷狩り”が行われていた 。
奴隷と言っても 、 上の奴らが顔の良い女を集めまくってメイドにする 。
それ以上の事はそこで働き始めないと分からないらしい 。
赤 。
ばん っ と銃声が響き渡る 。
茶色に塗られたタイルに滴る赤い血の出処を目で追えば、先程迄元気に反抗していた筈のただの屍が沢山 。
赤 。
冷酷 、 そう言われれば御終いだ 。
此処では他人の心配等する余裕何て無い 。
蒼 。
赤 。
此奴は同居人のいふ 。
結構スパダリな所もあるが 、酒を 呑むとばぶに豹変する 。
蒼 。
赤 。
蒼 。
赤 。
蒼 。
蒼 。
赤 。
奴隷商人 。
奴隷承認がぶつかった様だった 。
其の儘通り過ぎれば良い物を 、 態々道の端に寄っていた俺達の方へ 来たのだ 。
それが妙に腹立たしくて _____
蒼 。
奴隷商人 。
赤 。
男の拳が顔に振るわれる 。
反射で目を瞑った 。
だが 、 俺の身体に痛みはなかった 。
代わりに聞こえたのは 、
？ ？ ？
空気を斬るような舌打ちと 、 不機嫌そうな声 。
奴隷商人 。
するといるまと呼ばれた男は大きく 息を吐き出した 。
紫 。
奴隷商人 。
紫 。
周りを見渡す黄色の目 。 やけに鋭く 、 俺に視線が止まった時肩を震わせてしまった 。
紫 。
赤 。
目を逸らすが 、 顎を右手で掴まれ 視点を合わせられる。
赤 。
蒼 。
慌てて間に割って入るいふ 。
紫 。
蒼 。
蒼 。
紫 。
紫 。
赤 。
ぐいっと手を引かれ 、 体制を少し崩してしまう 。
何だ此奴 、 何がしたいんだ 。
蒼 。
ドスの効いた低い声が広場に響く 。
紫 。
紫 。
紫 。
奴隷商人 。
偉そうに命令すると 、 再度俺の手を引いて街外れへと歩き出す。
赤 。
蒼 。
紫 。
赤 。
後頭部に痛みを感じた。
次第に視界はぐらついていって ……
赤 。
目を覚ますと 、 全く見覚えのない 場所に居た。
コメント
6件
続きが気になる！
わ~っ…超時差コメ失礼です…… まさかの蒼くんが出てくると思いませんでしたｯ！！この絡みも好きなんです♡♡( ( 紫くんも偉い人なんだろうけど街に1人で心配になって来ました……笑
