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小鳥遊
私は個人で絵のモデルをやっている。
小鳥遊
でも今回は、いつもとちょっと違うお仕事。
小鳥遊
デパートにある美術館での催しのお手伝いなんだけど、
小鳥遊
私の仕事は、なんと、マネキン。
小鳥遊
本物のマネキンの中に、こっそり人間が紛れ込むという芸術の、
小鳥遊
マネキン役をすることになったのだ。
小鳥遊
ふぅ……
同級生
緊張してる？
小鳥遊
（同じバイトに申し込んだ同級生だ）
小鳥遊
（彼女はもうすっかり慣れた様子だなぁ）
小鳥遊
うん……だってさぁ……なんか恥ずかしい……
同級生
人がたくさん来るからね。
同級生
でもいいじゃん、服着てるんだし
小鳥遊
うーん……そういう問題じゃないと思うけど……
小鳥遊
確かにいつものヌードモデルみたいに裸になるわけではない。
小鳥遊
だけど、マネキンだとばれないよう、長時間じっとしてなきゃいけない。
小鳥遊
これがけっこう緊張するんだ。
同級生
まあまあ。リラックスだよ
小鳥遊
そうだよね……。がんばる！
小鳥遊
こうして、私の初めてのアルバイトが始まった。
数時間は何事もなく進んだ。が…… 続く。
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作品ページ
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