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どこを見ても白ってゆーとるけどテキストの文字は黒で考察捗っちゃう
サンタマリアってなんやっけ…聞いたことあるんやが、(
…病院みたいだ。
パリン、とフラスコが割れた。
いつも薬の匂いで充満していて、 新鮮な空気を吸うと逆に違和感を覚えるくらいだ。
代わりにと花瓶を用意してみたものの、花の青臭い匂いが頭を麻痺させるだけだった。
どこを見ても白。つまらない。
薬を、飲みすぎた。 熱病にかかったみたいに思考が曇っている。いや、むしろ、鮮明だ。
頭の中の友達。
いつも友達が言うんだ、医者になれ医者になれ医者になれ医者になれ医者になれ
彼は馬鹿だよ。人を見下して馬鹿にするくせに自分のことも貶してるんだ。きっとそうだ。
まあ、そんなことには惹かれるんだけどね。
薬を飲みすぎた!
邪魔な光、いらないいらないよ。
駄目だった。
お母さん、僕ね、父さんが憎いんだ!
そりゃ生みの親だよ、それは重々承知してる。
でもなんでお母さんはあんな人と結婚をしたんだろう?
あんな人なんて… あんな人なんて。
どうせならお母さんと結婚するなら僕がよかったな。あんな人じゃなくて。
知ってる?父さんはね、アイツと知り合いなんだよ。
どうしようもないエゴイスト。自分が断罪人になれると勘違いした自称芸術家。
死が芸術なんて冒涜だ。
死に近づこうとしているのに自分の身は使わない卑怯な奴。
アイツのエゴで無辜の民が死んだ。
まあ彼は、それに比べたらマシかもしれない。
だから僕はその点でも父さんが嫌いなんだ。たとえ出会うのが避けられないことだったとしてもね。
彼は友達だよ。 今も昔もそうだったじゃない?
嗚呼、僕だけの神様。
サンタ・マリア。
彼はそれが分かっていない。 どうしてあれに執着するんだろう?
まあ、それを言ったら、どうしてそんなに執着するんだと返されたけど。
お母さん、僕は研究家になったんだよ。
白痴にはなってないよ。
僕はね。ねぇ、お母さん。
薬を作ったんだよ。 失敗作だったけど。
上手く行けば僕の夢が叶うはずなんだ。
だからさ、それまで待っててよ。 飽きる程の時間だと思うけどね。
ねぇ、ねぇ、聞こえてるよね?